最新更新日:2024/05/12
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【保健】10/17 食育講座

給食試食会の後半は、栄養教諭の林先生の「食育講座」でした。

こちらも、広報委員さんの報告をお届けします。

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試食後は、栄養教諭の林先生をお招きし「食育講座」をして頂きました。

テーマは二つ「学校給食」と「朝ご飯」です。

11月には小牧産の新米が給食に登場するそうです。

朝食については、野菜や果物を取り入れるのも大事ですが、母親が子供と一緒に座り会話をしたり、「たくさん食べてスゴいね」等とほめてあげると子供の脳の働きが良くなるそうです!

給食と楽しい講座でおなかいっぱいになりました。

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林先生が冒頭でおっしゃったのは、
「お母さん方の間で、給食が話題になるのは、台風で給食が中止になった、とか、給食の中に何か異物が入っていた、など、マイナスのイメージの話ばかり。でも給食には良い面がたくさんあるので、ぜひ関心を持ってもらいたい」
ということでした。


●給食費の内訳

給食費は「1食250円」(小学校は1食220円)ということはご存じでしょうか?
この金額は、すべて食材費に充てられているそうです。
では、作って下さる方々の人件費や、給食センターの設備管理費はどうなっているの?
それは、市が負担して下さっているそうです。(およそ1食234円)
合計約484円が1食分にかかる費用です。
決して安い金額ではありませんね。

子どもたちは、毎日、栄養価の考えられた、温かい給食をいただいています。
そして、私たち保護者は、半額程度の負担で済んでいます。
やはり給食はありがたいですね。


●朝ごはんの食べ方

「早寝早起き朝ごはん運動」一度はお聞きになったことがあると思います。
学校で、元気に勉強したり運動したりするためには、とにかく朝ごはんが大事!ということですね。
しかし、その「朝ごはん」、ただ食べればよい、というものではないのだそうです。

朝ごはんで、おかずや野菜や果物をきちんと食べると、計算力にグッと差が出る、という衝撃のお話しに、一同「え〜」と驚きの声を上げました。

また、広報委員さんの報告にもありましたが、朝ごはんを家族一緒に食べると、脳にとてもよい刺激がある、というのも驚きでした。

「一緒に食べる」ということは、大人と子供の間で意識の違いがあり、大人は同じ部屋にいればいいだろうと考えがちですが、子どもにとっては、ちゃんと食卓を囲んで食事をすることだと考えているそうです。

毎朝バタバタと慌ただしく過ごす母親にとっては、少々耳の痛いお話しでした。
忙しい朝の時間ですが、できるだけ、朝ごはんにはおかずも用意して、一緒に食卓について食事ができるといいなと思いました。


林先生、貴重なお話しを聞かせていただいて、ありがとうございました。

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【保健】10/17 給食試食会

10/17(水)保健委員会では、給食試食会を開催しました。
冷たい雨が降り出す、あいにくのお天気でしたが、たくさんの方にご参加いただき、楽しい「給食の時間」になりました。
準備をして下さった保健委員の皆さん、参加していただいた皆さん、ありがとうございました。

広報委員さんが、取材に来て下さいました。
取材報告をお届けします。

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10月17日(水)給食試食会が行われました。

19名参加され、アットホームなランチタイムとなりました。

メニューは、「卵とじうどん」「ほたてフライ」「くりきんとん」「牛乳」です。

中学生の給食は、エネルギーは全部で約850カロリーだそうです。

私たち大人には、ちょっと多いそうです。(エネルギー取りすぎということですね・・・汗)

食べ盛りの子どもたちの中には、足りない!という子もたくさんいるでしょうね。

久しぶりの給食を、皆さんでおいしくいただきました。

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学校HPの「今日の給食」でも記事になっていましたが、本日の「くりきんとん」は新メニューだそうです。
(10月17日の給食 10/17)

季節感のある、やさしい味わいでした。
ごちそうさまでした。

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【市P連】東海北陸ブロック大会 分科会(3) 『最終回』

10/12(金)東海北陸ブロック大会 分科会のまとめ 第3回(最終回)


【研究発表内容&発表PTA紹介】
発表内容: 家庭教育はひとづくり〜親学びプログラムでPTA活動を楽しもう〜
発表PTA: 氷見市小中学校PTA連合会


●感想


小牧市P連でも、氷見市P連と同様に、PTA会長同士の交流はほとんどないのが現状です。
母親代表については、年4〜5回の委員会や研修会を開催しているので、PTA会長に比べれば、それなりに交流はあるけれども、全体的な情報交換には不十分だという思いを持っている役員は多いです。
「もっと他校のPTAの様子が知りたい」という意見は、母親委員会の中でも出ています。
氷見市P連の取り組みからも、PTA会長の情報交換の場を作ることは、全市的にさまざまな問題や情報の共有ができ、連絡も徹底できるなど、利点が多いと思います。
小牧市P連でも有効だと思われるので、今後検討していきたいですね。


また、最近は、保護者同士のつながりも希薄になっています。
子育ての「孤独化」ということはよく言われる話でもありますし、学校を通じて、保護者同士のつながりを作っていく「親学びプログラム」は、とてもよいシステムだと思います。
実際に、会場でやってみました。
お隣の座席の見ず知らずの方との話し合いでしたが、まずは簡単な自己紹介から始まり、お互いに意見を言い合っているうちに、少しずつ打ち解けていきました。
なかなか楽しい体験でした。


全市で取り組むにあたり、市P連としての最初の下準備はたいへんだったでしょうが、単Pに運営を任せることで自由度が出て、取り組みやすくなったのでしょう。
保護者同士のつながりが、学校との連携につながっていく、というこのような取り組みが、さらに進化しながら実践されていることに感心しました。
小牧市P連で、すぐに実践することは難しいと思いますが、私たちの地域に合った形で、何かやっていけないかということを考えていきたいと思います。


PTA役員をやっていると、このような研究発表会に参加する機会が、何度かあります。
そこでせっかく良いお話を聞いてきても、皆さんに情報として提供する機会がありませんでした。
今年は、小牧中学校のご厚意で、こうして市P連の活動に関してもホームページに掲載させていただくことができ、学校に深く感謝しています。
ぜひ多くの保護者の方々にご覧いただき、PTA活動のヒントにしていただけるといいなと思います。


※写真は、会場となった魚津市のキャラクター「みらたん」(蜃気楼の子です)と、発表PTAの氷見市のキャラクター「忍者ハットリくん」(作者の藤子不二雄A氏の出身地)です。
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【市P連】東海北陸ブロック大会 分科会(2)

10/12(金)東海北陸ブロック大会 分科会のまとめ 第2回


【研究発表内容&発表PTA紹介】
発表内容: 家庭教育はひとづくり〜親学びプログラムでPTA活動を楽しもう〜
発表PTA: 氷見市小中学校PTA連合会


●親学びプログラムとは


この「親学びプログラム」は、親子の日常的なエピソードを基に話し合いながら、子育ての悩みや不安を解消することを目的としている。


<具体例>

【小学生低学年のエピソード】

Aくんはおとなしい性格で、あまり自分の感情を表に出さない。
ある日、帰宅するなり、自分の部屋に入ったきり出てこない。
お母さんが心配して「どうしたの?」と声をかけると、はじめは「なんでもない」と言っていたが、よくよく聞いてみると「友達のBくんに、下敷きを壊された」と言って泣きだした。
Bくんは元気のよい子で、Aくんとは仲良し。
お母さんは「Bくんは仲良しだし、一体何があったのだろう?」と思っていたが、しくしく泣くAくんを見ているうちに、だんだん怒りがこみ上げてきた。

上記のようなエピソードについて、グループワークをする。


【グループワーク】

・Aくんの気持ちを考える
・お母さんの気持ちを考える
・自分ならどういう対応をするか考える
(お父さんに相談する、学校に相談する、Bくんの家へ行って話をする等々)
・その後、どのような展開になったと思うか
などについて、グループで話し合う。
グループで出た意見を発表し、参加者全体で共有する。
「正解はない」ことが前提なので、無理に意見の集約をする必要はない。


自分はどう思うか、自分ならどうするか、といったことを、グループで話し合うことで、他の人の意見に共感したり、自分の意見と同じことで安心したり、自分とは違う意見に触れて改めて考え直したりしながら交流していく。
参加者からは「参加してよかった」という感想が多数寄せられている。


※写真は、会場でのグループワークの様子です。ステージ上で、モデルグループの方々がデモンストレーションをして下さいました。

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【市P連】東海北陸ブロック大会 分科会(1)

10/12(金)の分科会では、同じ「市P連」の立場での研究発表がありました。
市P連として活動していくうちに、役員の間でいくつか課題を感じていることがあり、今回の研究発表では参考になる事例が多くありました。
簡単にまとめて、ご紹介したいと思います。

東海北陸ブロック大会 分科会のまとめ 第1回

【研究発表内容&発表PTA紹介】
発表内容: 家庭教育はひとづくり〜親学びプログラムでPTA活動を楽しもう〜
発表PTA: 氷見市小中学校PTA連合会


●家庭教育はひとづくりから

氷見市P連の活動のキーワード「ひとづくり」とは、組織力の向上や、個々や組織同士の信頼関係の構築を意味する。
「ひとづくり」を実践するための活動の中心は、「PTA会長会議」と「親学びプログラム」である。

1. PTA会長会議

それまでの氷見市P連の活動は総会のみで、各PTA会長さん同士の交流がなかった。
これではいけないと、組織改革に乗り出し、まずはPTA会長が参加して、自由に意見交換ができる場を作った。
それが「PTA会長会議」で、年4〜5回開催している。
PTA会長会議で意見交換や情報交換をしていくうちに、発展的な活動が生まれた。


<PTA会長会議から生まれた活動>

・中学校区合同PTA会議
・母親意見交換会
・行政との意見交換会

このように「横糸」(PTA間の連携)と「縦糸」(行政、学校とのつながり)を紡ぐことで、子供たちの教育環境の整備に向けて「協働」の意識が芽生えた。


2. 親学びプログラム

これは、富山県教育委員会が作成した「親を学び伝える学習プログラム」のことで、氷見市P連では、氷見市教育委員会と協力して、平成21年度から実施してきた。
「親学びプログラム」の市内全校での実施を目標に取り組みはじめ、市P連は「周知とサポート」「指導者育成」をすすめ、単位PTAは自分の学校で自由に実施できるように「企画・運営」を担当する、という役割分担をした。

その後、この「親学びプログラム」を実施していく中で、さまざまなスタイルが生まれ、保護者だけでなく、子供も参加して行うプログラムも誕生した。

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【市P連】東海北陸ブロックPTA研究大会 富山大会

10/12(金)、13(土)富山県で、第68回東海北陸ブロックPTA研究大会が開催され、市P連から4名で参加してきました。

東海北陸ブロックの6県1市(愛知県、岐阜県、三重県、富山県、石川県、福井県、名古屋市)のPTA役員が一堂に会し、PTAの当面する今日的課題について研究・実践・活動した成果をもとに討議を深め、さらに、それぞれのPTA活動の情報交換を行うことを、大会の趣旨としています。

1日目は「分科会」、2日目は「全体会」が開催され、記念講演では、弁護士の菊地幸夫先生のお話を伺うことが出来ました。
とても貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。
今後の、小牧市P連の活動に役立てていけたらと思っています。


●大会主題

「見直そう 親子のふれあい」
〜いいがに話さんまいけ ANKUで〜

「いいがに話さんまいけ」とは、富山弁で、しっかり話しましょう!という意味だそうです。
ANKUというのは、開催地となった富山県東部の朝日町(A)・入善町(N)・黒部市(K)・魚津市(U)の頭文字です。


●参加者

大野市P連会長(小牧中P長)、齋藤母親委員長(小牧中母代)、仲母親副委員長(小牧小母代)、山井保健理事(光ヶ丘小母代)


●分科会

10/12(金)第1分科会「家庭教育A」
・家庭と学校の連携のあり方 〜スマイル活動を通じて〜 (尾張旭市立東中学校PTA)
・家庭教育はひとづくり 〜親学びプログラムでPTA活動を楽しもう〜 (富山県氷見市小中学校PTA連合会)


●全体会

10/13(土)
記念講演「出会いの人生から学んだこと」
講師 菊地幸夫氏


※写真1枚目:分科会の研究発表の様子。寸劇仕立てになっており、活動内容がよく伝わる、すばらしい発表でした。
写真2枚目:全体会の、富山県PTA連合会会長のごあいさつの様子。
写真3枚目:全体会会場にて。小牧市P連から参加の皆さん。
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【生指】10/13 ジュニア奉仕団支援

10/13(土)生徒指導委員会では、アピタ小牧店で行われたジュニア奉仕団の「赤い羽根募金」のお手伝いをしました。

当番の委員さんからの報告です。

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赤い羽根募金は、暑いくらいでした。
アピタが外壁の補修中にて、南門は狭くなってました。

生徒さんは頑張って声を出してました。
募金をしていただいた方に赤い羽根をお渡ししました。
小さなお子さんは喜んでましたよ。

「赤い羽根募金」は、みなさんが知っている募金らしく、お年寄りも募金をして下さる方が沢山いらっしゃいました!

次回のジュニア奉仕団は校区内清掃です。11月10日(土)9時半〜11時半です。

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「ジュニア奉仕団」や「注文ボランティア」には、多くの牧中生が参加してくれています。
そうやって、積極的に地域との関わりを持ち、自分たちは「地域の一員」だという意識を持つことは、とてもよいことだと思います。

世話人の方々をはじめ、PTAの委員さんの手助けで、生徒たちの活動が支えられていることを、保護者の皆さんにもぜひ知ってほしいと思います。

ジュニア奉仕団の皆さん、世話人の皆さん、当番の委員の皆さん、暑い中、ありがとうございました。

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【教養】10/12 教養講座

10/12(金)教養委員会では、教養講座として、本校のスクールカウンセラーの福島先生の講演会を行いました。

広報委員さんが取材をして下さいました。
取材報告が届きましたので、ご覧下さい。

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●演題&講師紹介

演題「思春期の子どもの変化 〜いかに気づき対応するか〜」
講師 小牧中学校スクールカウンセラー 福島裕人先生


●内容

子供が反発することは、成長を表しているので、前向きにとらえていきたい。

最近では、子供が反抗しないケースも多い。
理由として、親の理解がある、親が強すぎて何も言えないの2つがある。

話の中で、参加者が子と親になって、役割分担をするワークも行われた。
「テスト前だから勉強しなさい」「これが終わったらやる」等々

先生のアドバイスとしては、命令的ではなく、質問調で、子供から答えを引き出すよう、さらっと言うのがいいのではないかということだった。

最後に子供への接し方は、感情的になってしまいがちだが、冷静になって俯瞰視するといいとのことだった。


●感想

今はいろんな情報が入ってくるため、ほとんどの親は、どんな言い方の方がいい、とかの理解はある。
けれど、いざ、自分の子供となると感情的になってしまったり、言い方に気をつけても、子供から満足できる反応がなくがっかりするといったケースが多いようで、簡単ではないなと感じました。


本日の講座の感想です。
思春期の子供と、どう向き合うか=どこの家庭でも、我が家と変わらない、会話(バトル)みたいなものがあり、その対処方で良いと思われる物、参考にできそうな 言葉など、みなさんの意見を出してもらった。
我が家でも、同じ様な事で、喧嘩したり、イライラしてるなぁ〜と思いました。
そんな中で、同じお母さん達どうしで 話しを聞き合うと、落ち着くし、安心できると共感しました。

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同じ中学生の子どもを持つ保護者同士、いろいろと気づくことや、改めて知ったことなど、参加者の皆さんは得ることが多かったようです。

企画して下さった教養委員の皆さん、取材して下さった広報委員さん、そして福島先生、ありがとうございました。

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【生指】10/10 登校指導

10/10(水)生徒指導委員会では、朝の登校指導を行いました。
当番の委員さんからの報告です。

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あいさつ運動では、私は小牧市民病院北バス停に立ちました。
その場所はたくさんの生徒さんが通りました。
みんなキチンと交差点を渡ってましたよ。

ただ、やはり先生は現れず(泣)
他の地点では先生が途中で帰ってしまったそうで…
今後のあいさつ運動のやり方を見直さないといけませんね。

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例年、生徒指導委員会では「朝のあいさつ運動」として、学校の北門に立って、あいさつ運動を行っていました。

牧中生の登下校時のマナーが悪く、たびたび苦情が寄せられることもあり、今年度は、通学路の危険な場所や、苦情が多い場所を選んで、先生と委員さんが一緒に登校指導に立つようにしました。

システムが変わって、学校とPTAの間で、うまく連携が取れていない部分があって、登校指導ポイントに委員さんが行っても、先生が来て下さっていないことがあるようです。
また、上記の報告にあるように、決まった時間まで、先生がいて下さらなかった場所もあるようです。

また、ポイントによっては、生徒の登校時間が早く、委員さんが行った時には、ほとんどの生徒が通過した後で、誰も来ないけど?という場所もあるようです。

登校指導は、まだ数回予定されていますので、次回以降は、先生と委員さんの連携がうまく取れるように、学校とも確認しながらやっていきたいと思います。

当番の皆さん、朝の忙しい時間に、ありがとうございました。

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見守りのかたち 〜校長先生編〜

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以前なら、10月は「衣替え」の時期で、すっかり冬服に替わっている頃です。

最近は、残暑が厳しい年が続いていることもあり、10月に入ってからもしばらくは「移行期間」となっているため、夏服の生徒を多く見かけますね。
ここ数日は、朝はすっかり秋の気配に変わり、そろそろ冬服の生徒が増えてくるのでしょうか。

季節の変わり目です。
親子ともども、体調を崩さないように、気をつけたいですね。


さて、学校の朝の風景といえば、校門に立って「おはよう!」と生徒に声をかける先生方です。
以前、「PTAの部屋」でも、そんな先生方のお話しを記事にしました。
(見守りのかたち〜その2〜 5/11)


先生方は、生徒たちに声を掛けながら、その様子に変化がないかをよく見て下さっています。


皆さんは、その先生方の中に、校長先生もいらっしゃることをご存じでしょうか?
出張などでご不在の時以外は、ほぼ毎朝校門に立って、生徒たちとあいさつを交わしていらっしゃいます。

校長先生は授業をされないので、小牧中のように大勢の生徒のことを把握するのは、とても大変だろうと思います。
朝の短い時間ですが、生徒たちとの交流を楽しんでいらっしゃる様子は、学校HPからも垣間見えますね。
(生徒に大受けした話 9/26)


そして、校内でも、気軽に生徒に声をかけて下さっています。
ほんのささいな会話でも、生徒にしてみれば、「校長先生から声をかけてもらった」ということは、とてもうれしい出来事です。
「校長先生は、自分たちのことを気にかけてくれている」という気持ちが、先生方や学校への信頼につながっています。


カメラを持って、校内をうろうろしている校長先生の姿を見て、生徒たちは安心しているのです。
これが、校長先生の「見守りのかたち」なのですね。

【市P連】平成25年度 予算要望書提出

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10/10(水)小牧市教育委員会へ、平成25年度の予算要望書を提出してきました。

●出席者
【市教委】江口教育長
【市P連】嶺岡副会長(応時中P長)、安藤副会長(北里中校長)、玉置庶務会計(小牧中校長)、齋藤母親委員長(小牧中母代)


小牧市小中学校PTA連絡協議会は、PTA会員である保護者や、教職員の皆さんからの、会費を基に運営されています。
それらは、上部団体への負担金、各種研修費などに充てられています。
最近では、児童・生徒数の減少もあり、PTA会費も減少しており、その中であっても、上部団体への負担金が値上げになるなど、厳しい運営状況となっています。
こうした状況から、小牧市教育委員会へ補助金に関する要望を提出し、毎年、補助金を計上していただいています。ありがとうございます。
来年度も、厳しい運営状況に変わりはないため、ぜひ補助金の計上をお願いしたいことをお伝えしました。


教育長とのお話の中で、「学校だけで、子供たちの教育を考えることは無理がある。PTAや地域の皆さんとともに、子供たちを育てていかなければならない」ということがありました。
我々PTAも、日頃の活動を通して、そのことは強く感じています。
これからも、学校と協力し、小牧の子供たちの健やかな成長を見守っていきたいと思います。


また、「教育長はさすがだな!」と思ったことに、公共施設での、高校生の自習の状況について関心をお持ちだったことがあります。
いろいろな場所にお出かけになられた時に、ご覧になった光景だそうですが、やはり何気なくでも目に入ってくるというのは、アンテナを高くしていらっしゃるからだと思います。

その会話の中で、「立派な「自習室」でなくても、ちょっとしたスペースで、お互いに教え合いながら勉強している高校生たちの姿は、きっと「学び合う学び」が定着している証拠ですね」と安藤先生がおっしゃいましたが、まさにそのとおりだな、と感心しました。


ピカピカの市役所新庁舎の教育長室で、教育長と直接お話しできる機会をいただいたことに感謝しています。
お忙しい中、お時間を取っていただいた教育長、先生方、本当にありがとうございました。

「鍛える・学び合う学び」に学ぶ

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先日、学校HPに「2学期からの授業づくりに"鍛える"をキーワードにしましょう」という記事がアップされていました。
ご覧になりましたか?
(2学期からは「学び合う学び」に「鍛える」をプラス 10/7)


小牧市内の小中学校では、小牧市教育委員会が提唱する「学び合う学び」を授業づくりの中で進めています。
「学び合う学び」については、この「PTAの部屋」でも、何度か記事にしてきました。
(「学び合う学び」に学ぶ 5/14)

学校HPでも、授業の中で、グループで話し合う時間を通して、「学び合う学び」を実践している様子がアップされていますね。
それらを拝見していて、「人の意見を聞く」「自分の考えを話す」「グループの意見をまとめる」などの力をつけている生徒たちの様子がよくわかります。


保護者として、最近の子どもたちを見ていて、「自分で考える」という経験が減っているな、と感じています。

例えば、子どもが何か新しいことを始めるとき、何かを選択しなければならないとき、「どうしよう」と迷います。
まずは、友達や親や先生などに相談しますね。
そのときに聞いた意見を、あまり深く考えずに「じゃぁそれでいいや」と受け入れてしまうことが多いように思うのです。

もちろん、いろいろなアドバイスを聞いて、それを取り入れていくことは悪いことではありません。
自分だけの狭い視野を、広げてくれることにもつながります。


でも、決断する前に、もっと自分で考えることが必要ではないでしょうか?
「自分で考えて決めた」ということは、「自分で自分に責任を持つ」ということだと思うのです。
安易に人の意見に流されていると、うまくいかなかったときに「だって、誰々さんに言われたから」と言い訳ばかりになってしまいます。


私たち保護者は、子どもたちに、いろいろなものを「与えすぎている」と感じています。
子どもが考える間もなく、すぐに答えを要求し、意に沿わない答えに対しては、親の意見を押し付けてしまいます。

私たちが子どもに与えなければならないのは「選択肢」や「考える時間」であって、「親の望む答え」ではないのではないでしょうか?


「鍛える」というキーワードは、子どもたちだけでなく、私たち保護者にとっても当てはまることだな、と感じています。


学校での「学び合う学び」の中で、子どもたちには、もっともっと「自分で考える」経験をしていってほしいなと思います。

そして、私たち保護者も、子どもたちが「自分で考える」ことができるように、「子どもを信じて待つ」という気持ちを鍛えていきたいですね。

ちゅうでん 記念講演会(9) 『最終回』

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ちゅうでん教育振興助成贈呈式 記念講演のまとめ 第9回(最終回)

10/6(土)「ちゅうでん教育振興助成贈呈式」の記念講演の内容を、感想を交えてまとめたものです。

【演題&講師紹介】
「学校・家庭・地域で取り組む防災教育
想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」

片田 敏孝氏
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災研究センター長・教授


●風化と忘却


「災害の記憶を風化させない」よく言われる言葉です。

片田先生が、とても興味深いことをおっしゃいました。

「広辞苑で、『風化』と引くと、それは人々の中に教えとして定着し、語るに及ばない常識となること、となっています」

つまり、誰もが知っている、当たり前の常識になってしまうことなのですね。


一方、忘れてしまうということは『忘却』だとおっしゃいました。

東日本大震災の記憶や教訓を『忘却』することなく『風化』させていくことが、これからの時代を生きていく我々に課せられた課題なんだな、と感じました。


これからも、被災地を忘れずに、ずっと心を寄せていきたいですね。


片田先生、すばらしい講演を、ありがとうございました。

ちゅうでん 記念講演会(8)

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ちゅうでん教育振興助成贈呈式 記念講演のまとめ 第8回

10/6(土)「ちゅうでん教育振興助成贈呈式」の記念講演の内容を、感想を交えてまとめたものです。

【演題&講師紹介】
「学校・家庭・地域で取り組む防災教育
想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」

片田 敏孝氏
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災研究センター長・教授


●学校・家庭・地域で取り組む防災


学校 → 子供

・学校は「姿勢の教育」

学校では、子供たちに、自分の命を守る「主体的な姿勢」を育む教育をする。


学校 → 家庭

・学校と家庭の信頼関係の構築

災害時の引き渡しをどうするか等、学校と家庭が歩調を合わせて行動できるように、信頼関係を構築する。
ちなみに「津波の場合は、引き渡しは行わない」
迎えを待つ間に、他の子供たちも危険にさらすことになる。


子供 ←→ 親

・親子の信頼関係の構築

「ぼくは、自分で逃げるから大丈夫。お母さんも、まずは逃げて」
子供が主体的な姿勢を持っていれば、親も子供を信頼し、自分を守るために逃げることができる。

・子供は親の背中を見て育つ

子供の行動を信頼し、否定的な言葉や態度を取らない。


子供 ←→ 地域

・「助ける人」になる

中学生は、助けてもらう立場ではなく、助ける立場であることを自覚させる。
日頃から地域活動に参加して、自分たちにできることの訓練をしておく。


このように、防災教育を考える時は、学校・家庭・地域が協力して行う必要がある、ということがよくわかるお話でした。


釜石の中学生たちが、避難の最中にお年寄りの手を引き、幼児を抱き抱えて、必死に避難する様子を撮影した写真を拝見しました。
誰かに指示されたわけではなく、自然とそういう行動が取れる中学生の姿に、胸が熱くなりました。


家にいて地震に遭遇した小学生が、その直後に弟にジャンパーを着せて、祖母に「早く行こう」と声をかけ、みんなで家を飛び出した話。

別の小学生も、避難しようとしない祖父母を必死に説得して、間一髪、津波を逃れた話。

甘えん坊の男の子が「ぼくは自分で逃げるから大丈夫」と言って、お母さんは息子を信じて、家には戻らずまっすぐ避難した話。

義足で速く走れない友達が「自分はいいから、先に行って」と言い、状況判断をしっかりして「大丈夫だから」とおぶって避難した中学生たちの話。


お聞きした話は、どれもこれも、すばらしい子供たちの力を教えてくれました。

昨年の東日本大震災以降、各地で防災教育が行われています。

我々保護者も、学校で行われる防災教育にもっと関心を持ち、家庭で子供と話し合う機会を持ちましょう。

学校側にも、保護者や地域も一緒に学べる防災教育の形を、考えていただけるといいですね。

ちゅうでん 記念講演会(7)

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ちゅうでん教育振興助成贈呈式 記念講演のまとめ 第7回

10/6(土)「ちゅうでん教育振興助成贈呈式」の記念講演の内容を、感想を交えてまとめたものです。

【演題&講師紹介】
「学校・家庭・地域で取り組む防災教育
想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」

片田 敏孝氏
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災研究センター長・教授


●津波てんでんこ

東北の三陸地方では、昔から津波への防災の言葉として「津波てんでんこ」という言葉が言い伝えられてきました。

「津波てんでんこ」には、こんな意味が込められています。


津波がきたら、とにかく逃げろ
人に構わず、自分は逃げろ
自分の命は、自分で守れ


そして「もし肉親や周りの人を助けられなかったとしても、それはあなたの責任じゃないよ、津波てんでんこなんだから」という、良心の呵責を治めるための言葉でもあるのだそうです。


片田先生は、この「津波てんでんこ」の本質について、次のように語られました。

・自らの命に責任を持つこと

人を助けることができるのは、自分が生きていてこそできること。
そのためにも、何が何でも自分の命は守ること。


・家族との信頼関係を築くこと

家族を助けに行って、一緒に被害にあってしまってはならない。
それぞれが自分の命を守ることを日頃から確認し合っておけば、無用に救助に戻ることもなくなり、多くの命が助かることにつながる。

ちゅうでん 記念講演会(6)

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ちゅうでん教育振興助成贈呈式 記念講演のまとめ 第6回

10/6(土)「ちゅうでん教育振興助成贈呈式」の記念講演の内容を、感想を交えてまとめたものです。

【演題&講師紹介】
「学校・家庭・地域で取り組む防災教育
想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」

片田 敏孝氏
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災研究センター長・教授


●子供たちへの防災教育の在り方


子供たちへの防災教育は「姿勢の防災教育」であるべきだ、と片田先生はおっしゃいました。

実際には、ダメな防災教育の例でもある「脅しの防災教育」や「知識の防災教育」が行われているところが多いそうです。

「己を知り、己を律し、その時だけはしっかり動ける」という主体性を持たせることが大切なのですね。


・姿勢の防災教育

防災に対して、主体的な姿勢を醸成する。
「その時、どうするか」ということを、いつも想定しておくために、現実感を持ってその時の状況に思いを馳せることができるようになること。
子供たちの中に「内発化」された避難の姿勢を育てる。


<ダメな防災教育の例>

・脅しの防災教育

悲惨な災害の映像や画像を繰り返し見せたり、「こんなにも怖いものなんだぞ」と脅すだけでは、その場かぎりの恐怖しか生まれない。
外圧的に形成される危機意識は長続きしない。


・知識の防災教育

「自分はどうするのか」という主体的な姿勢がないまま知識を与えることは、想定にとらわれることにつながり、かえって危険なこともある。

ちゅうでん 記念講演会(5)

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ちゅうでん教育振興助成贈呈式 記念講演のまとめ 第5回

10/6(土)「ちゅうでん教育振興助成贈呈式」の記念講演の内容を、感想を交えてまとめたものです。

【演題&講師紹介】
「学校・家庭・地域で取り組む防災教育
想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」

片田 敏孝氏
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災研究センター長・教授


●子供たちに伝えてきた「避難三原則」

私たち人間は、大いなる自然とともに、今日まで生きてきました。

自然は、私たちにすばらしい恵みをもたらしてくれます。
しかし、自然は突然猛威をふるって、私たちに襲いかかってきます。

そんな自然の営みに対して、私たちはどうするべきか、ということを、片田先生は信念として釜石の津波防災教育で伝えてきました。
そして、その信念に基づき、避難三原則を提唱してきました。


<信念>
大いなる自然の営みに畏敬の念を持ち、行政に委ねることなく、自らの命を守ることに主体的たれ


<避難三原則>
・想定にとらわれるな
行政の防災(ハザードマップなど)は、あくまでも想定される範囲内で作成されている。その想定を超える事態も当然あり得ることを忘れない。


・最善を尽くせ
大いなる自然の前には、人間は無力である。その時に、最善を尽くすことしかない。


・率先避難者たれ
非常事態時にパニックになってしまうと、人は「避難する」という意思決定ができない。まず自分が逃げることで、その姿を見て他の人たちも後に続くようになり、結果的に多くの命を救うことができる。

ちゅうでん 記念講演会(4)

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ちゅうでん教育振興助成贈呈式 記念講演のまとめ 第4回

10/6(土)「ちゅうでん教育振興助成贈呈式」の記念講演の内容を、感想を交えてまとめたものです。

【演題&講師紹介】
「学校・家庭・地域で取り組む防災教育
想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」

片田 敏孝氏
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災研究センター長・教授


●子供への防災教育の意味

防災教育は、時間軸で考える必要がある、と片田先生はおっしゃいました。

日本の沿岸は、これまで何度も大津波による被害を受けてきました。

そのたびに、被災地には慰霊碑が建立され、釜石市内だけでも34の碑があるそうです。

しかし、つらい災害の記憶は長年のうちにいつしか忘れられ、備える気持ちも失われていきます。

それでは、同じことの繰り返しになってしまいます。


そこで片田先生は、まずは子供にしっかりと防災教育をして、災害文化を再生させようという取り組みを始められました。


<災害文化再生プロジェクト>

子供への防災教育 → 10年後 子供は大人へ成長 → さらに10年後 彼らは親になる

そうやって、親から子へ、子から孫へと、世代間で継承される「高い防災意識」を育てていこう。

その知恵を「災害文化」として、地域に定着させよう。

ちゅうでん 記念講演会(3)

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ちゅうでん教育振興助成贈呈式 記念講演のまとめ 第3回

10/6(土)「ちゅうでん教育振興助成贈呈式」の記念講演の内容を、感想を交えてまとめたものです。

【演題&講師紹介】
「学校・家庭・地域で取り組む防災教育
想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」

片田 敏孝氏
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災研究センター長・教授


●大人たちよ、襟を正せ!


日本の防災は「被災者支援」を中心に考えられてきました。

災害で被災された方々のために、救援物資を用意したり、仮設住宅を建てたりといったことが行われ、また被災者の心のケアということの重要性も言われてきました。

国や行政だけでなく、多くの一般の人々もボランティア活動に取り組んでいます。

「目の前に困っている人がいたら、みんなで協力して助けよう」という、すばらしい日本の文化です。


「しかし、本当の防災はそうではない」と片田先生はおっしゃいました。

本当の防災とは
・災害ごときで人は死なせない。
・生き抜く力を育てること。


先生は、被災地で出会った遺族の嘆きが忘れられない、とおっしゃいました。

「津波は絶対に来る」これは動かしようのない事実である。それならば、「その時」にどう対処すればいいのかを考えなければ。悲しみにくれる遺族をこれ以上増やさないために、命を守るすべを子供に教えなければ。


現実はどうでしょうか。

大人たちは、みなわかっています。地震の後には津波が来ることを。そして、その時には逃げなければいけないことを。

しかし、現実には、子供に「お父さんは逃げないよ」「おじいちゃんは逃げないよ」という大人たち。

小さな地震のたびに出される津波警報。でも、たいした被害もなかった。こんな経験を繰り返していくうちに、大人たちは、「今度もきっと大丈夫」という固定観念にとらわれてしまうようです。

そんな大人たちの姿を見て、子供たちは育つのです。

子供たちが「逃げないよ」と思っているのは当然ですよね。


今こそ、「子供は親の背を見て育つ」という言葉を、すべての大人が肝に銘じるべきだと思います。

ちゅうでん 記念講演会(2)

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ちゅうでん教育振興助成贈呈式 記念講演のまとめ 第2回

10/6(土)「ちゅうでん教育振興助成贈呈式」の記念講演の内容を、感想を交えてまとめたものです。

【演題&講師紹介】
「学校・家庭・地域で取り組む防災教育
想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」

片田 敏孝氏
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災研究センター長・教授


※写真は、>NHKスペシャル 釜石の"奇跡” いのちを守る 特別授業より引用しています。


●釜石の防災教育のはじまり


すでに、何年もの間、何度となく、さまざまな場所で「防災講演会」や「防災セミナー」を開催されてきた片田先生ですが、だんだん無力感を感じるようになったそうです。

どこへ行っても、だいたい同じ顔ぶれ。熱心に聞いてはくれるものの、この会場に来てくれているのは防災に関して「興味・関心」がある人だからそれは当然。
だが、そこから先に広がっていかない。

そうした状況で「これでいいのか」という思いが強くなったそうです。


ある時、小学校へ防災教育に出かけて、校庭で遊んでいた子供と、こんな会話をかわしたそうです。

片田先生「いつか必ず津波が来るってこと知っているかい?」
子供「そんなの知ってるよ」
先生「じゃあ、津波が来た時、きみは逃げるかい?」
子供「ぼく、逃げないよ」
先生「どうして?逃げないと死んじゃうよ」
子供「だって、お父さんも逃げないって言ってるし、おじいちゃんもでっかい堤防があるから津波は大丈夫。逃げないって言ってる。だからぼくも逃げない」


片田先生は、この会話で防災教育のスイッチが入ったとおっしゃいました。

このままでは、この子は確実に死ぬ。この子を死なせてしまうのは、親であり祖父母であり、近所の大人たち。
「自分は逃げない」と言っているすべての大人の責任だ。
こんな環境で育っている子供たちでは、みんな命を落としてしまう。

そういう危機感を強く持たれた先生は、「釜石の子供たちを一人も津波で死なせない!」という強い思いで、その後の防災教育に取り組まれたとのことでした。

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