最新更新日:2024/05/12
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「ネット事情に子どもより詳しくなるための勉強会」(2)

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「ネット事情に子供より詳しくなるための勉強会」まとめ 第2回


●ネット上の事件の事例から見えること

【 その1 】
女子中学生がいじめを苦に自殺。
いじめた同級生の実名を書いた遺書があった。
もちろん実名は公表されないが、噂をもとにネット上で犯人探しが始まり、いじめたとされる女子生徒のプロフ(*)の写真を使って「コイツが犯人だ」という情報が書き込まれ拡散した。

*プロフ:プロフィールサイト。無料で自分の自己紹介ページを作成することができ、掲示板やメールのやり取りができる機能もある。数年前に子供たちの間で流行したが、最近はスマホの普及に伴い「LINE」などのSNSへの移行が進み、一時の勢いはないようである。


【 その2 】
女子大生が、バイト先の飲食店を訪れた有名人の情報をツイッタ-に投稿。
数時間後には、この女子大生の本人特定が行われ、彼女がこれまでに書いたツイッタ-やmixi、Facebookなどの投稿を検索してまとめた情報が書き込まれ拡散した。
このまとめには、本人だけでなく家族や友人の顔写真の情報も載せられていた。
翌日の朝刊に、有名人のスクープ記事として掲載され、その日の夜にはバイト先飲食店の代表者が謝罪の記者会見をする騒動に発展した。


【 その3 】
中学校でのいじめで、いじめられていた女子中学生の裸の写真を複数枚撮影し、いじめていた側の生徒が他の同級生にメールで送り拡散した。
当該生徒の持っていた写真は削除したが、さらにどこかへ拡散してしまっている可能性は残る。


その1の事例のように、ネット上では、ある種の正義感のようなものから当該者の特定をしようという動きが出てきます。
昨年の滋賀県大津市の中学生のいじめ自殺問題でも、同様にものすごい勢いで犯人探しが広がり、無関係の人が巻き込まれて誹謗中傷されるということも起きています。

そのことの是非はちょっと横に置いておいて、ここで注意しておきたいことは、情報は蓄積されていくということです。
過去に投稿したメッセージや写真や動画が、思いもよらぬタイミングで引っ張り出されてしまうことがあるのです。
そして、それらの情報は、その後の人生に、計り知れない影響を及ぼすことになります。

石原先生は「ネット上での失敗は、たった一度の失敗が一生涯取り返しのつかないことになる場合がある」とおっしゃっていました。

身の回りの見える範囲のことだけでなく、目に見えない部分にまで影響が広がってしまう危険性を知っておくべきでしょう。

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