生活指導・規則

生活指導は子どもを伸ばすために

生徒指導は、子どもを管理するために行っていると考える方がおられます。決してそのような目的で行っているわけではありません。指導する内容は、「あいさつをする、約束事を守る、自分のことばかりでなく他人のことも考える」といった、人として身につけておかなければならないことばかりです。
 生徒指導は、こうした当たり前のことが当たり前にできる子どもを育てるために行っているのです。学習面でも伸びる子どもは、こうした基本的な生活習慣が身についている子どもです。学校と家庭と地域で協力し合って、規範意識が高い立派な社会人を育てていきましょう。

ガラスを割ったときなどには修理代をいただくことがあります

すべての場合に修理代金をいただくわけではありません。基本的には学校の修繕費で破損した物品の修理をします。ただし、故意による行為で校内の物品が破損した場合には、本人から破損した時の状況をよく聞いたうえで、代金の徴収について判断をしています。
 例えば、廊下でふざけあっていて、友だちの体を押したところ、ガラスに当たって割れてしまった場合、相手にきちんと手渡せばいいのに、乱暴に物を投げ、それがガラスに当たって割れてしまった場合などは修理代をいただいています。この場合は、生徒指導の観点から、そのような行為をしっかりと反省させると同時に、謝罪や弁償によって償うという社会の厳しさも学んでほしいという思いがこめられています。もちろん、保護者の方にも事前に連絡をさせていただきます。

自転車通学について

次の条件に合致する場合、自転車通学を認めています。
(1)学校からの通学距離が「1.5km をこえる」を基本と考える。
(2)次の区域
 [・大山 ・野口の一部分 ・大草(含:小牧ヶ丘)の一部分 ・城山四丁目]
(3) 通学の安全など極めて不都合な事由がある場合。
 自転車通学許可は、本人・保護者から申請書が出され、運営委員会で認められた場合のみとなります。なお、ノーヘルメット通学をはじめ、交通ルールを守ることができない状態が続いたときや、それが繰り返される場合には、自転車通学の許可を取り消します。また、自転車は常に整備し、交通安全に心がけてください。

給食指導について

昔は無理やりでも食べさせ、好き嫌いをなくすといった指導がほとんどでした。保護者の方の中には給食での苦い思い出がある方もいらっしゃるかと思います。今は、食生活について自分でコントロールできるように指導しています。栄養のバランスを考えて作られている給食ですので、一口も手をつけないというのは望ましくありませんが、体調が悪いときや苦手な献立のときもあるかと思いますので、決して無理強いをするようなことはありません。
全員が落ち着いて食事ができる学級は、授業や行事などもきちんと取り組めます。教師にとっては給食時間の様子は、学級のまとまりを測る一つのバロメーターとなっています。箸やナフキンを忘れると、食事の前に注意することが多くなり、せっかくの食事の雰囲気が台無しになることもあります。ご家庭でも「箸・ナフキン」を確認していただきたいと思います。なお、食物アレルギーがあって心配な場合は遠慮なくご相談ください。

清掃指導について

「環境は人をつくる」と言います。整備された環境で学習できるように、毎日清掃活動に取り組んでいます。床を雑巾で拭く生徒、トイレの便器をきれいに磨く生徒、たくさんの落ち葉を集めている生徒など様々なところで熱心に清掃活動している生徒を見ると、一緒に活動している教員も心が温まります。最近では、自分の部屋の掃除をしない生徒や清掃道具の使い方を知らない生徒が増えているようです。ご家庭でもぜひ掃除の機会を与えていただければ幸いです。