最新更新日:2024/05/12 | |
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★【特別講座】「第6回特別講座」で大人の学び(2)
「第6回特別講座」で大人の学びの第2回(最終回)です。
●思ったことは実現する 「念ずれば通ず」という言葉があります。 「こうしたい」「こうなるといいな」と思い続けていると、いつの間にか、その思いがかなっているんだよね、と志水先生はおっしゃいました。 もちろん、実現するためには、いろいろな働きかけや努力をしてきているからだと思います。 しかしそれだけではないのです。 夢は、普通は実現しないものだと、多くの人が思っていますね。 志水先生は、「夢を実現するためには、何かしらの後押しが必要なんだよね」と教えてくださいました。 誰かに後押しをしてもらうためには、日ごろから「ほめる」「感謝の返し」を積み重ねていくことが大切なのだな、と感じました。 ●「宇宙貯金」と「ありがとう」 志水先生がおっしゃる「宇宙貯金」というのは、「人に喜ばれること」をすると貯まっていくものなのだそうです。 貯金は、何もしなくても少しずつですが増えていきます。「0」より下がることはありません。 反対に、借金は、何もしないと少しずつ「−」に増えていきますね。どんどん「0」より下がっていってしまいます。 ですから、志水先生は「借金をためずに、貯金を増やしなさい」とおっしゃいました。 そして、貯金を増やすためにはどうすればよいか、という疑問に「ありがとうを使う」ことを教えてくださいました。 人に喜ばれることをすると、ありがとう、と感謝されますね。 これで貯金が増えていくのですね。 ●「ありがとう」の段階 志水先生の「宇宙貯金」はポイント制です。 ポイントが多ければ多いほど、宇宙貯金がたまっているということですね。 先生が、宇宙貯金をためるための「ありがとうのポイント」を教えてくださいました。 「ありがとう」には、次のような段階があります。 ★-1ポイント : 何があっても「ありがとう」を言わない段階(いつも不平不満ばかり言っている) ★±0ポイント : 良いことがあれば「ありがとう」と言う段階(当たり前のこと) ★+1ポイント : マイナスのことが起きても「ありがとう」と言える段階(いやなことでも自分のためになるように起きたことだと思える) ★+2ポイント : いつも「ありがとう」が口癖になっている段階(誰にでもどんな状況にも感謝できる) ★+100ポイント : 「ありがとう」と言われる段階(自分の行動に感謝される) ★+200ポイント : 「ありがとう」と言われなくても、いいことを実行する段階(良い行動が習慣になっている) このように、コツコツとポイントをためていけば、きっといいことが起きそうな気がしますね。 志水先生は「言葉には力がある」とおっしゃいました。 「ありがとう」と言ったり、言われたりしているうちに、それがお互いにとってプラスのイメージとして残っていくのだそうです。 ありがとうと思う心、ありがとうという言葉を、大切にしていきたいですね。 「ほめることが大切」「ありがとうと言うことが大切」とは、私たちもわかってはいるのですが、なかなか実行できないことですね。 志水先生は、ご自身の体験をもとに、とてもわかりやすく、ユーモアたっぷりに、これらのことを教えてくださいました。 ニコニコとした笑顔でお話をされる先生を見ていると、聞いている私たちも楽しい気分になります。 「笑顔=笑い」も大切なことだなということを感じました。 志水先生、今年度の最終回にふさわしい、とてもすばらしい学びの時間にしてくださり、ありがとうございました。 雪が降ったりやんだりの悪天候の中、たくさんの皆さんにお集まりいただき、本当にありがとうございました。 6回にわたり、さまざまなゲストをお迎えし、大人の学びの時間を作ってくださった玉置校長先生にも、心から感謝しています。 会の開催にあたり、いつもお手伝いをいただいたPTA役員の皆さん、学校の先生方にもお礼を申し上げます。 皆さん、ありがとうございました。 ★【特別講座】「第6回特別講座」で大人の学び(1)
2/13(金)「第6回親子で学ぶ小牧中特別講座」が開催されました。
今年度最後の特別講座には、保護者・生徒・先生・地域の方が、多数ご参加くださいました。 学校HPでも、その様子が発信されています。 【小牧中HP】感謝>第6回親子で学ぶ特別講座 2/14 講師の志水廣先生は、愛知教育大学大学院教授で、算数・数学の教育法を研究されています。 そして、これまでに99冊の本を出版されており、3月には100冊目の著書が出版されるそうです。 大学院で学生に教えるかたわら、全国各地で「授業力アップセミナー志水塾」を開催され、現職の先生方にも教えていらっしゃいます。 そんな志水先生にお願いした演題は「楽しく生きるコツ」 志水先生のこれまでの経験から導き出された「コツ」を、惜しみなくお話ししてくださいました。 まとめをご紹介します。 ●とにかく「ほめる」 志水先生は、「ほめることが大切だよ」とおっしゃいました。 子どもに対しても、夫や妻に対しても、友人に対しても、誰に対しても「ほめる」ことでうまくいくのだ、と教えてくださいました。 「では試しに、お隣の人や近くの人をほめてみましょう」という志水先生の指示のもと、参加者は周りの人を一生懸命にほめようとしました。 しかし、これがなかなか難しいのです。 「ほめるポイント」が見つからないのです。 それは、相手にほめるべきところがないのではなくて、ほめようとする側にポイントを見つける力がないのです。 この「ほめるポイントを見つける力」は、いつも意識して鍛えなければなりません。 ほめる回数をどんどん増やして、ほめる視点や言葉を増やしていけるといいですね。 ●「ほめる」とどうなるのか 「ほめられると、自尊心が生まれて、がんばる原動力になるんだよ」と、志水先生はおっしゃいました。 誰でもほめられれば笑顔になりますよね。 笑顔は、周りを明るくします。 また、ほめられたときに返す言葉も「否定形」を使わない方がよい、と教えていただきました。 私たちは、ほめられると「それほどでもないですよ」「とんでもないです」と謙遜しますよね。 それでは、せっかくほめてくれた相手も、あまりいい気はしません。 ほめられたら、素直に「ありがとうございます」「そう言ってもらえてうれしいです」と答えましょう、と志水先生は教えてくださいましたが、これがけっこう難しいのです。 感謝の返しができるようになるためにも、いつも意識することが必要だなと感じました。 ●「○(まる)つけ法」 これは、志水先生が考えだされた授業技術の一つです。 授業中、子どもたちがノートに書いている間に、先生は子どもたちの間を回って、その場でノートに大きな○をつけていくのです。 子どもは、先生に○をつけてもらうと喜びます。 全部できていなくても、できている部分だけに○をつけてあげると、子どもはどこが間違っているのか、自分で考えるそうです。 ○がつくと自信がつきます。 自信があれば、次のステップにつながっていくのだそうです。 この「○つけ法」を、玉置校長先生も実践しておられます。 「ゲスト道徳」を参観しているときに気付いたのですが、校長先生は、生徒に考えを想像させ、ワークシートに書かせます。 それを教室をぐるぐると回りながら見て、即座に大きく○をつけていかれました。 「なるほど」「いいね」「そう思うんだね」などと声をかけながら、大きな○をつけてもった生徒たちは、自分の意見を認めてもらえたという思いで、とてもうれしかっただろうと思います。 先生方は、こうした工夫を取り入れながら、毎日の授業をされているのですね。 ★【特別講座】「第5回特別講座」で大人の学び(おまけ)
「第5回特別講座」に参加された保護者の方より、感想がとどきましたので、ご紹介します。
********** 念願かなって、角田先生の講演を聴くことができました。 『33333』の問題を中2、小5そしてダンナに出してみました。 中2はマジメに、角田先生が仰られたように真剣に考えてました。 小5はごちゃごちゃ言いながら、解るかも!って言いながら解いてました。 一番早く解いたのは、なんとダンナでした!!!. 意外に頭柔らかかったのね〜っと感心してしまいました。 もちろん、中2も焦ってました(笑) (在校生保護者 Yさんより) ********** 『33333』の問題、というのが気になった方は、参加された方に聞いてみてくださいね。 大人の固い頭では、なかなか解けない難問でした。 この日は、角田先生が学校訪問をされている広島の小学校からお二人、高知の小学校からお一人、そして偶然にも同じ日に香川の中学校から教頭先生と、4名の先生方が小牧中を視察に来てくださっており、「ミニミニ講演会」や「第5回特別講座」も参観してくださいました。 30代や40代の若い先生方で、これから、それぞれの学校をまとめていく立場の皆さんです。 小牧中の学校経営について学ぶために、遠くからお越しいただいたことに感謝しています。 そして、学校経営の中の一つとして、「PTAとの連携」についても、実際の姿を見ていただくことができたのは、とてもうれしいことでした。 どこの学校でも「学校とPTAの連携」ということを教育目標に掲げていますが、なかなか思うように進められないということを聞きます。 小牧中の形を、何かしらのヒントにしていただけるといいなと願っています。 参観された先生方が、「元気にあいさつできる、気持ちの良い生徒さん達ですね」とほめてくださいました。 保護者にとっても、とてもうれしい言葉でした。 先生方の日ごろのご指導の賜物ですが、保護者の皆さんのご協力の力も大きいと思っています。 これからも、学校と協力しながら、「誇れる牧中生」を育てていきたいですね。 ★【特別講座】「第5回特別講座」で大人の学び(2)
「第5回特別講座」で大人の学びの第2回(最終回)です。
●命の伝承 親が子どもに教えなければいけない、とても大切なことの一つ。 それは「命はつながっている」ということだと、角田先生はおっしゃいました。 自分の命は両親からもらったもの。その両親の命は、そのまた両親からもらったもの。先祖代々、一人でも欠けていたら、今の自分はいないのです。 そうした長い長い時間に思いを馳せることを、子どもに教えなければいけないのです。 「生きている」ということは、「命が輝いている」ことだよ、と角田先生は教えてくださいました。 生きることは、楽しいことばかりではありません。つらいことだってありますね。でも生きていれば「命は輝く」のです。 そして、これからも「命はつながっていく」ということを伝えていきたいですね。 ●恩の伝授 続けて、親が子どもに教えなければいけない大切なことのもう一つは、「感謝する」ことだと角田先生はおっしゃいました。 「感謝する」ことは、他者を意識することです。 自分のことしか考えられないようでは、感謝の心は生まれませんね。 いろいろな人との関わりの中で、自分と他者の違いを知り、自分のことを見つめていくのです。 そこで自分の活かし方を見つけていき、それが将来の職業選択の助けになるのですよ、と角田先生は教えてくださいました。 私たち親は、子どもの成績の上がった下がったということに一喜一憂するのではなく、子どもが自分で自分の活かし方を見つけ、自分のやりたいことは何か?ということを考えられるように導いていけるといいですね。 角田先生は「親の価値観を押し付けないことだよ」とおっしゃいました。 また「育てたように子は育つ」ともおっしゃいました。 中学生というのは、子どもから大人への移行期の入り口です。 この大切な時期を、愛情を持って、真剣に子どもと対峙することが大切だよ、との角田先生の言葉は、私たち保護者へのエールだと感じました。 今回も、親としてのあり方を、じっくりとお話しいただきました。 参加者の皆さんの真剣なまなざしが、角田先生のお話に関心を持った証です。 子どもと一緒に、私たち親も一歩ずつ成長していけるといいですね。 深い学びの時間を作ってくださった角田先生、本当にありがとうございました。 また、こうした機会を作ってくださる校長先生にも感謝をお伝えします。ありがとうございました。 ★【特別講座】「第5回特別講座」で大人の学び(1)
2/2(月)「第5回親子で学ぶ小牧中特別講座」が開催されました。
今回は、入学説明会の中で「教育講演会」として行われたので、新入学生の保護者の皆さんが多数参加されました。 講師は、おなじみの角田明先生。 演題も、新入生の保護者へのお話しにふさわしく「中学生を持つ親の資格」として、お話をしていただきました。 印象に残ったことを「まとめ」としてご紹介します。 ●「固定観念」との葛藤 角田先生は、息子さんご一家と一緒に暮らしておられます。 ある日、小学1年生のお孫さんと話しているときに、こんな会話があったそうです。 「おじいちゃん、1+1=2だよね」 「どうして?1+1=3だよ」 角田先生いわく、「1+1=2」になるのは算数の場合だけ。 実社会では、一人の力と一人の力を足せば、三倍にも四倍にもなる。 お嫁さんには「おじいちゃん、そんな答えを教えないでください!」とお小言を言われてしまったそうですが(笑)、角田先生のおっしゃることは、皆さんも納得できるのではないでしょうか。 人生は、算数の計算のように、いつでも答えがきちんと出るものではありませんし、簡単にはいきません。 「1+1=2」だという固定観念を持っていると、社会で割り切れない問題に出会った時に混乱してしまいます。 親は、そうした固定観念を子どもに押し付けるのではなく、固定観念に縛られずに子どもと接するべきですよ、ということを角田先生は教えてくださいました。 ●子育てに決まりはない 角田先生は、先ほどの「固定観念」に関連して、「子育てに、こうしなければいけない、という決まりはありませんよ」とおっしゃいました。 最近は核家族で子育てをする世帯がほとんどですから、初めての子育てに不安いっぱいの親は、ネットや本などから情報を集めます。 そこにはあふれるほどの情報がありますから、困ったときの参考にするには、とても役立ちますね。 でもそれらの情報を鵜呑みにして、「こうしなければ」と思いこんでしまうこともあるのではないでしょうか。 「十人十色」という言葉のように、子どもは一人一人違いますし、親だってみんな違います。 百人いれば百通りの子育てがあってもいいのですが、私たちはどうしても「標準」を求めてしまいがちです。 ですから、それが「固定観念」につながっていくのですね。 角田先生の「決まりはないんだよ」という言葉は、「固定観念」に縛られて「標準」を求めてしまう私たちに、大切なことを教えてくださっています。 ●子どもを自慢に思える親になる 子どもは成長するにつれ、自分で考え、世の中の矛盾に疑問を持つようになります。 そうすると、親の言うことを素直に聞かなくなります。いわゆる「反抗期」ですね。 親の考えに従わず、納得できないことには口ごたえもします。 そんな時、「物わかりのよい親のふりをしないで、とことん言い合いをしなさい」と角田先生はおっしゃいます。 子どもは、親の固定観念をぶち壊しにかかるでしょう。 そんな子どもを自慢に思える親になりなさい。 今の親は、子どもに好かれようとし過ぎている。それではダメ。親は、子どもに嫌われてなんぼですよ。 角田先生のこのメッセージに勇気をもらった思いですね。 ★【特別講座】2/2 第5回親子で学ぶ小牧中特別講座
本日(2/2)、新入生の保護者向け「入学説明会」の中で、教育講演会として「第5回親子で学ぶ小牧中特別講座」を開催しました。
ご登壇いただいた角田明先生は、5/23(金)の「第1回親子で学ぶ小牧中特別講座」にもお越しいただきましたし、この時期の教育講演会に3年続けて講演をしていただいている、すっかりおなじみの先生です。 今回も「中学生を持つ親の資格」と題してお話をしていただきましたが、最新のニュースなどもまじえながら、いつものようにとてもわかりやすいお話で、中には耳の痛いこともありますが、子どもときちんと向き合うことの大切さをしっかり教えていただきました。 ご講演のまとめは、後日「PTAの部屋」でご紹介しますので、お楽しみに! 新入生の保護者に混じって、在校生の保護者もたくさん参加してくださいました。 ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。 |
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