最新更新日:2024/05/17
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校訓 *深めよう考えを〔自ら学ぶ子〕 *鍛えよう身体を〔たくましく生きる子〕 *育てよう豊かな心を〔思いやりのある子〕  ◇学校経営方針【「共関 共汗 共歓」わかちあう心で「原輝」な学校づくり】

平成29年1学期終業式を迎えて

梅雨明けと同時に、1学期終業式を迎えました。蝉の声が一段と大きく聞こえます。
1学期の教育活動に対し、ご支援とご協力をいただきありがとうございました。
終業式で子どもたちに話した内容を一部紹介します。 

1年生が入学し、原っ子がそれぞれ進級し、気持ちも新たにスタートした1学期も早、終業式を迎えました。季節も大きく変わり、気温は30度を超す日が多くなりました。これまで校庭では、1年生が育てたアサガオが、2年生が育てた野菜やサツマイモが、3年生が育てたホウセンカやヒマワリが暑さに負けず、大きく美しく成長していました。皆さんも水やりを頑張りました。今、西門の花壇では、ヒマワリが見上げる高さに成長しています。これから花を咲かせます。とても楽しみにしています。
それから、みなさん、6羽のツバメのヒナのことを覚えていますか。5月22日、朝の会で、カラスに襲われ死んでしまったツバメのヒナのことで、放送を入れましたね。一生懸命に育ててきた親ツバメのことを思うと、かわいそうでなりませんでした。一瞬にして奪われた命は戻ってきません。きっと、ツバメにとっての天敵・カラスとの戦いは、これからも続くのでしょうね。それくらい自然界は、とても厳しい世界です。実は、人間も、ある意味カラスと似ています。皆さん、魚と肉、どちらが好きですか。だいたい、毎日食べます。スーパーに並んでいる魚も肉も元はといえば、海や川で泳いでいた魚であり、育てられていた牛や豚、鶏でした。私たちは命をいただいて、生活しています。だから食事の前に「いただきます」というのは、「あなた様の大切な命をいただかせてもらいます」という感謝の「ありがとう」と謝罪の「ごめんなさい」の意味があると、小牧に講演会に来た「命」のゴルゴ松本さんがお話ししていました。ですから、食べ物を粗末に扱うのはやまましょう。
命をいただかなければ生きていけないという「現実の世界」をきらって、誰もなにも犠牲にしない生き方、つまり「理想の世界」を求めた人の一人に宮沢賢治という人がいます。知っていますか。たくさんの童話や物語を書いています。「注文の多い料理店」「風の又三郎」「銀河鉄道の夜」「セロ弾きの ゴーシュ」「雨ニモマケズ」「よだかの星」・・・・・
明日から夏休みですね。外で長時間の運動をしたり、遊んだりするのは熱中症が心配されます。きっと室内で過ごすことが多くなると思います。ぜひ、読書をしましょう。宮沢賢治さんの本もぜひ読んで見てください。動物が出てくる本が多いですよ。宮沢賢治さんの求めた「理想の世界」を覗くことができるかもしれません。
さて、先ほどのツバメの話に戻します。
親ツバメは、ヒナがいなくなった後、どうしたと思いますか。ツバメは、子育てが終わると南の海へ飛んで行かなければなりません。やがて飛び立つ日がやってきます。2羽の親ツバメは、カラスに壊された巣を一部修復して、また、卵を産み、育て始めました。巣は小さくなって壊れていますから、卵は何度も落ちてしまいました。でも、親ツバメはあきらめませんでした。たった一羽になってしまいましたが、きちんとヒナを育て上げました。そのヒナが巣立ちを迎えました。皆さんは、この親ツバメのことをどう思いますか。悲しみを乗り越えて、苦労に苦労を重ねて、自分の命をすり減らしてまでも、やり遂げる親ツバメに、少々大げさですが「畏敬の念」を感じました。「畏敬の念」という言葉は、難しい言葉です。どういう意味か、夏休みの宿題として、調べておいてくださいね。
きっと、たった一羽のヒナでしたが、小牧原小学校から巣立ちました。無事に何千キロの旅を終えて戻ってくることができたら、来年も同じ場所に巣をかけると思います。「無事に戻って来てね」とみんなで祈りましょう。

さあ、それでは、9月1日の2学期の始業式。ひとまわり成長したみんなに会えることを楽しみにしています。


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