総合的な学習の時間とは

自分を取り巻く人・物・事と積極的に関わりをもつことを通して自らの生き方を見つめ直し、将来を生きることについて考えさせる。また、様々な人と接する中で、社会性を身に付けさせ、思いやりや奉仕の心を育て、よりよい社会づくりに貢献しようとする気持ちを育てることを目標として、この時間を運用しています。
 3年間を通して「地域とかかわり、地域を知り、地域に貢献する」をテーマに、つながり(共生)を意識した学習活動を展開していきます。その内容は、

◎ 1年生 「地域の人と関わろう」
○ 職業について身近な人から話を聞くことにより、仕事や働くことについて興味・関心を持てるようにします。
○ 企業の方を講師としての職業講話を聞き、2年生で行う職業人体験学習への意識を高めます。
◎ 2年生 「身近な人や地域の職業を知ろう」
○ 修学旅行の班別研修に向けて、公共交通機関を利用した班行動の班計画を立て実践する中で、協調性を高めたり、
 公衆道徳やマナーを学んだりすします。
○ マナー講座を通して、しっかりとした立ち居振る舞いを知るとともに、日頃から実践させることで、職業人体験学習
 や受験に対して自信をもって取り組める対応力を身につけます。
〇 地域や県内の事業所へ出向き、3日間、仕事を体験します。「働く」体験を通して、その意義を知り、喜びや苦労を
 実感します。地域にある事業所で活動することにより、地域に親しみ、地域の一員としての役割を果たします。
◎ 3年生 「地域・社会に貢献しよう」
○ 修学旅行を通して、自ら立てた計画(班別行動)や約束を実践する中で、責任感や判断力、自主自立の精神を培いま
 す。
〇 地域貢献活動として、地域の方々と共に地域の清掃活動を行うことで、感謝の気持ちを伝えます。

なお、本校の総合的な学習の時間は「関わり」をキーワードとしていますので、「RT= relational(関わり)time(時間)」と呼んでいます。

A:対人関係
あいさつ、電話のかけ方、インタビューの仕方、手紙の書き方(依頼文、 礼状等)
B:調査関係
図書館の利用の仕方、辞書の使い方、情報処理・表や図の読み取り方、 インターネット等の使い方
C:発表・表現
レポートのまとめ方(新聞作り、グラフの作成等)、プレゼンテーションの仕方

桃花台地区、篠岡地区の豊かな自然を守り、人と生物が共存できる地域をめざして、地元の愛林会の方々の指導を受けながら、里山保全活動と地域緑化活動を行います。春には、「特定外来生物」であるオオキンケイギクの駆除・処分作業。秋から冬には、竹林整備活動を行い、地域社会に貢献する取り組みをします。