最新更新日:2024/04/16
本日:count up1
昨日:3
総数:156039

★【特別講座】「第5回特別講座」で大人の学び(1)

画像1
2/2(月)「第5回親子で学ぶ小牧中特別講座」が開催されました。
今回は、入学説明会の中で「教育講演会」として行われたので、新入学生の保護者の皆さんが多数参加されました。
講師は、おなじみの角田明先生。
演題も、新入生の保護者へのお話しにふさわしく「中学生を持つ親の資格」として、お話をしていただきました。
印象に残ったことを「まとめ」としてご紹介します。


●「固定観念」との葛藤

角田先生は、息子さんご一家と一緒に暮らしておられます。
ある日、小学1年生のお孫さんと話しているときに、こんな会話があったそうです。
「おじいちゃん、1+1=2だよね」
「どうして?1+1=3だよ」
角田先生いわく、「1+1=2」になるのは算数の場合だけ。
実社会では、一人の力と一人の力を足せば、三倍にも四倍にもなる。
お嫁さんには「おじいちゃん、そんな答えを教えないでください!」とお小言を言われてしまったそうですが(笑)、角田先生のおっしゃることは、皆さんも納得できるのではないでしょうか。

人生は、算数の計算のように、いつでも答えがきちんと出るものではありませんし、簡単にはいきません。
「1+1=2」だという固定観念を持っていると、社会で割り切れない問題に出会った時に混乱してしまいます。
親は、そうした固定観念を子どもに押し付けるのではなく、固定観念に縛られずに子どもと接するべきですよ、ということを角田先生は教えてくださいました。


●子育てに決まりはない

角田先生は、先ほどの「固定観念」に関連して、「子育てに、こうしなければいけない、という決まりはありませんよ」とおっしゃいました。

最近は核家族で子育てをする世帯がほとんどですから、初めての子育てに不安いっぱいの親は、ネットや本などから情報を集めます。
そこにはあふれるほどの情報がありますから、困ったときの参考にするには、とても役立ちますね。
でもそれらの情報を鵜呑みにして、「こうしなければ」と思いこんでしまうこともあるのではないでしょうか。
「十人十色」という言葉のように、子どもは一人一人違いますし、親だってみんな違います。
百人いれば百通りの子育てがあってもいいのですが、私たちはどうしても「標準」を求めてしまいがちです。
ですから、それが「固定観念」につながっていくのですね。
角田先生の「決まりはないんだよ」という言葉は、「固定観念」に縛られて「標準」を求めてしまう私たちに、大切なことを教えてくださっています。


●子どもを自慢に思える親になる

子どもは成長するにつれ、自分で考え、世の中の矛盾に疑問を持つようになります。
そうすると、親の言うことを素直に聞かなくなります。いわゆる「反抗期」ですね。
親の考えに従わず、納得できないことには口ごたえもします。
そんな時、「物わかりのよい親のふりをしないで、とことん言い合いをしなさい」と角田先生はおっしゃいます。

子どもは、親の固定観念をぶち壊しにかかるでしょう。
そんな子どもを自慢に思える親になりなさい。
今の親は、子どもに好かれようとし過ぎている。それではダメ。親は、子どもに嫌われてなんぼですよ。
角田先生のこのメッセージに勇気をもらった思いですね。

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
小牧市立小牧中学校

〒485-0046
小牧市堀の内四丁目30番地
TEL:0568−77−6321
FAX:0568−75−8295