最新更新日:2024/05/12
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「春休み」に想う(1)

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平成24年度が修了し、春休みに入りました。
春休みは課題がないので、子どもたちは「のびのび」と休みを満喫していることでしょう。
思い切り楽しんでもらいたいと思いますが、次年度への準備も忘れずにしてほしいなというのが、親の気持ちですね。

年度末に向けて、子どもたちはそれぞれ「一年の振り返り」をしたと思います。
私たち大人も、この一年の間に話題になったことを振り返ってみたいと思います。


まずは「いじめの問題」です。
残念ながら、いじめが原因と思われる子どもの自殺などの、とても悲しいニュースが後を絶たない一年となりました。
「いじめ問題」は、何年も前から繰り返し繰り返し問題になっているのに、未だになくならないということは、本当に残念で悲しいことですね。

また「いじめ問題」は、子どもたちだけの問題ではなく、大人の世界でも起きていることで、職場でのいじめが原因で病気になってしまう人がたくさんいるのが現状です。


人が集団で生活していく以上、「いじめ」を完全になくすことはできないのかもしれません。
しかし、私たち一人一人が「いじめ」について考えることで、少しは状況を変えることができるのではないかと思っています。

おそらく「正解」はないでしょう。
でも、大人も子どもも「自分にとっての正解」について考えること、一人一人がそれが探すことが大切なのではないでしょうか。


新城市立千郷中学校HPに、先日の修了式での校長先生の式辞が掲載されていました。
その中に「さかなクン」からのメッセージがあり、とてもよいお話でしたので皆さんにもご紹介したいと思います。
このさかなクンのメッセージから、「いじめ」に対する「自分にとっての正解」を考えてみませんか?


-----*-----*----- 引用開始 -----*-----*-----

 テレビなどでも活躍する魚学者(東京海洋大客員助教授) さかなクンが,中学生に向けて次のように語っていました。
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 中一のとき,吹奏楽部で一緒だった友人に,だれも口をきかなくなったときがありました。いばっていた先輩が3年になってとたん,無視されてたこともありました。突然のことで,わけわかりませんでした。

 でも,さかなの世界と似ていました。たとえばメジナは海の中で仲良く群れて泳いでいます。せまい水槽に一緒に入れたら,1匹を仲間はずれにして攻撃し始めたのです。
けがしてかわいそうで,そのさかなを別の水槽に入れました。
 すると,残ったメジナは別の1匹をいじめ始めました。助け出しても,また次のいじめられっ子が出てきます。いじめっ子を水槽から出しても新たないじめっ子があらわれます。
 広い海の中ならこんなことはないのに,小さな世界に閉じこめると,なぜかいじめが始まるのです。同じ場所にすみ,同じエサを食べる,同じ種類同士です。

 中学時代のいじめも,小さな部活動でおきました。ぼくは,いじめる子たちに「なんで?」ときけませんでした。でも,仲間はずれにされた子と,よくさかなつりに行きました。
 学校から離れて,海岸で一緒に糸をたれているだけで,その子はほっとした表情になっていました。話を聞いてあげたり,励ましたりできなかったけど,誰かが隣にいるだけで安心できたのかもしれません。

 ぼくは,変わりものですが,大自然のなか,さかなに夢中になっていたらいやなことも忘れます。
 大切な友達ができる時期,小さなカゴの中でだれかをいじめたり,悩んだりしても楽しい思い出は残りません。外には楽しいことがたくさんあるのにもったいないですよ。
 広い空の下,広い海へ出てみましょう。
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-----*-----*----- 引用ここまで -----*-----*-----


【関連記事】

●新城市立千郷中学校HP 平成24年度修了式 式辞 3/22


※写真は、さかなクンオフィシャルホームページから引用しています。

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