最新更新日:2024/05/13
本日:count up154
昨日:64
総数:1314688
北里小学校 校訓「きたえよう たくましいからだ たかめよう ゆたかなこころ」

卒業式速報 4 ー校長式辞ー

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 柔らかな春の光と風のなかで、校庭の桜のつぼみも膨らみ、開花を迎えた今日のよき日、皆さんは本校を巣立とうとしています。ご卒業おめでとうございます。
 (略:来賓と保護者へのお礼の言葉)
 
 さて、卒業生の皆さん、皆さんは小学校課程を終了し、立派に卒業証書を受け取りました。感激もひとしおのことと思います。

 私はこの3年間、皆さんの活躍を見てきました。学年2クラスと他学年と比べ人数が少ないにもかかわらず、仲間と協力し、1人1人が1.5倍のパワーを発揮して学校をリードする姿に、幾度となく心を動かされました。明るい笑顔で呼びかけたあいさつ運動。温かく下級生を導いた通学班やふれあい活動。挨拶やマナーが素晴らしいと、出会う人毎に褒めらた野外生活や修学旅行。級友とつながり、熱中して学び合った授業。部活動では、2年間公式戦6連勝中のバスケ部女子をはじめ、バスケ部男子も水泳部もサッカー部も、全力で試合に臨む姿は、見る者を勇気づけました。また、バトン部、鼓笛部の皆さんは、マーチングショーで素晴らしい演奏と舞いを披露しました。そして運動会でのソーラン節。会場の視線をくぎ付けにした、その静と動が見事に調和した「躍動感」と「団結美」は、皆の心を打ちました。皆さんが周りに与えた感動の数々は、本校の校風、伝統をいっそう強固にしました。皆さんは学校の誇りです。今後も輝き続けてほしいと思います。

 今、巣立ちのときにあたり、私からのはなむけとして、「2つの心」を伝えます。
 1つ目は、「チャレンジする心」です。皆さんはまだ、人生を駆け出したばかりです。今の自分にレッテルを貼るのではなく、限りない可能性を求め、いろんなことにチャレンジしてほしいと思います。そのためには、時に冒険が必要です。冒険とは、植村直己さんや星野道夫さんのように、危険を冒し世界の最高峰やアラスカの大自然をめざすだけではありません。自分として新しいものに挑戦することは、すべて立派な冒険なのです。
 中学校という新たなステージに立つ今が、絶好の機会です。学習でも部活動でも生活面でもいいですから、ぜひ、好奇心を持って新しいことに挑戦して、自分の力試しをしてほしいと思います。

 2つ目は「感謝する心」です。人は誰でも一人では生きていけません。そして、支えられ見守られ、何かをしてもらって「当たり前」のことなど何もないのです。ですから、いつも周囲に「ありがとうございます」と素直に感謝する心を持ち続けてください。
 感謝の心は、相手を敬う心につながり、謙虚さを生み出します。相手を敬う気持ちや謙虚さは、成長し何かを成し遂げるためには欠かすことができません。今年の冬、平昌五輪で見事、66年ぶりとなる2連覇を達成したフィギュアスケートの羽生選手が、勝利後口にしたのは、演技に耐えた右足への感謝とサポートを受けた人々へお礼の言葉でした。

 今、私が皆さんに期待することは、「チャレンジする心」と「感謝する心」をもって、人生をたくましく生き抜くことです。しかし、これから先、楽なことばかりではありません。むしろ、思い通りいかず辛いことの方が多いかもしれせん。そんなときでも、諦めず、試練に立ち向かってください。耐えて努力を続けるとき、あなたの命は輝きます。苦しい時こそ、成長する時だと信じてがんばってください。必ずや周りの人はあなたを支え、応援してくれます。

 最後に私の大好きな詩を贈ります。黒田三郎さんの「紙風船」という詩です。

 落ちてきたら
 今度は もっと高く
 もっともっと高く
 何度でも
 打ち上げよう
 美しい
 願いごとのように

 皆さんの「美しい願いごと」がかなう日が来るのを、心から願っています。

 ご列席の方々に、卒業生72名を、地域の大切な子どもとして、今後も温かく見守っていただくことをお願い申し上げ、式辞といたします。

平成30年3月20日
        小牧市立北里小学校長 滝 俊明


愛知県情報モラル専用サイト
愛知県教育委員会道徳教育総合推進サイト「モラルBOX」
J-KIDS大賞2009へのリンク
J-KIDS大賞2008へのリンク
J-KIDS大賞2007へのリンク
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
小牧市立北里小学校
〒485-0051
愛知県小牧市下小針中島二丁目
50番地
TEL:0568-77-3194
FAX:0568-75-8290