最新更新日:2024/05/12
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「第3回夜の小牧中」で大人の学び(2)

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10/28(日)「第3回親子で学ぶ夜の小牧中学校」
大人の学び 第2回

幸せな人生を送るための3つの方法
〜プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動〜
志賀内泰弘さんとともに過ごす夜


●恩送りと客家(はっか)民族の教え

「恩送り」については、先日のPTAの部屋でも記事にしました。
(もうすぐです!「第3回親子で学ぶ夜の小牧中学校」(2) 10/21)

志賀内さんは、恩送りのお話をされるとき、わかりやすく伝えるために「客家(はっか)民族の教え」についても、合わせて教えて下さいました。

客家(はっか)とは、中国の少数民族で、過去に著名な政治家や経済人を多く輩出している民族だそうです。
どうして、この少数民族から、そんなに素晴らしい人が育つのか、ということの理由の一つに「家の形」と「民族の教え」があるそうです。

客家の人々は、外敵から身を守るために、円筒形の建物を建てて、そこで集団生活したそうです。

これについては、一宮市立木曽川中学校HPで、平林校長先生が説明して下さっていますので、合わせてご覧下さい。
(10.30 give and give 続編≪校長室≫ 一宮市立木曽川中学校HPより)

木曽川中の平林校長先生、お忙しい中、わざわざ足を運んでいただき、ありがとうございました。


「客家の教え」とは「右となりの人に親切にされたら、右となりの人に恩を返してはいけない」

これは、客家の円筒形の建物を想像すれば、どういうことかわかります。
「右からきた親切は、右ではなく、左に返しましょう」そうなると、どうなりますか?
親切がぐるりと一周回って、いずれは自分のところに返ってくる、という図式になります。

そうやって、客家の人々は、親切を「恩送り」していたのですね。

まさに「情けは人のためならず」です。
今日の小さな親切は、きっと、いつか自分のところに戻ってきますよ。
だから、みんなで、小さな親切を続けていけるといいですね。


※写真は、ローマのコロッセオです。客家の建物も、コロッセオとよく似ているそうです。

「第3回夜の小牧中」で大人の学び(1)

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10/28(日)「第3回親子で学ぶ夜の小牧中学校」
大人の学び 第1回

幸せな人生を送るための3つの方法
〜プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動〜
志賀内泰弘さんとともに過ごす夜


●ギブアンドギブ (Give and Give)

「幸せになる3つの方法」の一つ目は「ギブアンドギブ」です。

ギブアンドギブ(Give and Give)?
ギブアンドテイク(Give and Take)じゃないの?

日本人が、昔から大切にしている言葉に「お互いさま」という言葉があります。
とてもいい言葉ですね。

志賀内さんのご実家は酒屋さんで、いつも斜向かいの料亭に、お醤油やお酒を卸していたそうです。
そのお礼に、という気持ちで、法事などの時には、必ずその料亭から仕出しを取っていたということでした。

商売の中では、よくあることですね。
そうやって、うまくつながりを保っているのです。


これは英語でいうと「Give and Take(ギブアンドテイク)」ですね。
これは、「与えて、得る」ということです。
しかし、「与えて、得る」なので、どうしても与えたことに対しての「見返り」を求めてしまいます。

「見返り」を期待して与えていると、何も見返りが返ってこなかったときに、どうなるでしょう?
「〜してあげたのに、何もしてくれない」と、どんどん不満がたまってしまいますね。
そして、期待通りの見返りがないと、ついには与えることをやめてしまいます。
そこで、つながりが切れてしまうのです。


一方、志賀内さんがおっしゃる「Give and Give(ギブアンドギブ)」
これは、「与えて、与えて」です。
こちらからあげるばかりなので、見返りを期待する気持ちはありません。

「与えて、与えて」ばかりだと、どうなるのか?
まわりに、たくさんの「ありがとう」があふれます。
「ありがとう」に囲まれている人には、「幸せ」が集まってくるのです。

そう、だから「ギブアンドギブ」が、「幸せになる3つの方法」のうちのひとつなのですね。


ギブアンドギブが出来る人とは、どんな人でしょうか?
「自分と関わる人に対して、自分に何ができるか、ということを常に考えている人です」と志賀内さんはおっしゃいました。

渋滞している道路で、脇道からの合流車を自分の前に入れてあげる。

〜この間、自分がなかなか合流できずに困っていた時、見知らぬ誰かが入れてくれた。
とても助かったし、うれしかった。
今度、機会があったら、私が誰かを入れてあげよう。〜

そんな思いで、入れてあげたのかもしれません。

このとき、見返りを求める気持ちはないですよね。
これが「Give and Give(ギブアンドギブ)」なのですね。


誰にでも、その気になれば、簡単にできることだと思います。
ときには親子で「Give and Give」について、ちょっとお話ししてみませんか?

新しいことが始まりました 〜第3回夜の小牧中〜

10/28(日)多目的室にて、「第3回親子で学ぶ夜の小牧中学校」が開催されました。

幸せな人生を送るための3つの方法
〜プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動〜
志賀内泰弘さんとともに過ごす夜

朝からのパラパラ小雨が、午後には大降りになってしまい、あいにくのお天気となってしまいました。
それでも、開始時刻には雨も上がり、今回もたくさんの方々にご参加いただきました。
ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。

用意していた座席や資料が足りなくなり、急きょ追加するといううれしいハプニングが今回もありましたが、手際良く対応していただいた先生方、コーディネーター、PTA役員の皆さん、ありがとうございました。


今回は、開始時間を30分早めて、2時間の講座となりました。
講師の志賀内さんのお話しは、とても楽しくて、どんどん引き込まれていくので、時間の長さはまったく気になりませんでした。

今回の講座のテーマ「幸せな人生を送るための3つの方法」

まず初めに「自分が幸せだと思う人は、手を挙げて下さい」という志賀内さんの質問に、全員が手を挙げました。
「幸せ」をはかる基準は、人それぞれだと思います。
それでも、その人その人の基準で「自分は幸せ」と思える人たちがこんなに集まっていて、その中に自分もいるという状況に、なんだか「すごいな〜!そんな人たちと一緒にいられることも幸せだな〜」という気持ちになってきました。


志賀内さんから教えていただいた「幸せになるための3つの方法」
●ギブアンドギブ
●誠実・正直
●続ける

それぞれのキーワードは、とてもシンプルなものです。
誰にでもできることですね。
でも、ちょっと意識しないと、なかなか実行できないことでもあります。

そんな「ちょっと意識する」「ちょっと思い出す」機会になるのが、「プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動」なのですね。


講座の最後には、すばらしい活動をされている志賀内さんに、参加の皆さんから、感謝の拍手が贈られました。

3つのキーワードについては、お話しの内容をまとめたものを、順次アップしていく予定です。

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もうすぐです!「第3回親子で学ぶ夜の小牧中学校」(3)

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先日も、「PTAの部屋」でご案内しましたが、いよいよ28日(日)に「第3回親子で学ぶ夜の小牧中学校」が開催されます。
(もうすぐです!「第3回親子で学ぶ夜の小牧中学校」(1) 10/21)

講師の志賀内泰弘さんのご紹介は、その記事でも少し触れていますが、志賀内さんが取り組まれている「プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動」のホームページがありますので、今日はそちらのご紹介をしたいと思います。

※プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動のサイトはこちら

このホームページには、読者の皆さんから、たくさんの「いい話」が投稿されてきます。

それらの「いい話」は以下のようなカテゴリに分類されて、読みやすく掲載されています。

・たった一言でコンテスト
・うれしくなるいい話
・なるほどいい話
・ほっこり和みのいい話
・ココロのメルマガ小説
・元気が出るいい話
・子どもたちからいい話
・役に立ついい話
・感動するいい話
・泣けるいい話
・ほろほろ通信


その中の最近の投稿で、気になったものを一つご紹介します。

(以下、HPより引用)
-----*-----*-----*-----*-----*-----
<心に響いた「たった一言」>
『あなたには35人の愛する子どもたちがいるんですよ』

<「たった一言エピソード」>
教職についてまだ浅かりし日。
保護者から面談の時に、

「先生はお子さんがいらっしゃらないから」

と、暗に独身で若い私がクラスの子どもたちの気持ちを
理解していないと言われた。
精一杯、子どもたちと向き合っていた私にはショックな言葉だった。

その後、私は自信を失いかけ、悶々とした日々を送っていた。
ある日、そのことを当時の校長先生に相談した。
その時に頂いた言葉。

「あなたには35人の愛する子どもたちがいるんですよ」

落ち込んでいた私に元気をくれた心に染みる一言だった。
今も宝物の一言として心のポケットに大切にしまってある。
-----*-----*-----*-----*-----
(引用、ここまで)

拝見して、この先生の気持ちも、保護者の気持ちも、どちらもよくわかるなぁ・・・と思いました。
それぞれの立場が違えば、考え方や受け取り方が違ってしまうのは、仕方のないことです。

ただ、ひとつ言えることは、「たった一言」が相手を傷つけてしまうこともあれば、逆に元気づけることもできる、ということですね。
また、同じ一言でも、いつも同じように作用するわけではなくて、発する人によっても、受け取る人によっても、その効果は違ってきます。

「相手に失礼のないように」「相手を傷つけないように」と相手のことばかりを考えて、いつもいつも自分の発する一言に注意を払っているのは、とてもたいへんなことですし、実際そんなこと簡単にはできませんよね。

でも、上記のお話のような”「たった一言」の重み”について、心の片隅にメモを残しておきたいなと思います。
時々、そのメモのことを思い出して、”「たった一言」の重み”に思いを馳せることができる大人になりたいですね。

10/28(日)ぜひ、夜の小牧中学校にお越し下さい!


※画像は「プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動」のHPより引用しています。

「注文ボランティア」に想う 〜地域への感謝編〜

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先週末、小牧では市民祭りが開催され、多くの牧中生がボランティアとして参加しました。


学校HPでも、「ジュニア奉仕団」や「注文ボランティア」が活躍する様子が紹介されていましたね。




(注文ボランティア(10月20日小牧市民まつり) 10/20)
(ジュニア奉仕団(10月20日小牧市民まつり) 10/20)
(注文ボランティア(10月21日小牧市民まつり) 10/22)

たくさんの生徒が参加してくれたのは、とてもうれしいことです。
生徒たちは、ボランティア活動を通じて、「誰かの役に立てることの幸せ」を感じられたのではないでしょうか。


今回のお祭りで、がんばる牧中生を見ていて、保護者として思ったことがあります。
それは、「機会を提供して下さった地域の皆さんへの感謝」です。

子供たちにとって、とても貴重な経験となるボランティア活動ですが、やらせたいと思っていても、なかなかその機会に恵まれません。
遠くまで出かけなければならなかったり、大げさすぎてちょっと気が引けたり、そういう形だと、親子ともども、まぁいいか、となってしまいます。


そんな中で、小牧中の「注文ボランティア」は、ありがたい存在ですね。
身近な地域の中で、中学生が無理なくできるお手伝いなので、保護者も安心して送り出せますし、子供にとっても、友達を誘って気軽に参加できる活動になっています。
また、地域の中の活動なので、子供たちも「自分も地域の一員」という思いを持つことができます。


これは、機会を提供して下さる地域の皆さんがいてくれるからこそ、できることだと思うのです。
それを仲介して下さる学校にも感謝しています。

そして、「注文ボランティア」が始まって以来、参加してきてくれた歴代の牧中生にも感謝しています。
ボランティアに参加した生徒たちが、態度が悪かったり、お願いされたことをちゃんとやれなければ、「次回からは注文ボランティアに頼むのはやめよう」となってしまいます。
彼らが、きちんとボランティアの役割を果たしてきたからこそ、毎年同じように、ボランティアの注文が入るのです。

今の牧中生たちにも、先輩たちへの感謝を忘れず、これからの後輩たちのために、しっかり取り組んでもらえるとうれしいなと思います。

もうすぐです!「第3回親子で学ぶ夜の小牧中学校」(2)

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「第3回親子で学ぶ夜の小牧中学校」へのお誘い 第2回


●「恩送り」という言葉を知っていますか?


【志賀内さんの著書のご案内】

毎日が楽しくなる17の物語
ようこそ「心の三ツ星レストラン」へ
人生のステップアップのための気づきのメニュー
(PHP出版)

志賀内さんの著書の中で、「恩送り」という言葉が紹介されていました。


人からもらった恩を、その人に返さずに順送りに回していくことを「恩送り」と呼ぶそうです。


見ず知らずの人にしてもらった親切。
お礼を言いたくても、どこの誰かもわからない。
でも、とてもうれしかった気持ちを、どうしても伝えたい。

そんなときは、今度は、自分が誰かに親切にして、親切のバトンをつないでいけばいいのですね。
そして、次の人がその親切を、また次の人へつなぎ、次から次へとつないでいく。
そうやって「恩送り」が続いていく社会になるといいなと思います。


●情けは人のためならず

「情けは人のためならず」
このことわざの意味を間違えて使っている人が多い、というニュースをご存じの方はたくさんいらっしゃると思います。

「情けをかけることは、その人のためにならないよ。だから、他人に情けをかけちゃダメ」
のように解釈している人が多い、ということのようです。

本来は
「情けをかけることは、他人のためではなくて、いずれ巡り巡って自分にかえってくる。だから、いっぱい他人に親切にしてあげよう」
という意味です。


「あの日の親切」が「今日のラッキー」につながっている!
ついつい見返りを求めてしまう気持ちでは、そんな幸せなつながりに気付きません。
「いつか未来のラッキー」のために、「今日の小さな親切」を積み重ねていけるといいですね。


このように、志賀内さんの著書からは、いろいろな気づきを教えていただけます。

今回は、志賀内さんのご厚意で、著作冒頭60ページをそのまま抜き出した冊子をプレゼントさせていただきます。

いつものように、事前申し込みができなくても、当日の参加は大歓迎です。

小牧中の生徒や保護者以外の方々のご参加も大歓迎です。
地域の方々や興味のある方々が、この機会に、たくさん「夜の小牧中」に足を運んでくださるのをお待ちしています。

もうすぐです!「第3回親子で学ぶ夜の小牧中学校」(1)

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いよいよ来週に迫ってきました。
「第3回 親子で学ぶ夜の小牧中学校」へのお誘いです。

先日、学校HPでも、お誘いの記事がアップされていました。
案内チラシも配布されています。(チラシはこちら</swa:ContentLink>) ご覧いただきましたでしょうか? <a href="http://swa.komaki-aic.ed.jp/weblog/index.php?id=komaki_j&type=1&column_id=85536&category_id=1439">(「第3回親子で学ぶ夜の小牧中学校」へのお誘い 10/10)


●講座内容と開催日時

幸せな人生を送るための3つの方法
〜プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動〜
志賀内泰弘さんとともに過ごす夜

10/28(日)18時30分〜20時30分 多目的ホール
※開始時間にご注意ください。


●プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動のこと

今回講師をしてくださる志賀内泰弘さんは、「プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動」という活動をされています。

それって、どんなことをやってるの?という疑問を持たれる方がいらっしゃると思います。
著書の中で、志賀内さんは、次のように語られています。


「プチ紳士・プチ淑女」とは、ついつい見過ごしがちなほどの、小さな小さな親切をする人のことです。


他人に順番を譲ったり、電車やバスで座席を譲ったり、荷物を持ってあげたり、そんな小さな小さな親切ができる人のことなのですね。


自分がしてもらって嬉しかったことを、今度は他の場所で他の人にしてあげる。そしてその小さな親切をグルグルと回し、世の中を「思いやり」でいっぱいにしようという運動です。


おそらく、私たちのまわりには、そんな小さな小さな親切があふれています。
でも、目先のことに一生懸命で、心に余裕がないと、気づかずに通り過ぎてしまいます。

時には足を止めて、ゆっくりまわりを見まわす時間を作ってみませんか?
今回の「夜の小牧中」は、そんな私たちにピッタリの内容ですよ。
志賀内さんから、心の温まる「ちょっといい話」がたっぷり聞けます。
ぜひ、ご参加ください。

見守りのかたち 〜校長先生編〜

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以前なら、10月は「衣替え」の時期で、すっかり冬服に替わっている頃です。

最近は、残暑が厳しい年が続いていることもあり、10月に入ってからもしばらくは「移行期間」となっているため、夏服の生徒を多く見かけますね。
ここ数日は、朝はすっかり秋の気配に変わり、そろそろ冬服の生徒が増えてくるのでしょうか。

季節の変わり目です。
親子ともども、体調を崩さないように、気をつけたいですね。


さて、学校の朝の風景といえば、校門に立って「おはよう!」と生徒に声をかける先生方です。
以前、「PTAの部屋」でも、そんな先生方のお話しを記事にしました。
(見守りのかたち〜その2〜 5/11)


先生方は、生徒たちに声を掛けながら、その様子に変化がないかをよく見て下さっています。


皆さんは、その先生方の中に、校長先生もいらっしゃることをご存じでしょうか?
出張などでご不在の時以外は、ほぼ毎朝校門に立って、生徒たちとあいさつを交わしていらっしゃいます。

校長先生は授業をされないので、小牧中のように大勢の生徒のことを把握するのは、とても大変だろうと思います。
朝の短い時間ですが、生徒たちとの交流を楽しんでいらっしゃる様子は、学校HPからも垣間見えますね。
(生徒に大受けした話 9/26)


そして、校内でも、気軽に生徒に声をかけて下さっています。
ほんのささいな会話でも、生徒にしてみれば、「校長先生から声をかけてもらった」ということは、とてもうれしい出来事です。
「校長先生は、自分たちのことを気にかけてくれている」という気持ちが、先生方や学校への信頼につながっています。


カメラを持って、校内をうろうろしている校長先生の姿を見て、生徒たちは安心しているのです。
これが、校長先生の「見守りのかたち」なのですね。

「鍛える・学び合う学び」に学ぶ

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先日、学校HPに「2学期からの授業づくりに"鍛える"をキーワードにしましょう」という記事がアップされていました。
ご覧になりましたか?
(2学期からは「学び合う学び」に「鍛える」をプラス 10/7)


小牧市内の小中学校では、小牧市教育委員会が提唱する「学び合う学び」を授業づくりの中で進めています。
「学び合う学び」については、この「PTAの部屋」でも、何度か記事にしてきました。
(「学び合う学び」に学ぶ 5/14)

学校HPでも、授業の中で、グループで話し合う時間を通して、「学び合う学び」を実践している様子がアップされていますね。
それらを拝見していて、「人の意見を聞く」「自分の考えを話す」「グループの意見をまとめる」などの力をつけている生徒たちの様子がよくわかります。


保護者として、最近の子どもたちを見ていて、「自分で考える」という経験が減っているな、と感じています。

例えば、子どもが何か新しいことを始めるとき、何かを選択しなければならないとき、「どうしよう」と迷います。
まずは、友達や親や先生などに相談しますね。
そのときに聞いた意見を、あまり深く考えずに「じゃぁそれでいいや」と受け入れてしまうことが多いように思うのです。

もちろん、いろいろなアドバイスを聞いて、それを取り入れていくことは悪いことではありません。
自分だけの狭い視野を、広げてくれることにもつながります。


でも、決断する前に、もっと自分で考えることが必要ではないでしょうか?
「自分で考えて決めた」ということは、「自分で自分に責任を持つ」ということだと思うのです。
安易に人の意見に流されていると、うまくいかなかったときに「だって、誰々さんに言われたから」と言い訳ばかりになってしまいます。


私たち保護者は、子どもたちに、いろいろなものを「与えすぎている」と感じています。
子どもが考える間もなく、すぐに答えを要求し、意に沿わない答えに対しては、親の意見を押し付けてしまいます。

私たちが子どもに与えなければならないのは「選択肢」や「考える時間」であって、「親の望む答え」ではないのではないでしょうか?


「鍛える」というキーワードは、子どもたちだけでなく、私たち保護者にとっても当てはまることだな、と感じています。


学校での「学び合う学び」の中で、子どもたちには、もっともっと「自分で考える」経験をしていってほしいなと思います。

そして、私たち保護者も、子どもたちが「自分で考える」ことができるように、「子どもを信じて待つ」という気持ちを鍛えていきたいですね。

ちゅうでん 記念講演会(9) 『最終回』

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ちゅうでん教育振興助成贈呈式 記念講演のまとめ 第9回(最終回)

10/6(土)「ちゅうでん教育振興助成贈呈式」の記念講演の内容を、感想を交えてまとめたものです。

【演題&講師紹介】
「学校・家庭・地域で取り組む防災教育
想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」

片田 敏孝氏
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災研究センター長・教授


●風化と忘却


「災害の記憶を風化させない」よく言われる言葉です。

片田先生が、とても興味深いことをおっしゃいました。

「広辞苑で、『風化』と引くと、それは人々の中に教えとして定着し、語るに及ばない常識となること、となっています」

つまり、誰もが知っている、当たり前の常識になってしまうことなのですね。


一方、忘れてしまうということは『忘却』だとおっしゃいました。

東日本大震災の記憶や教訓を『忘却』することなく『風化』させていくことが、これからの時代を生きていく我々に課せられた課題なんだな、と感じました。


これからも、被災地を忘れずに、ずっと心を寄せていきたいですね。


片田先生、すばらしい講演を、ありがとうございました。

ちゅうでん 記念講演会(8)

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ちゅうでん教育振興助成贈呈式 記念講演のまとめ 第8回

10/6(土)「ちゅうでん教育振興助成贈呈式」の記念講演の内容を、感想を交えてまとめたものです。

【演題&講師紹介】
「学校・家庭・地域で取り組む防災教育
想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」

片田 敏孝氏
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災研究センター長・教授


●学校・家庭・地域で取り組む防災


学校 → 子供

・学校は「姿勢の教育」

学校では、子供たちに、自分の命を守る「主体的な姿勢」を育む教育をする。


学校 → 家庭

・学校と家庭の信頼関係の構築

災害時の引き渡しをどうするか等、学校と家庭が歩調を合わせて行動できるように、信頼関係を構築する。
ちなみに「津波の場合は、引き渡しは行わない」
迎えを待つ間に、他の子供たちも危険にさらすことになる。


子供 ←→ 親

・親子の信頼関係の構築

「ぼくは、自分で逃げるから大丈夫。お母さんも、まずは逃げて」
子供が主体的な姿勢を持っていれば、親も子供を信頼し、自分を守るために逃げることができる。

・子供は親の背中を見て育つ

子供の行動を信頼し、否定的な言葉や態度を取らない。


子供 ←→ 地域

・「助ける人」になる

中学生は、助けてもらう立場ではなく、助ける立場であることを自覚させる。
日頃から地域活動に参加して、自分たちにできることの訓練をしておく。


このように、防災教育を考える時は、学校・家庭・地域が協力して行う必要がある、ということがよくわかるお話でした。


釜石の中学生たちが、避難の最中にお年寄りの手を引き、幼児を抱き抱えて、必死に避難する様子を撮影した写真を拝見しました。
誰かに指示されたわけではなく、自然とそういう行動が取れる中学生の姿に、胸が熱くなりました。


家にいて地震に遭遇した小学生が、その直後に弟にジャンパーを着せて、祖母に「早く行こう」と声をかけ、みんなで家を飛び出した話。

別の小学生も、避難しようとしない祖父母を必死に説得して、間一髪、津波を逃れた話。

甘えん坊の男の子が「ぼくは自分で逃げるから大丈夫」と言って、お母さんは息子を信じて、家には戻らずまっすぐ避難した話。

義足で速く走れない友達が「自分はいいから、先に行って」と言い、状況判断をしっかりして「大丈夫だから」とおぶって避難した中学生たちの話。


お聞きした話は、どれもこれも、すばらしい子供たちの力を教えてくれました。

昨年の東日本大震災以降、各地で防災教育が行われています。

我々保護者も、学校で行われる防災教育にもっと関心を持ち、家庭で子供と話し合う機会を持ちましょう。

学校側にも、保護者や地域も一緒に学べる防災教育の形を、考えていただけるといいですね。

ちゅうでん 記念講演会(7)

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ちゅうでん教育振興助成贈呈式 記念講演のまとめ 第7回

10/6(土)「ちゅうでん教育振興助成贈呈式」の記念講演の内容を、感想を交えてまとめたものです。

【演題&講師紹介】
「学校・家庭・地域で取り組む防災教育
想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」

片田 敏孝氏
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災研究センター長・教授


●津波てんでんこ

東北の三陸地方では、昔から津波への防災の言葉として「津波てんでんこ」という言葉が言い伝えられてきました。

「津波てんでんこ」には、こんな意味が込められています。


津波がきたら、とにかく逃げろ
人に構わず、自分は逃げろ
自分の命は、自分で守れ


そして「もし肉親や周りの人を助けられなかったとしても、それはあなたの責任じゃないよ、津波てんでんこなんだから」という、良心の呵責を治めるための言葉でもあるのだそうです。


片田先生は、この「津波てんでんこ」の本質について、次のように語られました。

・自らの命に責任を持つこと

人を助けることができるのは、自分が生きていてこそできること。
そのためにも、何が何でも自分の命は守ること。


・家族との信頼関係を築くこと

家族を助けに行って、一緒に被害にあってしまってはならない。
それぞれが自分の命を守ることを日頃から確認し合っておけば、無用に救助に戻ることもなくなり、多くの命が助かることにつながる。

ちゅうでん 記念講演会(6)

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ちゅうでん教育振興助成贈呈式 記念講演のまとめ 第6回

10/6(土)「ちゅうでん教育振興助成贈呈式」の記念講演の内容を、感想を交えてまとめたものです。

【演題&講師紹介】
「学校・家庭・地域で取り組む防災教育
想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」

片田 敏孝氏
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災研究センター長・教授


●子供たちへの防災教育の在り方


子供たちへの防災教育は「姿勢の防災教育」であるべきだ、と片田先生はおっしゃいました。

実際には、ダメな防災教育の例でもある「脅しの防災教育」や「知識の防災教育」が行われているところが多いそうです。

「己を知り、己を律し、その時だけはしっかり動ける」という主体性を持たせることが大切なのですね。


・姿勢の防災教育

防災に対して、主体的な姿勢を醸成する。
「その時、どうするか」ということを、いつも想定しておくために、現実感を持ってその時の状況に思いを馳せることができるようになること。
子供たちの中に「内発化」された避難の姿勢を育てる。


<ダメな防災教育の例>

・脅しの防災教育

悲惨な災害の映像や画像を繰り返し見せたり、「こんなにも怖いものなんだぞ」と脅すだけでは、その場かぎりの恐怖しか生まれない。
外圧的に形成される危機意識は長続きしない。


・知識の防災教育

「自分はどうするのか」という主体的な姿勢がないまま知識を与えることは、想定にとらわれることにつながり、かえって危険なこともある。

ちゅうでん 記念講演会(5)

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ちゅうでん教育振興助成贈呈式 記念講演のまとめ 第5回

10/6(土)「ちゅうでん教育振興助成贈呈式」の記念講演の内容を、感想を交えてまとめたものです。

【演題&講師紹介】
「学校・家庭・地域で取り組む防災教育
想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」

片田 敏孝氏
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災研究センター長・教授


●子供たちに伝えてきた「避難三原則」

私たち人間は、大いなる自然とともに、今日まで生きてきました。

自然は、私たちにすばらしい恵みをもたらしてくれます。
しかし、自然は突然猛威をふるって、私たちに襲いかかってきます。

そんな自然の営みに対して、私たちはどうするべきか、ということを、片田先生は信念として釜石の津波防災教育で伝えてきました。
そして、その信念に基づき、避難三原則を提唱してきました。


<信念>
大いなる自然の営みに畏敬の念を持ち、行政に委ねることなく、自らの命を守ることに主体的たれ


<避難三原則>
・想定にとらわれるな
行政の防災(ハザードマップなど)は、あくまでも想定される範囲内で作成されている。その想定を超える事態も当然あり得ることを忘れない。


・最善を尽くせ
大いなる自然の前には、人間は無力である。その時に、最善を尽くすことしかない。


・率先避難者たれ
非常事態時にパニックになってしまうと、人は「避難する」という意思決定ができない。まず自分が逃げることで、その姿を見て他の人たちも後に続くようになり、結果的に多くの命を救うことができる。

ちゅうでん 記念講演会(4)

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ちゅうでん教育振興助成贈呈式 記念講演のまとめ 第4回

10/6(土)「ちゅうでん教育振興助成贈呈式」の記念講演の内容を、感想を交えてまとめたものです。

【演題&講師紹介】
「学校・家庭・地域で取り組む防災教育
想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」

片田 敏孝氏
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災研究センター長・教授


●子供への防災教育の意味

防災教育は、時間軸で考える必要がある、と片田先生はおっしゃいました。

日本の沿岸は、これまで何度も大津波による被害を受けてきました。

そのたびに、被災地には慰霊碑が建立され、釜石市内だけでも34の碑があるそうです。

しかし、つらい災害の記憶は長年のうちにいつしか忘れられ、備える気持ちも失われていきます。

それでは、同じことの繰り返しになってしまいます。


そこで片田先生は、まずは子供にしっかりと防災教育をして、災害文化を再生させようという取り組みを始められました。


<災害文化再生プロジェクト>

子供への防災教育 → 10年後 子供は大人へ成長 → さらに10年後 彼らは親になる

そうやって、親から子へ、子から孫へと、世代間で継承される「高い防災意識」を育てていこう。

その知恵を「災害文化」として、地域に定着させよう。

ちゅうでん 記念講演会(3)

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ちゅうでん教育振興助成贈呈式 記念講演のまとめ 第3回

10/6(土)「ちゅうでん教育振興助成贈呈式」の記念講演の内容を、感想を交えてまとめたものです。

【演題&講師紹介】
「学校・家庭・地域で取り組む防災教育
想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」

片田 敏孝氏
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災研究センター長・教授


●大人たちよ、襟を正せ!


日本の防災は「被災者支援」を中心に考えられてきました。

災害で被災された方々のために、救援物資を用意したり、仮設住宅を建てたりといったことが行われ、また被災者の心のケアということの重要性も言われてきました。

国や行政だけでなく、多くの一般の人々もボランティア活動に取り組んでいます。

「目の前に困っている人がいたら、みんなで協力して助けよう」という、すばらしい日本の文化です。


「しかし、本当の防災はそうではない」と片田先生はおっしゃいました。

本当の防災とは
・災害ごときで人は死なせない。
・生き抜く力を育てること。


先生は、被災地で出会った遺族の嘆きが忘れられない、とおっしゃいました。

「津波は絶対に来る」これは動かしようのない事実である。それならば、「その時」にどう対処すればいいのかを考えなければ。悲しみにくれる遺族をこれ以上増やさないために、命を守るすべを子供に教えなければ。


現実はどうでしょうか。

大人たちは、みなわかっています。地震の後には津波が来ることを。そして、その時には逃げなければいけないことを。

しかし、現実には、子供に「お父さんは逃げないよ」「おじいちゃんは逃げないよ」という大人たち。

小さな地震のたびに出される津波警報。でも、たいした被害もなかった。こんな経験を繰り返していくうちに、大人たちは、「今度もきっと大丈夫」という固定観念にとらわれてしまうようです。

そんな大人たちの姿を見て、子供たちは育つのです。

子供たちが「逃げないよ」と思っているのは当然ですよね。


今こそ、「子供は親の背を見て育つ」という言葉を、すべての大人が肝に銘じるべきだと思います。

ちゅうでん 記念講演会(2)

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ちゅうでん教育振興助成贈呈式 記念講演のまとめ 第2回

10/6(土)「ちゅうでん教育振興助成贈呈式」の記念講演の内容を、感想を交えてまとめたものです。

【演題&講師紹介】
「学校・家庭・地域で取り組む防災教育
想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」

片田 敏孝氏
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災研究センター長・教授


※写真は、>NHKスペシャル 釜石の"奇跡” いのちを守る 特別授業より引用しています。


●釜石の防災教育のはじまり


すでに、何年もの間、何度となく、さまざまな場所で「防災講演会」や「防災セミナー」を開催されてきた片田先生ですが、だんだん無力感を感じるようになったそうです。

どこへ行っても、だいたい同じ顔ぶれ。熱心に聞いてはくれるものの、この会場に来てくれているのは防災に関して「興味・関心」がある人だからそれは当然。
だが、そこから先に広がっていかない。

そうした状況で「これでいいのか」という思いが強くなったそうです。


ある時、小学校へ防災教育に出かけて、校庭で遊んでいた子供と、こんな会話をかわしたそうです。

片田先生「いつか必ず津波が来るってこと知っているかい?」
子供「そんなの知ってるよ」
先生「じゃあ、津波が来た時、きみは逃げるかい?」
子供「ぼく、逃げないよ」
先生「どうして?逃げないと死んじゃうよ」
子供「だって、お父さんも逃げないって言ってるし、おじいちゃんもでっかい堤防があるから津波は大丈夫。逃げないって言ってる。だからぼくも逃げない」


片田先生は、この会話で防災教育のスイッチが入ったとおっしゃいました。

このままでは、この子は確実に死ぬ。この子を死なせてしまうのは、親であり祖父母であり、近所の大人たち。
「自分は逃げない」と言っているすべての大人の責任だ。
こんな環境で育っている子供たちでは、みんな命を落としてしまう。

そういう危機感を強く持たれた先生は、「釜石の子供たちを一人も津波で死なせない!」という強い思いで、その後の防災教育に取り組まれたとのことでした。

ちゅうでん 記念講演会(1)

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ちゅうでん教育振興助成贈呈式 記念講演のまとめ 第1回

10/6(土)「第12回ちゅうでん教育振興助成贈呈式」の記念講演の内容を、感想を交えてまとめたものです。


【演題&講師紹介】
「学校・家庭・地域で取り組む防災教育
想定を超える災害から子どもたちの命を守るために」

片田 敏孝氏
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻
広域首都圏防災研究センター長・教授



●釜石の奇跡

2011年3月11日 東北地方を襲った地震と大津波により、釜石市では1,000人以上の死者・行方不明者が発生しました。

しかし、当時学校管理下にあった児童・生徒は、全員助かりました。

すでに下校していた児童・生徒も、多くはすばやく高台に逃げて無事でした。

残念ながら、その時に学校にいなかった5名の児童・生徒が津波の犠牲になりましたが、市内児童・生徒約3,000人のうち、生存率99.8%という数字は驚異的です。

これを、人々は「釜石の奇跡」と呼びます。


この「釜石の奇跡」は、偶然起こった奇跡ではありません。

それまで長年にわたり、当地で防災教育が行われ、その結果、子供たちが「この非常事態にどう立ち向かうか」ということをしっかり考えて行動できたことが起こした奇跡です。

その防災教育に携わってこられたのが、講師である片田敏孝先生です。

釜石市の津波防災教育を通じて、「子供たちの命を守るために」学校と家庭と地域が連携して取り組むことの大切さを教えていただきました。

祝!ちゅうでん教育振興助成贈呈式

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10/6(土)「ちゅうでん教育振興助成贈呈式」が開催され、小牧中からは玉置校長先生とPTA母代の斎藤が参加してきました。
学校HPに、贈呈書の写真がアップされています。
(教育振興助成金贈呈書 10/6)

以前、PTAの部屋でも「ちゅうでん教育振興助成金」の受賞決定について、記事にしました。
(「第2回 親子で学ぶ夜の中学校」へのお誘い 9/3)


全国からの受賞校の中に「小牧市立小牧中学校」という校名が並んでいることに、とても誇らしい気持ちになりました。
こんなすばらしい体験は、そうそうできるものではありませんよね。
PTA役員冥利につきる一日でした。

助成の対象となった「新しいことを始めるよ!企画」から生まれた「親子で学ぶ夜の小牧中学校」は、毎回好評をいただいており、学校と家庭や地域をつなぐ「名物企画」へと育ちつつあります。
これからも、今回の受賞を励みに、PTAも「夜の小牧中」を応援していきたいと思っています。
次回も、ぜひたくさんの皆さんのご参加をお待ちしています。


表彰式と贈呈式の後、記念講演会が開催されました。

「学校・家庭・地域で取り組む防災教育〜想定を超える災害から子どもたちの命を守るために〜」と題して、群馬大学大学院教授の片田敏孝先生のお話をお聞きしました。

片田先生は、昨年の東日本大震災で、あの「釜石の奇跡」と呼ばれた釜石市で、防災教育を長年にわたり行われてきた方です。

「子どもたちの命を守るために」どのような防災教育を行ってきたのか、ということを、とてもわかりやすくお話しいただき、その内容は、私たち保護者も肝に銘じておかなければならないな、と考えさせられるものでした。

ぜひ皆さんにもお伝えしたい内容でしたので、まとめの記事を、後日アップしたいと思っています。


※写真は、大賞の表彰の様子です。振興助成は代表表彰でしたので、小牧中の表彰の写真ではありません。ごめんなさい。

「愛知のPTA」の記事より 〜ほめる〜

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先日、お子さんを通じて配布された「愛知のPTA」という新聞(平成24年10月号)を、ご覧になりましたか?

中面に、スクールカウンセラーの山口 力さんの「子育てワンポイントアドバイス!」というコーナーがあり、今回は「ほめ方」についてのお話でした。

「PTAの部屋」でも、「未来の大人たちへ」の関連記事で「ほめる」ことについて書いたばかりだったので、とても興味を持って読ませていただきました。
(「大人の先輩からのアドバイス」に想う その7 10/5)

「愛知のPTA」をご覧になっていない方にも、ぜひお伝えしたい内容だったので、簡単にまとめましたので、参考にしていただけるとうれしいです。


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●ほめ方の種類

「ほめ方」には、2種類あります。
1. 「結果」でほめる
2. 「プロセス」でほめる


●それぞれのほめ方の特徴

1.「結果」でほめる

・一般的によく使われる方法
・評価の基準は「できる」か「できない」か、しかない
・人との比較によってほめることにつながりやすい

→ 結果として、子供は「あの子よりもできないといけない」という思いを持ちやすく、出来ない自分のことを認めることができず、自分を好きになれない、ということにつながる

2.「プロセス」でほめる

・他者との比較は関係なく、自分自身が認めてもらえる
・親も、結果ではなく、「今」や「行為」に意識が向く
・評価の基準は無限にある

→ 結果として、子供は自分に自信をもつことができ、本物の優しさと思いやり、感謝を表現する子供に育つ

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まずは、親が意識を変えることが大切ですね。

「結果」でほめることはわかりやすいので、ついつい「0」か「100」かという極端な基準でほめてしまうことがあります。

また、他者と比較することもわかりやすいので、ついついやってしまいますよね。

でも、それでは子供の心が「優越感」や「劣等感」ばかりになってしまいます。

子供が本当に自分が好きになって、自分に自信を持てるようになるためには、「プロセス」でほめることが、とても大切なのですね。

子供の「ほめポイント」は、「プロセス」の中に見つけるように、努力していきたいと思います。

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小牧市立小牧中学校

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