最新更新日:2024/05/12
本日:count up1
昨日:10
総数:156329

「キャリア教育」を考える〜職業人体験(1)〜

昨日の「キャリア教育」を考えるに関連して、「職業人体験」についても考えてみたいと思います。


小牧中学校では、2年生が3日間の職業人体験を行います。

学年の生徒全員が参加するため、小牧中のように生徒数が多い学校では、たくさんの体験先が必要になります。

受け入れていただける企業を探すのは先生方の役目ですが、とても大変な仕事だと思います。

受け入れ側にしてみれば、生徒の指導のために誰かが付いていないといけないですし、その期間中はほとんど仕事にならないでしょう。となれば、受け入れに消極的になるのは当然です。

職業人体験の理念には大賛成だけど、うちで受け入れるのはちょっと・・・という企業がたくさんあるだろうと思います。

そんな中で、快く受け入れて下さる企業の方々には、保護者からも心から感謝の気持ちをお伝えしたいですね。


子供たちは、たくさんの体験先から、いくつかの希望を出します。

しかし、全員が自分の希望先に行けるとは限りません。

第3希望まで出しますが、最終的にはそれでも希望がかなわず、希望とは全然違う体験先へ行くことになる子供もいます。

そんな場合は、苦痛の3日間になってしまうかもしれません。

もしうちの子がそうなってしまったら・・・そんなのかわいそう!なんとかしてよ!と思うのが親心ですが、ちょっと視点を変えてみませんか?

全く希望していなかった体験先で、最初のうちは「いやだなぁ」と思うでしょう。

でも、もしかしたら、やっているうちに「へぇーこの仕事はこんな風なんだ」「意外とおもしろいじゃん」という気持ちになるかもしれません。

そうなれば、苦痛の3日間も、楽しい3日間に変わりますよね。

大人の先輩である旭さんがおっしゃっていたように、「仕事の好きなところをさがす」ということを、ぜひ実践してほしいと思います。
(旭賢司さんから「未来の大人たちへ」 8/1)


2年生の保護者の皆さん

来年の1月には、お子さんたちが職業人体験に行きます。

その時には、子供たちが楽しい3日間を過ごせるように、ぜひ力を貸してあげて下さい。

「イヤだなぁ」と言っている子供に、「なにか新しい発見があるかもよ。教えてもらって覚えたことを、うちに帰ったら私たちにも教えてね」と言葉を掛けてあげて下さい。
そして、3日間を乗り切った子供を、たくさんほめてあげて下さいね。

来年のことなんて、少し気の早い話だと思われるかもしれませんね。
時間はあっという間に過ぎていきます。心の片隅に置いておいてもらえるとうれしいです。


兒の森で「夏空」こんな青空と出会えるのもあと少しです@趣味'sブログ

画像1画像2

「キャリア教育」を考える

画像1
夏休みも残り2週間あまり。 明日は出校日ですね。

生徒の皆さんは、今ごろ、目の色変えて夏休みの課題をやっているのでしょうか?
それとも、計画どおりに終わらせて、余裕な時間を過ごしているのでしょうか?

久しぶりに会える友達、楽しみですね。


今日は、「キャリア教育」について考えてみたいと思います。

先日の旭賢司さんからの「未来の大人たちへ」
また、先日開催された「第1回 親子で学ぶ夜の小牧中学校 【対談】親子で学ぶ夜の小牧中学校(紅雀と校長)その3」など

これらの学校HPの記事は、「キャリア教育」というキーワードでつながっていると思いました。


文部科学省のホームページには、キャリア教育について、次のような文章が掲載されています。


*****文部科学省のHP「キャリア教育」より引用*****

「今、子どもたちには、将来、社会的・職業的に自立し、社会の中で自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現するための力が求められています。

この視点に立って日々の教育活動を展開することこそが、キャリア教育の実践の姿です。

学校の特色や地域の実情を踏まえつつ、子どもたちの発達の段階にふさわしいキャリア教育をそれぞれの学校で推進・充実させましょう。」

*****引用ここまで*****


最近は、急激に時代が変化してきて、以前のような働き方(終身雇用)ではなく、フリーターや派遣労働者が、とくに若い世代に増えています。

そんな時代を生きる「未来の大人たち」には、社会人として働くことへの関心や意欲を持ってもらい、しっかり自立して生きる力を養ってほしい、それを学ぶことがキャリア教育なのですね。


小牧中学校では、総合的な学習の時間「創」の中で、このキャリア教育を取り上げていますね。
以前、PTAの部屋でも「創」の時間について記事にしました。
(「正門からどうぞ」のおはなし その2 7/30)


「働く」ということは、どういうことなのか?

まずはそれを考えるところからスタートですね。

私たち大人も、この問いに対する明確な答えを持っているわけではありません。

きっと、それぞれの人が、それぞれの考えを持っていることでしょう。

だとすれば、いろいろな大人の、いろいろな意見を、子供達には聞いてほしいと思います。

たくさんの意見の中から、子供自身が考え、その子なりの答えを見つけてほしいと思っています。


学校は、そのために様々な機会を提供してくれています。

「創」の授業はもちろんのこと、ホームページで「未来の大人たちへ」や「親子で学ぶ夜の小牧中学校」を立ち上げて下さいました。

これらの記事の中には、子供たちへのキャリア教育のヒントがたくさん散りばめられています。


親子で一緒にこれらの記事を読みながら、保護者の皆さんの「働くということ」についての思いを、お子さんにぜひ語っていただきたいなと思います。

「夜の小牧中学校」で大人の学び (おまけ)

画像1
「第1回 親子で学ぶ夜の小牧中学校」での大人の学びの「おまけ」です。


実は、紅雀さん、コマーシャルに出演されています。


上方の落語家さん100人に聞きました。
「急須で入れた緑茶にもっとも近いのはどれ?」



コマーシャルは、あっという間に終わってしまうので、僕が出演していることになかなか気づいてもらえない・・・と、紅雀さんは嘆いておられました。

あえて、お茶の名前は書きませんが、ご存知の方は多いと思います。
興味を持たれた方は、インターネットで検索して見て下さいね。

このコマーシャル、とてもよくできていて、見ていると「なるほど。このお茶はそんなにうまいのか」と思ってしまいます。

でも、コマーシャルの中で「一番おいしいお茶はどれ?」という聞き方をしているわけではありません。

急須で入れた緑茶 = おいしい

日本人の感覚をよく理解して、上手に取り入れていますね。


落語だけでなく、コマ―シャルの作り方まで、紅雀さんからはたくさんのことを学びました。
ありがとうございました。


※写真は、お茶のホームページ(日本コカ・コーラ株式会社)から引用しています。

「夜の小牧中学校」で大人の学び (2)

画像1
「第1回 親子で学ぶ夜の小牧中学校」での大人の学びの2回目です。
前回は、落語家の芸について、学んだことを書きました。

今回は、職業としての落語家について、学んだことを書きたいと思います。


●落語家の修行

弟子入りするには、直接押しかけるのですね。
それも、本人の気が済むまで何度でもOK、というところがいいですね。

普通の就職で採用試験に落ちたら、何度でも挑戦することはしません。
そういう意味では、本気でやる気のある人には開かれた世界なのかもしれません。
実際は、紅雀さんのようにガッツのある方は少ないのでしょうが。

弟子入りが許されると、師匠のお宅に住み込みです。
そうなると、24時間ずっと師匠と一緒、ということになります。
中には、イヤになって出て行ってしまう人もいるのでしょうね。

紅雀さんもおっしゃっていましたが、師匠の奥様がエライ!と思います。
師匠が弟子入りを認めた人なら、文句も言わず受け入れる・・・なかなかできることではないと思います。
偉大な芸人には、偉大な奥様が付いている、ということなのでしょうね。


弟子にお財布を預ける、というのも驚きでした。
「信頼しているよ」「信じているよ」という気持ちの現れなのでしょうが、そこまでできる人は、あまりいないですよね。

師匠の器の大きさもさることながら、それを受け止める弟子に、その信頼に応えようとする気持ちがなければ、うまくいかないでしょう。
素晴らしい師弟関係を教えていただきました。


稽古の付け方にも、いろいろあるそうです。

枝雀師匠は「口伝」で稽古をされた、というお話しでした。
言葉で言われたことを、その場で覚えるのは、とても難しいでしょう。
紅雀さんも「稽古の後で、必死にノートに書き写した」とおっしゃっていましたが、陰でたくさん努力をされたことだろうと思います。

私たちも、人の話は聞いただけでは覚えられないし、すぐに忘れてしまいます。
大事だと思うことは、やはりメモを取る習慣を身に付けたいなと思いました。


●落語家という職業

落語家さんは、いわゆる芸能人ですね。

ですから、売れっ子かそうでないかで、収入も全然違うそうです。
当然、テレビなどでよく見る有名な落語家さんたちの年収は相当なものですが、そうでない場合は、落語の収入だけでは生活できないことも多いようです。

弟子入り修行中は、師匠のお宅で「衣食住」は保障されていますが、独り立ちすると、とたんに厳しい現実に直面するそうです。

それでもがんばれるのは、やはり「落語が好き」という気持ちがあるからなのでしょうね。
いろいろな苦労話をお聞きしていると、紅雀さんの人柄のすばらしさもあって、ますます応援したくなりました。


●落語家の身分

まず、東京と上方(大阪)では、身分制度が違うということは驚きでした。

東京では、簡単にいうと、以下のような仕組みになっています。

○見習い・・・師匠のお宅に住み込み、身の回りの世話など雑用をする。

○前座・・・師匠から名前をもらえる。師匠宅での雑用以外に、寄席での雑用も加わる。たまには前座を務めることもできるが、お金はもらえない。

○二ツ目・・・ようやく一人前と見なされる。羽織、袴を着ることを許されたり、自分で落語会などを開くことも許される。落語でお金がもらえる。

○真打・・・「師匠」と呼ばれる立場になる。

一方、上方ではこのような仕組みがないとのことでした。

紅雀さんは、入門されてから18年になるということでしたので、立派な「真打」ですね。


本物の落語家さんから、生で落語を聴けて、直接お話しを伺うことができた、ということは、とても貴重な体験でした。
お忙しい中、ご来校いただいた桂紅雀さん、本当にありがとうございました。

参加して下さった大人も子供も、たくさんのことを学んだと思います。
今後の「親子で学ぶ夜の小牧中学校」が、ますます楽しみになりました。


【お知らせ】

第2回の案内が、学校HPに掲載されました。
案内チラシは、8/21(火)の全校出校日に生徒に配布される予定です。
次回は、とてもためになる内容です。
ぜひご参加下さい!

「夜の小牧中学校」で大人の学び (1)

画像1
8/5(日)第1回 親子で学ぶ夜の小牧中学校が開催されました。
この「PTAの部屋」でも、学校HPでも、その様子はアップされていますので、皆さんご覧になられたことと思います。
(新しいことが始まりました!〜親子で学ぶ夜の小牧中学校編〜 8/6)

この新企画の名称は「親子で学ぶ」となっています。
これには、校長先生の「子供だけでなく、大人も学びましょう」という意図が込められています。

そこで、第1回から大人が学んだことを書きたいと思います。


●落語の楽しさ

初めての生落語。ひとことで言って「楽しかった〜!」です。
参加していただいた皆さんが、同じように感じていただろうと思うのは、終了後に、皆さんが笑顔で会場を後にされた様子を見て、よくわかりました。

「落語を聴いて、情景が目に浮かぶ」という体験も初めてでしたが、とてもおもしろいなと感じました。

後になって、みんなが思い浮かべた「うどん屋さん」が、全然違うお店だったということがわかり、想像力の不思議さを実感しました。


●演じる

あまり気にしたことはありませんでしたが、落語家さんは、落語をされるときはメガネをはずすそうです。
顔の表情でいろいろな演技をされるので、メガネがあると、それが伝わりにくいということだそうです。

小道具として、扇子と手ぬぐいを使われますが、それらもいろいろなものに変化させて、とても効果的に使われます。

何人もの登場人物を演じ分けるため、それぞれの特徴を上手に捉えられていて、泣き方ひとつで、見ている側は、本当に女性や子供や若衆や老人に見えてくるから不思議です。
すごい芸だなぁと感心しました。


第1回の「大人の学び」はまだまだ続きます。

牧中ホームページはすごいんです!

画像1
学校ホームページのサーバーメンテナンスがあり、先週末から数日間アクセスができない状態が続きましたが、昨日から再開されました。
それに伴い、校長先生から「学校ホームページ再開にあたって改めて・・・」という記事がアップされました。
(学校ホームページ再開にあたって改めて・・・ 8/14)

記事の中で、校長先生が
なぜ学校ホームページで発信しているか。 それは、学校のことを分かっていただきたいという一心です。
と書かれています。


そもそも、学校ホームページは誰に向けて発信されているのでしょうか?

インターネット上で公開されていれば、誰でも学校ホームページを見ることができます。

しかし、発信者である学校側は、やはり保護者や地域の方々に見てもらいたい、という気持ちで作っていると思うのです。

なぜか?それは、校長先生の記事にあるように、「学校は保護者や地域と連携して、地域とともにあるべきだ」という考えに基づいています。


最近は、どこの学校でも、いちおうホームページを公開しています。

「いちおう」と書いたのは、学校により更新頻度に差があったり、公開している内容が偏っていたりと、作り手の温度差が感じられるからです。

また、ホームページの内容についても、「学校の日常(子供たちの活動の様子)」はどこの学校でもアップしていますし、PTAの活動の様子もアップされています。

子供の様子が知りたい保護者に向けてのホームページなら、それで十分と言えるかもしれません。

そうなると、子供たちの活動がない夏休みなどの長期休暇には、ほとんどホームページが更新されることはありません。

いつもはよくホームページを見ているよ、という保護者の方でも、更新されないことがわかっていれば、だんだんホームページから遠ざかってしまいます。

また、お子さんやお孫さんが学校へ通っていない地域の方には、あまり面白味のないホームページになってしまいますね。


我が小牧中学校の校長先生は、そのあたりのことをよく考えておられて、保護者だけでなく、地域の方々、さらに他校の先生や一般の閲覧者の方々にも興味を持っていただけるように、単なる「学校日記」だけでなく、さまざまなコーナーを用意して下さいました。

そのおかげで、日々のホームページアクセス数が1,000件を超えるという、学校ホームページでは考えられないような現象が起きています。

それだけ、いろいろな方々が更新されるのを楽しみにされていて、ご覧いただいているということですね。


皆さんは、ご存じでしょうか?
これだけ充実した学校ホームページを開設している学校は、全国的にも珍しいことなのです。

学校のことを知りたい保護者はたくさんいます。
その気持ちに応えていただける小牧中学校のホームページには、心から感謝しています。


そして、せっかくこんなすばらしいホームページがあるのですから、我々保護者も利用しない手はありません。

保護者の皆さんも、学校ホームページを通じて、小牧中学校をよく知っていただき、子供との会話のきっかけにしていただけるとよいと思います。


さらに、こんな情報がほしいな、という要望も、どしどし学校へ発信しましょう。

校長先生が記事の中で「学校ホームページには完成はありません」と書いておられますが、我々保護者も一緒になって、学校ホームページをよりよいものに作り上げていけるといいですね。

「大人の先輩からのアドバイス」に想う その6

旭賢司さんからの「未来の大人たちへ」への想いの2回目です。
(旭賢司さんから「未来の大人たちへ」 8/1)


仕事を好きになる努力


最近は、母親も仕事を持つ家庭が多いですね。
皆さん、ご自分の仕事は好きですか?

旭さんがおっしゃるように、この質問への答えが「はい」の人は、とても幸せなことだと思います。

「はい」の人が多ければ多いほど、幸せな人がいっぱい、ということになるのでしょうが、実際には「いいえ」の人の方が圧倒的に多いのでしょうか。


私たちは、好きか嫌いかに関わらず、生活の糧を得るためには、仕事をしていかなければなりません。

長引く不況のおかげで、思うような仕事に就けない人はたくさんいます。
それこそ、好きか嫌いかと選んでいる場合ではないのです。


そんな中、苦労してせっかく就いた仕事なのですから、嫌々やるよりも、少しでも楽しい気持ちでやりたいですよね。

そのためには、旭さんのお話しにあった「稼ぐためだけに働くのでは続かない。続けるためには、仕事の好きなところを探すのです」という言葉は、とても大切なキーワードです。


そして、これは、仕事についてだけの話ではなく、人と人の関係づくりにも言えることだと思いませんか?


縁あって一緒になったクラスメート、縁あって一緒に学校生活を送ることになった先生、縁あって一緒に仕事をすることになった同僚や上司、縁あって一緒に活動することになったPTAの仲間
・・・いろいろな縁で出会い、結ばれた仲間たちです。

そんな仲間たちと一緒に、楽しく過ごすために、「相手の好きなところを探す」ことを、いつも忘れずに心に留めておきたいですね。


【お知らせ】
ホームページのサーバー整備のため、8/10〜15の間、アクセスができなくなるかもしれない、という情報が入っています。
ちょうどお盆休みに入る方も多いと思います。
皆さま、楽しい休日をお過ごし下さいね。


ふれあいの森で、どんぐりの赤ちゃん成長中@趣味'sブログ
画像1画像2

「大人の先輩からのアドバイス」に想う その5

画像1
待望の「未来の大人たちへ」の第3回目は、旭陽自動車(株)の旭賢司さんの登場です。
(旭賢司さんから「未来の大人たちへ」 8/1)


「家業を継ぐ」ということ


おうちでご商売をされていない家庭では、ちょっとピンとこないかもしれませんね。

「子は親の背を見て育つ」という言葉のように、親が身近なところで仕事をしている姿は、子供に大きな影響を与えています。
子供は、憧れ、失望、反発、尊敬・・・いろいろな感情を持つことでしょう。


きっと、旭さんご自身も、ご両親の姿を見ながら、いろいろな思いを持たれたことと思います。

そして、家業を継ぐと決意され、その後、家業を継がれてからは、様々なご苦労をされてきたことでしょう。

そうやって、苦労して続けてきた家業を、できれば子供に継いでほしいという気持ちを持っても不思議ではありません。


一方で、親なら誰でも、自分がしているような苦労は子供にさせたくないという親心を持っています。

ですから、旭さんが(実際は奥様がおっしゃっていたそうですが)『やりたいことがあるならば、その道やその学校に進みなさい』とお子さんにいつも言ってきた、という気持ちは、どなたにもよくわかりますね。


家業を継げと言わず、好きなことをやりなさいとお子さんにおっしゃった旭さんの言葉に、親の強さを教えていただきました。


子供にとっては、一番身近な大人である親が「やりたいことがあるなら、思い切ってチャレンジしなさい。応援しているよ」というメッセージを送り続けてくれていれば、不安な気持ちはあるけれど、がんばってみようと思えるのではないでしょうか?


私たち保護者は、子供が迷った時、悩んだ時、いつでも「大丈夫。応援しているよ」と、そっと手助けができる存在でいたいですね。

【市P連】県P連 母親代表・役員・理事合同研修会

8/7(火)愛知県小中学校PTA連絡協議会主催の、平成24年度母親代表・役員・理事合同研修会が、愛知県教育会館で開催され、参加しました。

県内から各郡市P連母親代表と役員、県P連の役員と理事が参加しての研修会です。
暑い中、大勢が集まり、講演を聞きました。


●演題
「ケータイ&スマートフォン、これくらいは知っておこう!」
〜デジタル社会を健やかに生きる子供を育むために〜

●講師
ネット教育アナリスト 尾花紀子氏


我々が子供だったころは、アナログな時代でした。
しかし、今の子供たちが生きる時代は、デジタルが当たり前の時代になります。
そんな中で、子供たちは、我々にはない斬新な発想や感覚で、新たなビジネススタイルや仕組みを作り出しています。


ケータイ、パソコン、スマホ・・・すっかり我々の生活に取り込まれて、今ではなくてはならないツールになりました。
子供たちは、これらのツールをどんどん使いこなし、活用してます。
このようになくてはならないツールだからこそ、正しく使ってほしい、というのはすべての保護者の思いですね。


正しい使い方というのは「情報モラル」と呼ばれており、小中学校でも学習指導要領の改訂に伴い、情報モラルに関する授業を行うことになりました。

小牧中学校でも、1学期に愛知県警サイバー犯罪対策課の梅村さんをお招きして、講座を開催しています。
(サイバー犯罪防止講座 7/18)
(愛知県警サイバー犯罪対策課・梅村さんから学ぶ 7/23)


子供たちは、このような講座を通じて、「安易に使うと危険な目に遭うこともある」という認識を、少なからず持ってくれていると思います。

しかし、やはりそこはまだ子供です。
楽しいことにはどんどんはまっていくし、楽な方にどんどん流されていってしまいます。

そこをしっかり見守って、正しい方向へ導いてやるのが、保護者であり、先生であり、我々大人の役目だと思うのです。


今日のお話しの中でも、「ケータイを持たせるかどうかをきっかけに、親子でいろいろな話をして下さい」というアドバイスがありました。

親子で話し合いながら、「うちのルール」を作っていけるといいですね。


今日の講演では、デジタル社会の現状から、子供たちのケータイ事情、子供にケータイを持たせるときにどのようなことに注意したらよいか等々、とても役に立つ情報を教えていただきました。

今後、いくつかの記事にまとめて、順次アップしていきたいと思っていますので、お楽しみ。


画像1

新しいことが始まりました!〜親子で学ぶ夜の小牧中学校編〜

5月の終わりの「新しいことを始めるよ戦略会議」から生まれた新企画がついに始まりました!
(第1回親子で学ぶ夜の小牧中学校 8/5)

暑い中でしたが、予想以上に多くの方々に参加していただき、とても楽しく有意義な時間を過ごすことができました。

むちゃなお願いを快く引き受けて下さった桂紅雀さん(師匠とお呼びしたいところですが、ご本人が固辞されますので)
この企画の生みの親である玉置校長先生
事前準備から会場の設営と当日もキビキビと動いていただいた教頭先生、岩田先生、林本先生
そして会を盛り上げて下さったPTA役員の皆さん

すべての方々のおかげで、「夜の学校」がすばらしいスタートを切れたことを、心から感謝したいと思います。


昨夜は、初めて落語を聞くという方がほとんどでした。
ライブの良さがいかんなく発揮され、笑って、笑って、とても楽しく落語を堪能させてもらいました。
流れる汗、細やかに変化する表情、声の張り・・・ライブだからこそ感じられる一体感でした。


紅雀さんのポリシーは「人物を描く」ということだそうです。
話を聞いただけで、その情景が思い描ける。登場人物が思い浮かんで、動きが見える。そんな落語を心がけているそうです。

なるほど、紅雀さんの落語を聴いていると、うどん屋さんのお店の様子や、おいしそうにうどんをすする様子、湯気が立つできたてのうどんが見えてきます。
そうやって、知らず知らずのうちに紅雀ワールドに引き込まれていきました。


そして、昨夜は、子供たちもたくさん参加してくれました。
終わったあと「どうだった?」と聞いてみました。
うれしいことに「おもしろかった。落語って、ほんとにその情景が見えるんだね」という答えが返ってきました。

紅雀さんが、子供たちにもわかるようにと心を砕いてお話して下さったおかげで、こうして落語の楽しさが伝わったようです。


おそらく、みんなに見えていたうどん屋さんの情景は、大人と子供では違うものだろうと思います。
そういう想像力は、今まで見てきたもの、聞いてきたものによって変わってくることでしょう。

子供たちには、これからもいろんな経験をして、想像力の引き出しにいっぱいのピースを詰めていってほしいなと願っています。

画像1
画像2
画像3

【市P連】母と女性教職員の会 全国集会(3)

2日目は、分科会が開催されました。
全15分科会の中から、参加希望の分科会が選べます。
それぞれの分科会では、問題提起の発表があり、それについての様々な討議が行われ、教員と保護者という立場の違う人々が一緒に学びました。


【分科会一覧】
1. 乳幼児期から学童期の子育て
2. 小学生
3. 中・高生
4. いじめ・不登校
5. 性と生
6. 障害児の共生・共学
7. ジェンダー平等
8. 健康の問題
9. 食の問題
10. これからの教育
11. 社会保障
12. 平和
13. 環境
14. 女性労働
15. 母と女性教職員が手を結ぶ運動


2日間の集会に参加して思ったことは、「先生方はよく勉強していらっしゃるな」ということでした。

日々の多忙な業務をこなしながら、いろいろな研修会に参加されていて、常に新しいことに取り組む意欲を持っていらっしゃることが、討議を聞いていて感じられました。


最近、大津市のいじめ問題に関連して、先生の資質について議論されているのを、目にすることがよくあります。

一部の心ない教師がクローズアップされて、あたかも教師全体がそうであるかのような議論になることに対しては、注意して見ていかなければならないと思います。

少なくとも、我々のまわりにいる、多くの先生方は、教育に志を持って取り組まれている人がほとんどです。


無用な誤解を生まないためにも、学校はもっと開かれるべきですね。

学校の現状や、今取り組んでいること、こんな生徒を育てたいという方針などを、どんどん発信してほしいと思います。

私たち保護者も、学校に任せきりにしないで、子供を通して、学校を知る努力を忘れずにいたいですね。

画像1

【市P連】母と女性教職員の会 全国集会(2)

●8/1 全体会 その2


「原発災害と復興へのビジョン」と題して、鈴木浩先生(福島大学名誉教授、明治大学客員教授、元福島県復興ビジョン検討委員会座長)の講演がありました。

1. 東日本大震災とその時代的特質
2. 復興に向けての現状と課題
3. 復興政策に関わるガバナンスの問題点と課題
4. 復興へのビジョン
5. 浪江町復興計画策定に関わって
6. あらためて地域再生に向けて


今回の大震災は、日本が抱える様々な問題が浮き彫りになった災害でした。

疲弊する地方経済、機能しない政治、社会保障への不安など、今までは漠然とした不安として感じていたことが、現実として突きつけられました。


講演の中で、それぞれの問題の現状と課題についてのお話しがありました。

いろいろな人たちがいろいろな提言をしているのに、どうしてすぐに実行できないのかと、もどかしい思いを抱えている様子がよくわかりました。


こうした社会問題に関する話題は、難しくてわからないからと敬遠しがちですが、私たち大人は、もっと自分自身のこととして受け止めて、考えていく必要があるなと思いました。

このまま問題を先送りしていては、結局子供たちにそのツケを押しつけることになってしまいます。

まずは、関心を持って、いろいろな人の考えや意見を聞くことから始めてみようと思います。
画像1

【市P連】母と女性教職員の会 全国集会(1)

8/1(水)、2(木)日本教職員組合主催の「母と女性教職員の会 全国集会」が東京で開催されました。
小牧からは、小牧市教員組合の女性部長の先生と、市P連母親委員長の2名で参加しました。
愛知県下の各ブロックごとに、女性の先生と母親代表の方々が集合し、移動の新幹線の車中は、1両の3分の2ほどの大人数で、にぎやかな道中となりました。
2日間にわたるプログラムは、1日目に全体会、2日目に分科会となっていて、盛りだくさんの内容でした。


●8/1 全体会

さすが全国集会というだけあって、会場が満員御礼になるほど、たくさんの人々が集まりました。

開会行事では、昨年の東日本大震災を受けて、被災地からの報告がありました。

時間が経つにつれ、被災地の現状の報道が少なくなっています。
今回の報告は、日々の生活に追われる中で、ついつい被災地に心を寄せる余裕がなくなっていることに気づかせてくれました。

まだ多くの行方不明者がいて、たくさんの子供たちが仮設住宅に暮らし、不自由な生活を強いられています。

また、原子力発電所の事故のために、避難を余儀なくされ、除染がなかなか進まない中、家に閉じこもりがちな子供たちがたくさんいます。

先が見えない生活は、さぞ不安なことでしょう。
スライドで紹介された子供たちの笑顔を見ていると、せつなくて、やり切れない気持ちでいっぱいになりました。

私たちに何ができるのだろうか・・・考えても、簡単に答えが見つかる問題ではありません。

報告を聞く中で、強く思ったことは「忘れてはいけない」ということでした。

私たちが直接手助けできることは、何もないかもしれません。
しかし、いつも心の中に被災地のことを思う気持ち、そこに生きる子供たちを思う気持ちを持ち続けることはできます。

そして、家庭で、学校で、地域で、被災地のことを話題にすることで、ひとりでも多くの人々の心の中に「想い」を持ち続けてもらえるようなきっかけを作ることはできます。


保護者の皆さん、ぜひお子さんと、ご家族と、地震や津波のこと、原発や放射能のこと、いろいろな話をしてみませんか?

画像1

水の事故多発中。注意!!

画像1

昨日、一宮の木曽川で、中学生が川遊び中に溺れて、3人が亡くなるという痛ましい事故が起きました。


そのあたりの木曽川は、急に深くなったり、流れがきついということで、地元の人は泳いだりしないし、子供たちも遊ばせない、とテレビのニュースで近所の人がインタビューに答えていました。


こんな悲しい事故は、二度と起きてほしくありません。


すべての子供たちにお願いがあります。


軽い気持ちで川に入っては絶対にダメです。
浅そうに見えても、急に深くなっていたり、思いもよらないところで足をすくわれて、流されてしまうこともあります。


もし誰かが溺れてしまっても、決して助けようとして自分も川に入ってはダメです。
すぐに助けを呼んでください。
もし何か浮きの代わりになるもの(ペットボトルなど)があれば、それを投げ入れて浮力を助けることができます。


服を着たまま水に入ることはやめて下さい。
どんなに泳ぎに自信があっても、服を着たままでは上手に泳ぐことはできません。


危ない場所に近づかないのが一番です。


せっかくの楽しい夏休みです。
どうか、事故がないように十分気をつけて、楽しい思い出いっぱいの夏にして下さいね。

「正門からどうぞ」のおはなし その2

前回ご紹介した「正門からどうぞ」ですが、物語の舞台になっているころは、ちょうど「総合的な学習の時間」が始まった時期と重なっています。


今の中学生たちは、小学校に入学したころからあった「総合的な学習の時間」ですが、もう少し大きな、高校生や大学生の生徒たちにとっては、学校の完全週休2日制と合わせて始まった、新しい授業でした。

先生方にとっては、まったく経験のない「総合的な学習の時間」で、おまけに学習内容は、学校が決めることになっているため、どこの学校でもかなりの混乱があったことでしょうね。


小牧中学校では、「総合的な学習の時間」が完全実施になる前から、いろいろと準備をされていたようで、その時実験的に行った先生と生徒の取り組みについてのお話が本の中で語られています。
結果は、かなり予想外なことになったそうですが、実際にやってみたことで、課題が明確になり、その後の授業づくりにとても役だったそうです。

そんな紆余曲折の結果生まれた小牧中学校の総合的な学習の時間は、「創」と名付けられました。
そうです。今も続く、「創」の時間が、ここで誕生したのです。
内容も、多少の変化はあったかもしれませんが、ほぼ現在のままのようです。


●1年生
身近な職業について調べ、取材活動のために電話のマナーを学び、自分たちでアポイントを取って取材に行く。


●2年生
1年時に調べたいろいろな職業について、さらに学びを深めるために、実際に職場体験をする。


●3年生
1,2年時のさまざまな学びをまとめる学年。パワーポイントを使って、プレゼンテーションを作成し、発表する。


10年もの間、ほぼ同じ内容で授業が続いているということは、それだけ子供たちに必要とされる力を養うための実践的な授業になっているからだと思います。
相当な産みの苦しみがあったことでしょうが、すばらしい「創の時間」をつくり出していただいた当時の先生方に、拍手を送りたい気持ちです。


子供たちが卒業して、何年もたって、彼らが社会人になった時、「創の時間」で学んださまざまなことが役立つ日が来ることを、保護者として心から願っています。


キラキラ太陽の色のような、ふれあいの森の「コオニユリ」@趣味'sブログ
画像1画像2

「正門からどうぞ」のおはなし

画像1
皆さんは、小牧中学校が本を出版していたことをご存じでしょうか?
「正門からどうぞ −学校をひらく−」という本で、平成13年に発行されました。

この本が出版された当時の教頭先生は、なんと今、小牧中の校長先生です。
そうです、玉置校長先生なのです。
なんだか、とても不思議なご縁を感じますね。


先日の学校HPの「注文ボランティアがスタートしたころ」という記事の中で、文部科学省の研究指定を受けて、「−学校支援ボランティアとともに創る学校教育− 支援授業を通して育てる役立ち感は生きがい感」をテーマとして研究を進めた、というお話しがありました。
(注文ボランティアがスタートしたころ 7/24)

そのころの苦労話や、どのように実践されたのか等を先生方が、ご自身の言葉で語った本が、この「正門からどうぞ」です。


研究指定校は、2年間かけてテーマに沿った研究と実践を行い、最後には研究発表をして成果を披露しなくてはなりません。
ただでさえ多忙な先生方ですから、正直なところ、できればやりたくないなという気持ちを持っていたことと思います。
実際に、始めはそう思っていた先生方が多かったということも、正直に本に書かれていました。


しかも、テーマは「地域人材の活用」
地域の人に学校に来てもらおう、というイメージはわきますが、実際にどのように授業の支援をしてもらうのか、という具体的な内容を考えるのは、難しいテーマだったろうな、と当時の先生方のご苦労が偲ばれますね。

まずは、プロジェクトチームを作って、基本コンセプトを検討し、それを先生全員参加で実践するために、日夜話し合いを持った、ということでした。


そして、スゴイのは、地域の方に授業支援をお願いする、という考えを超えて、「地域の方に授業をやってもらい、先生がその支援をする」という形を実践したことです。
地域の方は、それぞれがその道のプロではありますが、教えることは素人です。
そこを、教えるプロの先生がフォローしながら、授業として成立させるためには、事前準備からいろいろと試行錯誤があったようです。


新しいことに取り組む中で、先生も生徒も、ぐんぐん成長していく様子がよくわかり、当時の先生方や生徒たちをうらやましく感じました。


この本は、小牧市立図書館(本館、東部、北里、味岡)にあります。
興味がある方は、読んでみてはいかがでしょうか?
ただし、一般書架には置いていないので、図書館の方にお尋ねくださいね。

「注文ボランティア」に想う

画像1
保護者の皆さんは、小牧中学校に「注文ボランティア」があることをご存知でしょうか?
(注文ボランティア第4弾(7月20日) 7/23)


ちなみに、この記事内で「分掌」という聞き慣れない言葉が使われていますが、これは「仕事や役割の分担」のことで、学校ではよく使われている一種の業界用語のようなものです。
「注文ボランティア課」のようなイメージですね。


さて、小牧中の注文ボランティアですが、これは、地域の方々からいろいろなボランティアの注文を受け付けて、学校で参加者を募り、必要とされるお手伝いを行うものです。

最近多いのは、様々な行事やイベントのお手伝いのようです。

地域のお祭りなどで、元気に活躍する牧中生を見掛けたことがある方は、たくさんいらっしゃると思います。


ボランティアという言葉は、とても身近に使われるようになりました。
昨年3月の東日本大震災でも、全国から多くの人々がボランティアとして現地に入り、活動されていたのは、記憶に新しいところですね。

しかし、ボランティアというと、何か特別なことのような、少し構えてしまうような印象を持ちませんか?

テレビや新聞で報道されているボランティアの皆さんは、わざわざ休暇を取って自費で何日も滞在して活動されているすごい方々ばかりのようで、自分はとてもそこまでできないな・・・と尻込みしてしまいますよね。

でも、そんなすごいことばかりがボランティアなのではなく、ボランティアにはいろいろな形があります。


そもそもボランティアというのは、「誰かの役に立ちたい」「自分のできることで、誰かの手助けがしたい」という気持ちが出発点だと思うのです。

その気持ちを大切にして、自分が無理なくできるお手伝いをやろう、というのが、注文ボランティアの精神だと思います。

身近なところで、手助けが必要な人がいて、それをできる力でお手伝いしたい人がいる。それをつなぐのが注文ボランティアなのですね。

強制するのではなく、自由に参加者を募るので、子供たちも気軽に参加できるようです。
この運営方法も、注文ボランティアが長続きしている秘訣のひとつなのでしょうね。


自分のしたことが、誰かの役に立ち、感謝される。

この経験が、子供たちを大きく育ててくれます。

「学校をひらく」という方針の中で、そんな機会を子供たちに提供してくれる学校と地域の方たちに、感謝しています。


そして…
PTAもボランティアです。
保護者の皆さんが、できる範囲で、できることをやっていただいているうちに、気づけば学校と家庭をつなぐお手伝いになっていた、というような活動ができればいいですね。

【市P連】尾張小中学校PTA連絡協議会 母親代表研修会(2)

●飛島村立小中一貫教育校 飛島学園

公立学校でありながら、小中一貫校として設立された飛島学園の施設見学をさせていただきました。

通常の学年構成とは違い、小1〜4年生を「初等部」、小5〜中1年生を「中等部」、中2〜3年生を「高等部」という3部構成にし、教室はユニット型になっていました。

低学年は、壁で教室を囲うのではなく、間仕切りで区切り、廊下にあたる部分は多目的スペースとして活用されているとのことでした。

小中一貫校の特徴でもある、学年を超えた活動を行うために、学校施設も様々な工夫がされており、子供たちの楽しそうな歓声が聞こえてきそうでした。(当日は夏休みのため、残念ながら子供はいませんでした)

他にも、体育館やプールなどは、隣接する村営の施設を利用しているため、地域の方々との交流も活発に行われているそうです。

村に唯一の学校として、学校と地域の連携が盛んに行われていて、地域ぐるみで子供を育てようという思いが伝わってきました。


●情報交換会

学校施設の見学後、情報交換会も実施されました。

尾張地区の23郡市の母親代表がグループに分かれて、各地のPTA活動の特色や課題などを話し合いました。

そこで出ていた話題は、市P連と同様、「役員選出の難しさ」でした。

地域により選出方法の差はありますが、役員がすんなり決まらず困っている、というのは、どこでも同じのようです。

どうしても敬遠されがちなPTA役員ですが、現役員が楽しく活動をしていけば、きっとPTA活動への拒否反応もやわらいでいくでしょうから、我々、現母親代表の使命として、楽しんで活動していきましょう、という意見に勇気をもらいました。


また、学校との関わり方についても、悩みを抱えていらっしゃる方が多く、話題になりました。

P(保護者)T(先生)Aなのだから、先生方も協力してほしいという意見も出ていました。

通常、学校側のPTA担当は教頭先生がやられる場合がほとんどですが、それ以外のとくに若い先生方に、もっと関心を持ってもらい積極的に関わってほしい、ということです。

学校とPTAが、もっと情報や意見の交換をして、よりよい関係を築いていければいいですね。



暑い中でしたが、このように他地区の母親代表の方々と情報交換できたのは、とてもよかったです。
市P連の母親委員会でも、機会をとらえて、いろいろな情報提供をしていきたいと思います。

画像1
画像2

【市P連】尾張小中学校PTA連絡協議会 母親代表研修会(1)

7/24(火)尾張小中学校PTA連絡協議会の母親代表研修会が開催され、参加しました。

今年度は、事務局である飛島村立飛島学園への見学と、飛島村コンテナふ頭の見学、情報交換会を実施しました。


●飛島コンテナふ頭

このコンテナふ頭では、貨物の積み下ろしが自動化されており、クレーンやトレーラーなどが遠隔操作で制御されている日本で唯一のコンテナターミナルふ頭だそうです。
設備の自動化でコストを下げ、また日本の中心にあるという立地の良さも活かし、世界中から多くの貨物が運ばれてきています。

2008年のリーマンショック時は、取り扱い貨物量が減少しましたが、その後順調に回復しているとのお話しでしたが、近年は予想どおりの貨物量の増加は見られず、この原因として、製造業が海外に生産拠点を移していることも影響している、という説明を受けました。
物流からも、日本の製造業の現状がわかるのですね。

遠隔操作室も見学させていただきました。
他のターミナルふ頭では、大きなクレーンの上部に操作室があり、オペレーターの方はその中で作業をされるのですが、こちらでは管理棟という建物の中での作業になるため、猛暑や極寒、深夜などの作業時の負担がずいぶん軽減されていました。

画像1
画像2

「大人の先輩からのアドバイス」に想う その4

画像1
「未来の大人たちへ」第2弾についての想いの2回目です。
(名和千博さんから「未来の大人たちへ」 7/19)


名和千博さんが、中学生に伝えたいこととして、
「傍観者であるな」
「人にもっと関わっていけ」
ということを挙げていらっしゃいました。

それに対し、加藤先生は
お話を聞きながら、
子どもたちを見ていて、確かに関係をつくりたがらない、
むしろ関係をつくることで傷ついてしまうことを
恐れている子どももいることに気づかされました。

という気づきを挙げていらっしゃいます。


この記事を拝見していて、先日、学校HPに掲載されていた、先生方の「人間関係づくり研修」の記事を思い出しました。
(なぜ「人間関係づくり」なのか 6/27)


子供たちが、積極的に人間関係づくりをしようとしない姿は、保護者の方々もご存じだと思います。

傷つくことを恐れるあまり、表面的な関係を取り繕っている様子は、見ていてさみしい気分になります。

いつのころからそうなっていったのか、何が原因でそうなってしまったのか、いろいろな要因が絡み合ってのことなので、詳しいことは我々にはわかりませんが、この状況に危機感を持っているのは、保護者も先生も一緒なのですね。

そして、名和さんのお話から、地域の方々も同じ思いであることがわかりました。


ぶつかり合って、時には傷つけあって、わかり合って、認め合っていく。
子供たちが、そんな頼もしい集団に変わっていけるよう、学校は取り組もうとしています。
私たち保護者も、そっと背中を押すお手伝いをしていきたいですね。

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
PTAクラブ活動
3/23 牧中ランナーズ
小牧市立小牧中学校

〒485-0046
小牧市堀の内四丁目30番地
TEL:0568−77−6321
FAX:0568−75−8295