最新更新日:2024/05/12
本日:count up3
昨日:8
総数:156160

「デジタル・ネイティブ」の可能性

画像1
先日の学校HPに、千葉県のスーパー中学生の講演についての記事が掲載されました。
YouTubeで公開されている、山本恭輔くんの講演は、ご覧になりましたか?
(すごい中学3年生の講演を聴きました 2/23)

彼は、昨年「少年の主張2012 全国大会」において「内閣総理大臣賞」を受賞した千葉県立千葉中学校の3年生です。
聴衆を引きつける、すばらしいプレゼンテーションでした。

彼のプレゼンの中で、「デジタル・ネイティブ」(現代の中高生)にとって重要な要素が、3つ挙げられていました。

1. 最先端(常に最先端のものを視野に入れておく)
2. リアルにつながる(会いにいく)
3. 伝える(自分のアイデアは伝えなければ価値がない)

今、我が子たちは、まさに「デジタル・ネイティブ」です。
最先端のテクノロジーを軽々と使いこなし、それらのツールを使って、新しいコミュニケーションを生み出しています。
彼が言うように、従来とは違うアプローチで、新しい技術やモノを創造していくことが、これから求められていくのは確実だと思います。


山本くんのプレゼン映像を見て、彼のようなスーパー中学生は特別な存在だと思われた保護者の方が、たくさんいらっしゃると思います。
「うちの子なんて、ムリムリ!」と思いますよね。

でも、最初からあきらめる必要はないと思います。
インターネットが利用できる環境は、今や家庭や学校だけでなく、街中に広がっています。
ふと疑問に思ったことを、その場ですぐに検索して調べることができるのです。
私たちが子供のころのように「あとで調べましょう」とやっていると、どんどん後回しになって、結局調べることすら忘れてしまうことになってしまいます。
疑問に感じたその時に、すぐに調べた方が記憶に残りやすいですよね。
苦労して調べないと記憶に残りにくい、という説もありますが、調べずに終わってしまうよりも、ましでしょう。

そうやって、興味を持ったことをどんどん追及していくことが、今は誰にでもできる環境にあるわけです。
さらに、同じ興味を持つ仲間を見つけ、交流していくことで、新しい展開が起きる可能性だってあります。
そうです。「デジタル・ネイティブ」の子供たちには、誰にだって可能性は広がっています。

山本くんは、そのような環境を上手に使って「もっと知りたい!」という気持ちを深めて、さらに彼の知識や学んだことを「仲間と共有したい!」という行動につなげていったのだと思います。


彼の情熱や行動力は生まれ持ったものかもしれませんが、家庭や学校などの環境によるところも大きいのではないかと思います。
我が子を、彼のようなスーパー中学生にしよう!と意気込んだところで、しょせん「蛙の子は蛙だから・・・」と現実路線に戻ってしまいますが、子供たちのために、私たちにできる環境整備はしてあげたいですね。

それは、各家庭に高速のデータ通信ができる環境を作りましょう、最先端の機器を揃えましょう、ということでは、もちろんありません。

まずは、子供が興味があることを知る。
バカにしないで、ちゃんと受け止める。
そして、たとえそれがとんでもなく難しく厳しいことでも、なんとかチャレンジできるような方法を一緒に考える。
くじけそうになったら、励ます。
といった、親がふだん子供に対してやっていることが大切なのではないでしょうか。

チャレンジには失敗が付き物です。
失敗に落ち込んだ時に、子供が帰る場所は家庭です。
温かく見守れる家庭づくりが、子供にとって一番の環境整備ではないかな、と思います。

子供たちが、新しい世界で思い切りがんばれるように、そっと背中を押してあげられる親でありたいですね。

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
PTAクラブ活動
3/16 フラワーアレンジメント
市P連
3/13 市P連 第3回母親委員会
市P連 第4回母親委員会研修会
小牧市立小牧中学校

〒485-0046
小牧市堀の内四丁目30番地
TEL:0568−77−6321
FAX:0568−75−8295