最新更新日:2024/06/08 | |
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「キャリア教育」を考える〜職業人体験(2)〜
前回に引き続き、「職業人体験」についての想いの2回目です。
無事に3日間の職業人体験を終えた子供たち。 少し頼もしくなっていることと思います。 3日間で感じたいろいろなことをレポートにまとめて冊子になったものを、読ませてもらったことがあります。 みんながんばったんだな〜と思いながら読んでいましたが、ちょっと気になることが出てきました。 多くの生徒が「生きるため(生活のため)に仕事をしなくてはいけないということがよくわかりました」という感想を書いていました。 「生きるための仕事」 それは、まさしく、キャリア教育が目指しているところだろうし、きっと正しいのだと思います。 実際に、私たち大人は、生活の糧を得るために仕事をしています。 でも、子供たちの感想からは「生きるために”仕方なく”仕事をしていかなければならない」という気持ちがチラチラと見えるのです。 これには、とても残念な思いがしました。 たしかに、「仕方なく」という部分は存在します。そう思いながら仕事をしている人は山ほどいるでしょう。 でも、中学生の子供たちに、今の段階から「仕方なく」とあきらめてほしくないのです。 中学生の時に、将来なりたい職業は?と聞いても「わからない」と答えるのは普通のことです。選択するほどの知識も経験もありませんから。 だからこそ、自分はどんなことがしたいのだろうか、とたくさん考えて、たくさん経験して、たくさん悩んでほしいなと思います。 そうやって、将来の夢が見つかれば、その夢に向かってがんばれるし、夢がかなえば、それは「仕方なく」やる仕事ではなく「楽しい」仕事になるはずです。 そんな「好きで楽しい仕事」が出来る人は、ほんの一握りかもしれませんね。 でも、挑戦もしないで、最初からあきらめてしまうのは、とてももったいないことだと思います。 時代はどんどん新しい方向へ流れていきます。 今までは仕事にならなかったようなことでも、子供たちが新たなビジネスとして確立していくかもしれません。 そんな風になればいいな、と楽しみにしています。 |
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