最新更新日:2024/05/12 | |
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「命の授業」に想う(3)
子どもたちに伝えたい「命」の話の3回目です。
先日、あるお笑い芸人が関係した「妊娠・中絶」の話が報道されていました。 メディアの記事からすると、残念ながら、どうやら事実のようでした。 その記者会見で「笑い」が起きるなど、軽く扱う雰囲気に違和感を覚えた、という批判がネット上でされているそうです。 そんなニュースに考えさせられていた時に、学校HPで「命の授業が行われました」という記事を見ました。 (命の授業 12/18) そして、今、親としての想いを子どもたちに伝えなくては、と思いました。 中学生は、すでに「どうすれば子どもができるか」ということは、学校で学んで知っていますね。 とても神秘的な、さまざまな偶然が重なって、奇跡といってもいいような確率をくぐり抜けて、子どもは生まれてきます。 大切な、大切な、命であることも、理解していることと思います。 思春期の子どもたちですから、行為そのものに興味があるのは、当然でしょう。 子どもたちのまわりには、性行為に関して、さまざまな情報があふれています。 それらを全て排除することは不可能ですし、正しい知識を得るために、上手に活用してもらえるなら、それらの情報も必ずしも悪ではないと思います。 ただ、興味本位の行為によって、どのような結果を招く恐れがあるか、ということは、伝えておくべきだと思います。 月経のある女子中学生であれば、誰でも妊娠する可能性はあります。 しかし、まだ身体がきちんと成長しきっていない中学生では、妊娠することはとても危険なことでもあります。 成人女性であっても、妊娠は安全なことではないのです。 また、望まない妊娠の結果、人工中絶に至るとすれば、それはさらに危険を招く恐れがあります。 若いころの人工中絶が原因で、その後妊娠できなくなってしまうリスクも否定できません。 さらに、妊娠がわかった時点で、子宮の中では「命」が育っています。 人工中絶は、その命を奪うことにもなります。 さまざまな理由があるにせよ、その選択をした場合には、罪悪感にさいなまれることになるでしょう。 このように、望まない妊娠は、身体も心も傷つけることになります。 人工中絶が悪い、というつもりはありません。 やむにやまれない事情があり、どうしてもその選択をしなければならない人が、現実にはいます。 それに、望まない妊娠であったかもしれないけど、その後出産されて、立派に子どもを育てておられる方もいらっしゃるので、そのことを否定するつもりはありません。 そして、男性が悪いとか、女性が悪いとか、どちらが悪いというつもりもありません。 問題の原因は、男女どちらにもあるのだと思います。 ただ、我が子をそんな危険な目に遭わせたい、そんなつらい思いをさせたいと思う親は、一人もいないと思うのです。 そうさせないために、正しい知識を伝えること、少なくとも、避妊の必要性については、教えておきたいですね。 さらに、避妊すれば何をしてもいいのか、ということについても、少し書きたいと思います。 先ほども書きましたが、中学生の子どもたちは、行為そのものへの興味が強いので、簡単に一線を超えてしまうこともあるかもしれません。 それは、ある意味、本人の気持ちしだいなので、私たち保護者がどうすることもできない部分ではあります。 でも、ひとつだけ伝えておきたい言葉があります。 「そこに”愛”はあるのかい?」 昔、流行ったドラマのセリフです。 お互いを大切に思える気持ちが持てるかどうか、よく考えてほしいと思います。 安易に行為に走った結果、何か問題が起きてしまったとき、自分たちで責任が取れるのかどうか、よく考えてほしいと思います。 きれいごとばかり言って・・・、考えが古臭い・・・、と笑われるかもしれませんね。 いつかきっと、子どもたちは性行為を経験して、大人になっていきます。 そのときに「自分の命も他人の命も大切にできる人」になっていてほしい、と心から願っています。 そうすれば、しっかり自分で考えて行動ができる人になっているだろう、と信じています。 必要なことはしっかり伝えて、あとは子どもを信じて、見守っていきたいですね。 |
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