最新更新日:2024/05/12
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【市P連】東海北陸ブロックPTA研究大会 富山大会

10/12(金)、13(土)富山県で、第68回東海北陸ブロックPTA研究大会が開催され、市P連から4名で参加してきました。

東海北陸ブロックの6県1市(愛知県、岐阜県、三重県、富山県、石川県、福井県、名古屋市)のPTA役員が一堂に会し、PTAの当面する今日的課題について研究・実践・活動した成果をもとに討議を深め、さらに、それぞれのPTA活動の情報交換を行うことを、大会の趣旨としています。

1日目は「分科会」、2日目は「全体会」が開催され、記念講演では、弁護士の菊地幸夫先生のお話を伺うことが出来ました。
とても貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。
今後の、小牧市P連の活動に役立てていけたらと思っています。


●大会主題

「見直そう 親子のふれあい」
〜いいがに話さんまいけ ANKUで〜

「いいがに話さんまいけ」とは、富山弁で、しっかり話しましょう!という意味だそうです。
ANKUというのは、開催地となった富山県東部の朝日町(A)・入善町(N)・黒部市(K)・魚津市(U)の頭文字です。


●参加者

大野市P連会長(小牧中P長)、齋藤母親委員長(小牧中母代)、仲母親副委員長(小牧小母代)、山井保健理事(光ヶ丘小母代)


●分科会

10/12(金)第1分科会「家庭教育A」
・家庭と学校の連携のあり方 〜スマイル活動を通じて〜 (尾張旭市立東中学校PTA)
・家庭教育はひとづくり 〜親学びプログラムでPTA活動を楽しもう〜 (富山県氷見市小中学校PTA連合会)


●全体会

10/13(土)
記念講演「出会いの人生から学んだこと」
講師 菊地幸夫氏


※写真1枚目:分科会の研究発表の様子。寸劇仕立てになっており、活動内容がよく伝わる、すばらしい発表でした。
写真2枚目:全体会の、富山県PTA連合会会長のごあいさつの様子。
写真3枚目:全体会会場にて。小牧市P連から参加の皆さん。
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【生指】10/13 ジュニア奉仕団支援

10/13(土)生徒指導委員会では、アピタ小牧店で行われたジュニア奉仕団の「赤い羽根募金」のお手伝いをしました。

当番の委員さんからの報告です。

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赤い羽根募金は、暑いくらいでした。
アピタが外壁の補修中にて、南門は狭くなってました。

生徒さんは頑張って声を出してました。
募金をしていただいた方に赤い羽根をお渡ししました。
小さなお子さんは喜んでましたよ。

「赤い羽根募金」は、みなさんが知っている募金らしく、お年寄りも募金をして下さる方が沢山いらっしゃいました!

次回のジュニア奉仕団は校区内清掃です。11月10日(土)9時半〜11時半です。

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「ジュニア奉仕団」や「注文ボランティア」には、多くの牧中生が参加してくれています。
そうやって、積極的に地域との関わりを持ち、自分たちは「地域の一員」だという意識を持つことは、とてもよいことだと思います。

世話人の方々をはじめ、PTAの委員さんの手助けで、生徒たちの活動が支えられていることを、保護者の皆さんにもぜひ知ってほしいと思います。

ジュニア奉仕団の皆さん、世話人の皆さん、当番の委員の皆さん、暑い中、ありがとうございました。

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【教養】10/12 教養講座

10/12(金)教養委員会では、教養講座として、本校のスクールカウンセラーの福島先生の講演会を行いました。

広報委員さんが取材をして下さいました。
取材報告が届きましたので、ご覧下さい。

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●演題&講師紹介

演題「思春期の子どもの変化 〜いかに気づき対応するか〜」
講師 小牧中学校スクールカウンセラー 福島裕人先生


●内容

子供が反発することは、成長を表しているので、前向きにとらえていきたい。

最近では、子供が反抗しないケースも多い。
理由として、親の理解がある、親が強すぎて何も言えないの2つがある。

話の中で、参加者が子と親になって、役割分担をするワークも行われた。
「テスト前だから勉強しなさい」「これが終わったらやる」等々

先生のアドバイスとしては、命令的ではなく、質問調で、子供から答えを引き出すよう、さらっと言うのがいいのではないかということだった。

最後に子供への接し方は、感情的になってしまいがちだが、冷静になって俯瞰視するといいとのことだった。


●感想

今はいろんな情報が入ってくるため、ほとんどの親は、どんな言い方の方がいい、とかの理解はある。
けれど、いざ、自分の子供となると感情的になってしまったり、言い方に気をつけても、子供から満足できる反応がなくがっかりするといったケースが多いようで、簡単ではないなと感じました。


本日の講座の感想です。
思春期の子供と、どう向き合うか=どこの家庭でも、我が家と変わらない、会話(バトル)みたいなものがあり、その対処方で良いと思われる物、参考にできそうな 言葉など、みなさんの意見を出してもらった。
我が家でも、同じ様な事で、喧嘩したり、イライラしてるなぁ〜と思いました。
そんな中で、同じお母さん達どうしで 話しを聞き合うと、落ち着くし、安心できると共感しました。

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同じ中学生の子どもを持つ保護者同士、いろいろと気づくことや、改めて知ったことなど、参加者の皆さんは得ることが多かったようです。

企画して下さった教養委員の皆さん、取材して下さった広報委員さん、そして福島先生、ありがとうございました。

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【生指】10/10 登校指導

10/10(水)生徒指導委員会では、朝の登校指導を行いました。
当番の委員さんからの報告です。

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あいさつ運動では、私は小牧市民病院北バス停に立ちました。
その場所はたくさんの生徒さんが通りました。
みんなキチンと交差点を渡ってましたよ。

ただ、やはり先生は現れず(泣)
他の地点では先生が途中で帰ってしまったそうで…
今後のあいさつ運動のやり方を見直さないといけませんね。

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例年、生徒指導委員会では「朝のあいさつ運動」として、学校の北門に立って、あいさつ運動を行っていました。

牧中生の登下校時のマナーが悪く、たびたび苦情が寄せられることもあり、今年度は、通学路の危険な場所や、苦情が多い場所を選んで、先生と委員さんが一緒に登校指導に立つようにしました。

システムが変わって、学校とPTAの間で、うまく連携が取れていない部分があって、登校指導ポイントに委員さんが行っても、先生が来て下さっていないことがあるようです。
また、上記の報告にあるように、決まった時間まで、先生がいて下さらなかった場所もあるようです。

また、ポイントによっては、生徒の登校時間が早く、委員さんが行った時には、ほとんどの生徒が通過した後で、誰も来ないけど?という場所もあるようです。

登校指導は、まだ数回予定されていますので、次回以降は、先生と委員さんの連携がうまく取れるように、学校とも確認しながらやっていきたいと思います。

当番の皆さん、朝の忙しい時間に、ありがとうございました。

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見守りのかたち 〜校長先生編〜

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以前なら、10月は「衣替え」の時期で、すっかり冬服に替わっている頃です。

最近は、残暑が厳しい年が続いていることもあり、10月に入ってからもしばらくは「移行期間」となっているため、夏服の生徒を多く見かけますね。
ここ数日は、朝はすっかり秋の気配に変わり、そろそろ冬服の生徒が増えてくるのでしょうか。

季節の変わり目です。
親子ともども、体調を崩さないように、気をつけたいですね。


さて、学校の朝の風景といえば、校門に立って「おはよう!」と生徒に声をかける先生方です。
以前、「PTAの部屋」でも、そんな先生方のお話しを記事にしました。
(見守りのかたち〜その2〜 5/11)


先生方は、生徒たちに声を掛けながら、その様子に変化がないかをよく見て下さっています。


皆さんは、その先生方の中に、校長先生もいらっしゃることをご存じでしょうか?
出張などでご不在の時以外は、ほぼ毎朝校門に立って、生徒たちとあいさつを交わしていらっしゃいます。

校長先生は授業をされないので、小牧中のように大勢の生徒のことを把握するのは、とても大変だろうと思います。
朝の短い時間ですが、生徒たちとの交流を楽しんでいらっしゃる様子は、学校HPからも垣間見えますね。
(生徒に大受けした話 9/26)


そして、校内でも、気軽に生徒に声をかけて下さっています。
ほんのささいな会話でも、生徒にしてみれば、「校長先生から声をかけてもらった」ということは、とてもうれしい出来事です。
「校長先生は、自分たちのことを気にかけてくれている」という気持ちが、先生方や学校への信頼につながっています。


カメラを持って、校内をうろうろしている校長先生の姿を見て、生徒たちは安心しているのです。
これが、校長先生の「見守りのかたち」なのですね。

【市P連】平成25年度 予算要望書提出

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10/10(水)小牧市教育委員会へ、平成25年度の予算要望書を提出してきました。

●出席者
【市教委】江口教育長
【市P連】嶺岡副会長(応時中P長)、安藤副会長(北里中校長)、玉置庶務会計(小牧中校長)、齋藤母親委員長(小牧中母代)


小牧市小中学校PTA連絡協議会は、PTA会員である保護者や、教職員の皆さんからの、会費を基に運営されています。
それらは、上部団体への負担金、各種研修費などに充てられています。
最近では、児童・生徒数の減少もあり、PTA会費も減少しており、その中であっても、上部団体への負担金が値上げになるなど、厳しい運営状況となっています。
こうした状況から、小牧市教育委員会へ補助金に関する要望を提出し、毎年、補助金を計上していただいています。ありがとうございます。
来年度も、厳しい運営状況に変わりはないため、ぜひ補助金の計上をお願いしたいことをお伝えしました。


教育長とのお話の中で、「学校だけで、子供たちの教育を考えることは無理がある。PTAや地域の皆さんとともに、子供たちを育てていかなければならない」ということがありました。
我々PTAも、日頃の活動を通して、そのことは強く感じています。
これからも、学校と協力し、小牧の子供たちの健やかな成長を見守っていきたいと思います。


また、「教育長はさすがだな!」と思ったことに、公共施設での、高校生の自習の状況について関心をお持ちだったことがあります。
いろいろな場所にお出かけになられた時に、ご覧になった光景だそうですが、やはり何気なくでも目に入ってくるというのは、アンテナを高くしていらっしゃるからだと思います。

その会話の中で、「立派な「自習室」でなくても、ちょっとしたスペースで、お互いに教え合いながら勉強している高校生たちの姿は、きっと「学び合う学び」が定着している証拠ですね」と安藤先生がおっしゃいましたが、まさにそのとおりだな、と感心しました。


ピカピカの市役所新庁舎の教育長室で、教育長と直接お話しできる機会をいただいたことに感謝しています。
お忙しい中、お時間を取っていただいた教育長、先生方、本当にありがとうございました。

「鍛える・学び合う学び」に学ぶ

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先日、学校HPに「2学期からの授業づくりに"鍛える"をキーワードにしましょう」という記事がアップされていました。
ご覧になりましたか?
(2学期からは「学び合う学び」に「鍛える」をプラス 10/7)


小牧市内の小中学校では、小牧市教育委員会が提唱する「学び合う学び」を授業づくりの中で進めています。
「学び合う学び」については、この「PTAの部屋」でも、何度か記事にしてきました。
(「学び合う学び」に学ぶ 5/14)

学校HPでも、授業の中で、グループで話し合う時間を通して、「学び合う学び」を実践している様子がアップされていますね。
それらを拝見していて、「人の意見を聞く」「自分の考えを話す」「グループの意見をまとめる」などの力をつけている生徒たちの様子がよくわかります。


保護者として、最近の子どもたちを見ていて、「自分で考える」という経験が減っているな、と感じています。

例えば、子どもが何か新しいことを始めるとき、何かを選択しなければならないとき、「どうしよう」と迷います。
まずは、友達や親や先生などに相談しますね。
そのときに聞いた意見を、あまり深く考えずに「じゃぁそれでいいや」と受け入れてしまうことが多いように思うのです。

もちろん、いろいろなアドバイスを聞いて、それを取り入れていくことは悪いことではありません。
自分だけの狭い視野を、広げてくれることにもつながります。


でも、決断する前に、もっと自分で考えることが必要ではないでしょうか?
「自分で考えて決めた」ということは、「自分で自分に責任を持つ」ということだと思うのです。
安易に人の意見に流されていると、うまくいかなかったときに「だって、誰々さんに言われたから」と言い訳ばかりになってしまいます。


私たち保護者は、子どもたちに、いろいろなものを「与えすぎている」と感じています。
子どもが考える間もなく、すぐに答えを要求し、意に沿わない答えに対しては、親の意見を押し付けてしまいます。

私たちが子どもに与えなければならないのは「選択肢」や「考える時間」であって、「親の望む答え」ではないのではないでしょうか?


「鍛える」というキーワードは、子どもたちだけでなく、私たち保護者にとっても当てはまることだな、と感じています。


学校での「学び合う学び」の中で、子どもたちには、もっともっと「自分で考える」経験をしていってほしいなと思います。

そして、私たち保護者も、子どもたちが「自分で考える」ことができるように、「子どもを信じて待つ」という気持ちを鍛えていきたいですね。

ちゅうでん 記念講演会(9) 『最終回』

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ちゅうでん教育振興助成贈呈式 記念講演のまとめ 第9回(最終回)

10/6(土)「ちゅうでん教育振興助成贈呈式」の記念講演の内容を、感想を交えてまとめたものです。

【演題&講師紹介】
「学校・家庭・地域で取り組む防災教育
想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」

片田 敏孝氏
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災研究センター長・教授


●風化と忘却


「災害の記憶を風化させない」よく言われる言葉です。

片田先生が、とても興味深いことをおっしゃいました。

「広辞苑で、『風化』と引くと、それは人々の中に教えとして定着し、語るに及ばない常識となること、となっています」

つまり、誰もが知っている、当たり前の常識になってしまうことなのですね。


一方、忘れてしまうということは『忘却』だとおっしゃいました。

東日本大震災の記憶や教訓を『忘却』することなく『風化』させていくことが、これからの時代を生きていく我々に課せられた課題なんだな、と感じました。


これからも、被災地を忘れずに、ずっと心を寄せていきたいですね。


片田先生、すばらしい講演を、ありがとうございました。

ちゅうでん 記念講演会(8)

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ちゅうでん教育振興助成贈呈式 記念講演のまとめ 第8回

10/6(土)「ちゅうでん教育振興助成贈呈式」の記念講演の内容を、感想を交えてまとめたものです。

【演題&講師紹介】
「学校・家庭・地域で取り組む防災教育
想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」

片田 敏孝氏
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災研究センター長・教授


●学校・家庭・地域で取り組む防災


学校 → 子供

・学校は「姿勢の教育」

学校では、子供たちに、自分の命を守る「主体的な姿勢」を育む教育をする。


学校 → 家庭

・学校と家庭の信頼関係の構築

災害時の引き渡しをどうするか等、学校と家庭が歩調を合わせて行動できるように、信頼関係を構築する。
ちなみに「津波の場合は、引き渡しは行わない」
迎えを待つ間に、他の子供たちも危険にさらすことになる。


子供 ←→ 親

・親子の信頼関係の構築

「ぼくは、自分で逃げるから大丈夫。お母さんも、まずは逃げて」
子供が主体的な姿勢を持っていれば、親も子供を信頼し、自分を守るために逃げることができる。

・子供は親の背中を見て育つ

子供の行動を信頼し、否定的な言葉や態度を取らない。


子供 ←→ 地域

・「助ける人」になる

中学生は、助けてもらう立場ではなく、助ける立場であることを自覚させる。
日頃から地域活動に参加して、自分たちにできることの訓練をしておく。


このように、防災教育を考える時は、学校・家庭・地域が協力して行う必要がある、ということがよくわかるお話でした。


釜石の中学生たちが、避難の最中にお年寄りの手を引き、幼児を抱き抱えて、必死に避難する様子を撮影した写真を拝見しました。
誰かに指示されたわけではなく、自然とそういう行動が取れる中学生の姿に、胸が熱くなりました。


家にいて地震に遭遇した小学生が、その直後に弟にジャンパーを着せて、祖母に「早く行こう」と声をかけ、みんなで家を飛び出した話。

別の小学生も、避難しようとしない祖父母を必死に説得して、間一髪、津波を逃れた話。

甘えん坊の男の子が「ぼくは自分で逃げるから大丈夫」と言って、お母さんは息子を信じて、家には戻らずまっすぐ避難した話。

義足で速く走れない友達が「自分はいいから、先に行って」と言い、状況判断をしっかりして「大丈夫だから」とおぶって避難した中学生たちの話。


お聞きした話は、どれもこれも、すばらしい子供たちの力を教えてくれました。

昨年の東日本大震災以降、各地で防災教育が行われています。

我々保護者も、学校で行われる防災教育にもっと関心を持ち、家庭で子供と話し合う機会を持ちましょう。

学校側にも、保護者や地域も一緒に学べる防災教育の形を、考えていただけるといいですね。

ちゅうでん 記念講演会(7)

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ちゅうでん教育振興助成贈呈式 記念講演のまとめ 第7回

10/6(土)「ちゅうでん教育振興助成贈呈式」の記念講演の内容を、感想を交えてまとめたものです。

【演題&講師紹介】
「学校・家庭・地域で取り組む防災教育
想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」

片田 敏孝氏
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災研究センター長・教授


●津波てんでんこ

東北の三陸地方では、昔から津波への防災の言葉として「津波てんでんこ」という言葉が言い伝えられてきました。

「津波てんでんこ」には、こんな意味が込められています。


津波がきたら、とにかく逃げろ
人に構わず、自分は逃げろ
自分の命は、自分で守れ


そして「もし肉親や周りの人を助けられなかったとしても、それはあなたの責任じゃないよ、津波てんでんこなんだから」という、良心の呵責を治めるための言葉でもあるのだそうです。


片田先生は、この「津波てんでんこ」の本質について、次のように語られました。

・自らの命に責任を持つこと

人を助けることができるのは、自分が生きていてこそできること。
そのためにも、何が何でも自分の命は守ること。


・家族との信頼関係を築くこと

家族を助けに行って、一緒に被害にあってしまってはならない。
それぞれが自分の命を守ることを日頃から確認し合っておけば、無用に救助に戻ることもなくなり、多くの命が助かることにつながる。

ちゅうでん 記念講演会(6)

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ちゅうでん教育振興助成贈呈式 記念講演のまとめ 第6回

10/6(土)「ちゅうでん教育振興助成贈呈式」の記念講演の内容を、感想を交えてまとめたものです。

【演題&講師紹介】
「学校・家庭・地域で取り組む防災教育
想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」

片田 敏孝氏
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災研究センター長・教授


●子供たちへの防災教育の在り方


子供たちへの防災教育は「姿勢の防災教育」であるべきだ、と片田先生はおっしゃいました。

実際には、ダメな防災教育の例でもある「脅しの防災教育」や「知識の防災教育」が行われているところが多いそうです。

「己を知り、己を律し、その時だけはしっかり動ける」という主体性を持たせることが大切なのですね。


・姿勢の防災教育

防災に対して、主体的な姿勢を醸成する。
「その時、どうするか」ということを、いつも想定しておくために、現実感を持ってその時の状況に思いを馳せることができるようになること。
子供たちの中に「内発化」された避難の姿勢を育てる。


<ダメな防災教育の例>

・脅しの防災教育

悲惨な災害の映像や画像を繰り返し見せたり、「こんなにも怖いものなんだぞ」と脅すだけでは、その場かぎりの恐怖しか生まれない。
外圧的に形成される危機意識は長続きしない。


・知識の防災教育

「自分はどうするのか」という主体的な姿勢がないまま知識を与えることは、想定にとらわれることにつながり、かえって危険なこともある。

ちゅうでん 記念講演会(5)

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ちゅうでん教育振興助成贈呈式 記念講演のまとめ 第5回

10/6(土)「ちゅうでん教育振興助成贈呈式」の記念講演の内容を、感想を交えてまとめたものです。

【演題&講師紹介】
「学校・家庭・地域で取り組む防災教育
想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」

片田 敏孝氏
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災研究センター長・教授


●子供たちに伝えてきた「避難三原則」

私たち人間は、大いなる自然とともに、今日まで生きてきました。

自然は、私たちにすばらしい恵みをもたらしてくれます。
しかし、自然は突然猛威をふるって、私たちに襲いかかってきます。

そんな自然の営みに対して、私たちはどうするべきか、ということを、片田先生は信念として釜石の津波防災教育で伝えてきました。
そして、その信念に基づき、避難三原則を提唱してきました。


<信念>
大いなる自然の営みに畏敬の念を持ち、行政に委ねることなく、自らの命を守ることに主体的たれ


<避難三原則>
・想定にとらわれるな
行政の防災(ハザードマップなど)は、あくまでも想定される範囲内で作成されている。その想定を超える事態も当然あり得ることを忘れない。


・最善を尽くせ
大いなる自然の前には、人間は無力である。その時に、最善を尽くすことしかない。


・率先避難者たれ
非常事態時にパニックになってしまうと、人は「避難する」という意思決定ができない。まず自分が逃げることで、その姿を見て他の人たちも後に続くようになり、結果的に多くの命を救うことができる。

ちゅうでん 記念講演会(4)

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ちゅうでん教育振興助成贈呈式 記念講演のまとめ 第4回

10/6(土)「ちゅうでん教育振興助成贈呈式」の記念講演の内容を、感想を交えてまとめたものです。

【演題&講師紹介】
「学校・家庭・地域で取り組む防災教育
想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」

片田 敏孝氏
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災研究センター長・教授


●子供への防災教育の意味

防災教育は、時間軸で考える必要がある、と片田先生はおっしゃいました。

日本の沿岸は、これまで何度も大津波による被害を受けてきました。

そのたびに、被災地には慰霊碑が建立され、釜石市内だけでも34の碑があるそうです。

しかし、つらい災害の記憶は長年のうちにいつしか忘れられ、備える気持ちも失われていきます。

それでは、同じことの繰り返しになってしまいます。


そこで片田先生は、まずは子供にしっかりと防災教育をして、災害文化を再生させようという取り組みを始められました。


<災害文化再生プロジェクト>

子供への防災教育 → 10年後 子供は大人へ成長 → さらに10年後 彼らは親になる

そうやって、親から子へ、子から孫へと、世代間で継承される「高い防災意識」を育てていこう。

その知恵を「災害文化」として、地域に定着させよう。

ちゅうでん 記念講演会(3)

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ちゅうでん教育振興助成贈呈式 記念講演のまとめ 第3回

10/6(土)「ちゅうでん教育振興助成贈呈式」の記念講演の内容を、感想を交えてまとめたものです。

【演題&講師紹介】
「学校・家庭・地域で取り組む防災教育
想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」

片田 敏孝氏
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災研究センター長・教授


●大人たちよ、襟を正せ!


日本の防災は「被災者支援」を中心に考えられてきました。

災害で被災された方々のために、救援物資を用意したり、仮設住宅を建てたりといったことが行われ、また被災者の心のケアということの重要性も言われてきました。

国や行政だけでなく、多くの一般の人々もボランティア活動に取り組んでいます。

「目の前に困っている人がいたら、みんなで協力して助けよう」という、すばらしい日本の文化です。


「しかし、本当の防災はそうではない」と片田先生はおっしゃいました。

本当の防災とは
・災害ごときで人は死なせない。
・生き抜く力を育てること。


先生は、被災地で出会った遺族の嘆きが忘れられない、とおっしゃいました。

「津波は絶対に来る」これは動かしようのない事実である。それならば、「その時」にどう対処すればいいのかを考えなければ。悲しみにくれる遺族をこれ以上増やさないために、命を守るすべを子供に教えなければ。


現実はどうでしょうか。

大人たちは、みなわかっています。地震の後には津波が来ることを。そして、その時には逃げなければいけないことを。

しかし、現実には、子供に「お父さんは逃げないよ」「おじいちゃんは逃げないよ」という大人たち。

小さな地震のたびに出される津波警報。でも、たいした被害もなかった。こんな経験を繰り返していくうちに、大人たちは、「今度もきっと大丈夫」という固定観念にとらわれてしまうようです。

そんな大人たちの姿を見て、子供たちは育つのです。

子供たちが「逃げないよ」と思っているのは当然ですよね。


今こそ、「子供は親の背を見て育つ」という言葉を、すべての大人が肝に銘じるべきだと思います。

ちゅうでん 記念講演会(2)

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ちゅうでん教育振興助成贈呈式 記念講演のまとめ 第2回

10/6(土)「ちゅうでん教育振興助成贈呈式」の記念講演の内容を、感想を交えてまとめたものです。

【演題&講師紹介】
「学校・家庭・地域で取り組む防災教育
想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」

片田 敏孝氏
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災研究センター長・教授


※写真は、>NHKスペシャル 釜石の"奇跡” いのちを守る 特別授業より引用しています。


●釜石の防災教育のはじまり


すでに、何年もの間、何度となく、さまざまな場所で「防災講演会」や「防災セミナー」を開催されてきた片田先生ですが、だんだん無力感を感じるようになったそうです。

どこへ行っても、だいたい同じ顔ぶれ。熱心に聞いてはくれるものの、この会場に来てくれているのは防災に関して「興味・関心」がある人だからそれは当然。
だが、そこから先に広がっていかない。

そうした状況で「これでいいのか」という思いが強くなったそうです。


ある時、小学校へ防災教育に出かけて、校庭で遊んでいた子供と、こんな会話をかわしたそうです。

片田先生「いつか必ず津波が来るってこと知っているかい?」
子供「そんなの知ってるよ」
先生「じゃあ、津波が来た時、きみは逃げるかい?」
子供「ぼく、逃げないよ」
先生「どうして?逃げないと死んじゃうよ」
子供「だって、お父さんも逃げないって言ってるし、おじいちゃんもでっかい堤防があるから津波は大丈夫。逃げないって言ってる。だからぼくも逃げない」


片田先生は、この会話で防災教育のスイッチが入ったとおっしゃいました。

このままでは、この子は確実に死ぬ。この子を死なせてしまうのは、親であり祖父母であり、近所の大人たち。
「自分は逃げない」と言っているすべての大人の責任だ。
こんな環境で育っている子供たちでは、みんな命を落としてしまう。

そういう危機感を強く持たれた先生は、「釜石の子供たちを一人も津波で死なせない!」という強い思いで、その後の防災教育に取り組まれたとのことでした。

ちゅうでん 記念講演会(1)

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ちゅうでん教育振興助成贈呈式 記念講演のまとめ 第1回

10/6(土)「第12回ちゅうでん教育振興助成贈呈式」の記念講演の内容を、感想を交えてまとめたものです。


【演題&講師紹介】
「学校・家庭・地域で取り組む防災教育
想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」

片田 敏孝氏
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災研究センター長・教授



●釜石の奇跡

2011年3月11日 東北地方を襲った地震と大津波により、釜石市では1,000人以上の死者・行方不明者が発生しました。

しかし、当時学校管理下にあった児童・生徒は、全員助かりました。

すでに下校していた児童・生徒も、多くはすばやく高台に逃げて無事でした。

残念ながら、その時に学校にいなかった5名の児童・生徒が津波の犠牲になりましたが、市内児童・生徒約3,000人のうち、生存率99.8%という数字は驚異的です。

これを、人々は「釜石の奇跡」と呼びます。


この「釜石の奇跡」は、偶然起こった奇跡ではありません。

それまで長年にわたり、当地で防災教育が行われ、その結果、子供たちが「この非常事態にどう立ち向かうか」ということをしっかり考えて行動できたことが起こした奇跡です。

その防災教育に携わってこられたのが、講師である片田敏孝先生です。

釜石市の津波防災教育を通じて、「子供たちの命を守るために」学校と家庭と地域が連携して取り組むことの大切さを教えていただきました。

祝!ちゅうでん教育振興助成贈呈式

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10/6(土)「ちゅうでん教育振興助成贈呈式」が開催され、小牧中からは玉置校長先生とPTA母代の斎藤が参加してきました。
学校HPに、贈呈書の写真がアップされています。
(教育振興助成金贈呈書 10/6)

以前、PTAの部屋でも「ちゅうでん教育振興助成金」の受賞決定について、記事にしました。
(「第2回 親子で学ぶ夜の中学校」へのお誘い 9/3)


全国からの受賞校の中に「小牧市立小牧中学校」という校名が並んでいることに、とても誇らしい気持ちになりました。
こんなすばらしい体験は、そうそうできるものではありませんよね。
PTA役員冥利につきる一日でした。

助成の対象となった「新しいことを始めるよ!企画」から生まれた「親子で学ぶ夜の小牧中学校」は、毎回好評をいただいており、学校と家庭や地域をつなぐ「名物企画」へと育ちつつあります。
これからも、今回の受賞を励みに、PTAも「夜の小牧中」を応援していきたいと思っています。
次回も、ぜひたくさんの皆さんのご参加をお待ちしています。


表彰式と贈呈式の後、記念講演会が開催されました。

「学校・家庭・地域で取り組む防災教育〜想定を超える災害から子どもたちの命を守るために〜」と題して、群馬大学大学院教授の片田敏孝先生のお話をお聞きしました。

片田先生は、昨年の東日本大震災で、あの「釜石の奇跡」と呼ばれた釜石市で、防災教育を長年にわたり行われてきた方です。

「子どもたちの命を守るために」どのような防災教育を行ってきたのか、ということを、とてもわかりやすくお話しいただき、その内容は、私たち保護者も肝に銘じておかなければならないな、と考えさせられるものでした。

ぜひ皆さんにもお伝えしたい内容でしたので、まとめの記事を、後日アップしたいと思っています。


※写真は、大賞の表彰の様子です。振興助成は代表表彰でしたので、小牧中の表彰の写真ではありません。ごめんなさい。

「愛知のPTA」の記事より 〜ほめる〜

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先日、お子さんを通じて配布された「愛知のPTA」という新聞(平成24年10月号)を、ご覧になりましたか?

中面に、スクールカウンセラーの山口 力さんの「子育てワンポイントアドバイス!」というコーナーがあり、今回は「ほめ方」についてのお話でした。

「PTAの部屋」でも、「未来の大人たちへ」の関連記事で「ほめる」ことについて書いたばかりだったので、とても興味を持って読ませていただきました。
(「大人の先輩からのアドバイス」に想う その7 10/5)

「愛知のPTA」をご覧になっていない方にも、ぜひお伝えしたい内容だったので、簡単にまとめましたので、参考にしていただけるとうれしいです。


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●ほめ方の種類

「ほめ方」には、2種類あります。
1. 「結果」でほめる
2. 「プロセス」でほめる


●それぞれのほめ方の特徴

1.「結果」でほめる

・一般的によく使われる方法
・評価の基準は「できる」か「できない」か、しかない
・人との比較によってほめることにつながりやすい

→ 結果として、子供は「あの子よりもできないといけない」という思いを持ちやすく、出来ない自分のことを認めることができず、自分を好きになれない、ということにつながる

2.「プロセス」でほめる

・他者との比較は関係なく、自分自身が認めてもらえる
・親も、結果ではなく、「今」や「行為」に意識が向く
・評価の基準は無限にある

→ 結果として、子供は自分に自信をもつことができ、本物の優しさと思いやり、感謝を表現する子供に育つ

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まずは、親が意識を変えることが大切ですね。

「結果」でほめることはわかりやすいので、ついつい「0」か「100」かという極端な基準でほめてしまうことがあります。

また、他者と比較することもわかりやすいので、ついついやってしまいますよね。

でも、それでは子供の心が「優越感」や「劣等感」ばかりになってしまいます。

子供が本当に自分が好きになって、自分に自信を持てるようになるためには、「プロセス」でほめることが、とても大切なのですね。

子供の「ほめポイント」は、「プロセス」の中に見つけるように、努力していきたいと思います。

「大人の先輩からのアドバイス」に想う その8

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昨日に引き続き、柗浦隆子さんからのアドバイスへの感想です。
(柗浦隆子さんから「未来の大人たちへ」 9/17)


●伝統を大切に

我々が子供のころと比べると、今は外国人との交流の機会が増えています。
小牧中にも、7月にアメリカのワイアンドット市からの中学生が訪問してくれました。
(ワイアンドット市小牧訪問団・牧中に来る 7/2)

記事には、「生徒たちが、日本文化(習字、折り紙など)を体験した」とあります。

言葉でうまく伝えられなくても、実際にやって見せたり、体験してもらうことで、外国の方々との距離が、ぐっと近くなることもあります。

日本では、恥ずかしがり屋さんで控えめな人のことを「奥ゆかしい」といって美点とすることがありますが、外国の方々との交流の時は、ぜひ積極的に行動できる「はつらつ」とした人になってほしいと思います。


日本の伝統文化にはいろいろありますが、説明するのがとても難しいことが多いです。

そんな時に、イメージがわきやすいように、実際にやって見せることができれば、とても役立ちます。

例えば、着物を着たり、茶道や華道をしたり、琴などの楽器を演奏したり、といったことは、今では誰でもできることではなくなりました。


柗浦さんがおっしゃるように「日本にはこういう伝統文化がある」と自信を持って言えるようになるためにも、男女問わず、大人も子供も、伝統文化の一つや二つは、たしなみとして身に付けておきたいですね。

「大人の先輩からのアドバイス」に想う その7

大変好評な「未来の大人たちへ」シリーズ企画ですが、第4弾には、小牧市更生保護女性会会長の柗浦隆子さんが登場して下さいました。
(柗浦隆子さんから「未来の大人たちへ」 9/17)

それまでは男性からのアドバイスが続いていましたが、今回は女性からのアドバイスをお聞きすることが出来ました。
お母さんたちにとっては、母親として心に留めておきたいお話でしたね。


●ほめて育てる

「子供はほめて育てましょう」・・・本当に、よく聞く言葉です。
柗浦さんも「ほめて育てることは、子供の成長に一番必要なことです」とおっしゃっています。
まさにそのとおりだと思います。そう思いますが、けっこう難しいことだなぁと感じていらっしゃる保護者の方が多いのではないでしょうか?

「PTAの部屋」でも、以前「ほめる」ことについて記事にしました。
(見守りのかたち 〜ほめる編〜 6/3)

今、改めて、はたして自分は「子供のほめポイント」を見つける努力をしてきただろうか・・・と考えてみませんか?

バッチリよ!という方は、そのままどんどん続けて下さい。
う〜ん・・・という方は、今日から始めればよいのです。

忙しい毎日の生活の中で、いつもいつも「子供をほめてあげたい!ほめポイントを見つけよう!」と考えていることは難しいかもしれません。
でも、時々思い出して、1つでも2つでも、子供に「ほめ言葉」をかけることを忘れずにいたいですね。


小牧山のシラカシの木には「ドングリ」がいっぱい。カエデの紅葉はもう少し先のようです@趣味'sブログ
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