最新更新日:2024/05/12
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楽しい大人の学びをご一緒に〜第2回特別講座〜

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「第2回親子で学ぶ小牧中特別講座」の案内チラシが完成しました。
後日、黄色のご案内のチラシを、お子さんを通じて配布します。
右欄の「配布文書」でもご覧いただけます。<a href="「第2回親子で学ぶ小牧中特別講座」の案内チラシが完成しました。 後日、黄色のご案内のチラシを、お子さんを通じて配布します。 右欄の「配布文書」でもご覧いただけます。<swa:ContentLink type="doc" item="13786">(こちら)</swa:ContentLink>

今回の講師は、愛知教育大学の飯島康之先生です。
iPadを使った、楽しい数学体験ができます!

小牧中の保護者、生徒でなくても、どなたでも大歓迎です。

事前申し込みは必要ありませんので、皆さまお誘い合わせの上、どうぞ小牧中へお越しください。


● 日時・会場

7/5(土) 16:00〜17:30
小牧中 多目的室(正門側の2階の玄関からお入りください)

● 講師

飯島 康之 先生(愛知教育大学数学教育講座教授)

【特別講座】第1回特別講座で「大人の学び」(2)

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5/23(金)「第1回親子で学ぶ小牧中特別講座」のまとめの第2回です。


●家族から家庭へ

角田先生は、「子どもにとって、家はガス抜きの場所。学校ではきちんとしていても、家では全然いう事を聞かなくて、というのは当たり前の話」とおっしゃいました。

昔は、三世代や四世代が同居し、仕事で忙しい親に代わって、祖父母や曽祖父母が子供の面倒を見る、ということが普通でした。

親にこっぴどく叱られた子どもは、祖父母の部屋に逃げ込んで避難し、親も子も心を落ち着かることができました。

また、物事には順序があり、老いた者はやがて亡くなります。

大家族の中で、「身近な大人の死」を経験していくことは、子どもにとって「死」を理解する大切な機会でした。

しかし、今では核家族の方が圧倒的に多くなりました。

角田先生は「家族から家庭の時代になった」とおっしゃいました。

「家庭の時代」は、子どもから、つらいときには安心して逃げ込める「心のふるさと」と、「死を理解する機会」を奪ってしまったのかもしれません。


●親と子のコミュニケーション

角田先生が一冊の本を紹介してくださいました。

松山三四六さんが書かれた「クマンバチと手の中のキャンディ」という本です。

著者の松山さんは、柔道でオリンピックを目指していましたが、度重なるけがのため柔道選手の道を諦め、現在はラジオのパーソナリティや歌手活動をされながら、全国の小中高校を回り、講演活動をされています。

ご自身の半生から、子どもたちへ強いメッセージを送り続けておられます。

そして、松山さんは、子どもたちだけでなく、私たち親に対しても本の中でメッセージを書かれています。

その一節を紹介されながら、角田先生は、私たちに「コミュニケーション」について教えて下さいました。


文中に「向き合うか、背中を見せるか」と書かれています。

角田先生は
「子どもに媚を売るな。ありのままの自分を見せればよい」
「真剣に生きることが大切。自然のままに生きればよい」
とおっしゃいました。

「向き合う」ことばかりにこだわらず、「背中を見せる」ことも必要なことなのですね。


「コミュニケーション」とは、「人間関係調整能力」で、これは子どものうちに培うもの。

なんでも子どもの要求を受け入れることではなく、いいことも悪いことも、たくさん経験して、自分で身に付けていくもの。

自己主張ばかりではなく、他の主張も聞きながら、さりげなく自分の意見も伝えていける力がコミュニケーション力(りょく)。

角田先生から教えていただきました。


私たちは「子どものため」と思って、先走りしがちです。

それは「実は子どものためになっていないのかもしれない」と一度立ち止まって、自分自身を振り返る時間を、角田先生にいただきました。

大人たちも、子どもたちに負けないように、さまざまに学びながら「コミュニケーション力(りょく)」を磨いていきたいものですね。


今回も、角田先生から、たくさんの学びをいただきました。
ご無理をお願いしましたが、快く講座を引き受けていただいたことに、心から感謝いたします。
角田先生、本当にありがとうござました。


また、ご参加いただいた保護者の皆さま、先生方にも、お礼を申し上げます。
ありがとうございました。
次回も、よろしくお願いいたします。


【関連記事】

●文屋e-田園ネット 「クマンバチと手の中のキャンディ」

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【特別講座】第1回特別講座で「大人の学び」(1)

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5/23(金)「第1回親子で学ぶ小牧中特別講座」が開催されました。
講師は、昨年度の第1回でもご登壇いただいた角田明先生です。
今回も、角田先生から、「親として子どもとどう接するべきか」ということを「コミュニケーション」の意味と合わせて、教えていただきました。
印象に残ったいくつかを、ご紹介します。


●「子どもをほめる」で感じる違い

「とてもご立派なお子さんですね」

こう言われて、うれしくない親はいません。お世辞だとわかっていても、親にとっては、わが子をほめられるのは、とてもうれしいことですね。

一方、学校の先生はどうでしょうか?

「とても立派な生徒さんですね」

こう言われた先生は、ちょっとガッカリしてしまうそうです。
それは、先生としてのプライドが傷つくからだそうです。

同じように「子どもをほめる」という場面で、このように感じ方の違いがあるのはおもしろい見方ですね。


親は、子どもをほめられることで、自分がほめられたような気持ちになります。「立派な子どもを育てたのは私」と思うことで、自分が認められた思いを持つのですね。

それは、普段どれだけ育児をがんばっても、家事をがんばっても、なかなか評価されないお母さんにとっては、本当にうれしいことでしょう。

しかし、「ほめられる子ども」に仕立て上げることが、「育てる」ということではない、と角田先生から教えていただきました。


●「きれいごと」ばかり

聞き分けのよい子どもは、はたから見れば「よい子」に見えます。

親はすぐに子どもに「何が食べたい?」「何がしたい?」「どこへ行きたい?」と、なんでも子どもに聞きます。

子どもの要求に応えていれば、子どもは駄々をこねることはありませんから、「聞き分けのよい子」に見えますね。

私たち親は、このように「子どもに気付かされる」「子どもから学ぶ」といって、子どもの意見を聞いているつもりでいます。

「それはおかしい。『大人が子どもに教える』のだ」と角田先生はおっしゃいました。

「みんな、きれいごとばかり。どうして子どもにやりたいことを聞くのか」と角田先生に問われ、参加者からは「うーん」とため息が漏れました。


「子どもから学ぶ」という響きのよい「きれいごと」に、私たちは逃げているのかもしれません。

いつも子どものしたいようにさせることで、私たちは、子どもが学ばなくてはならない大切なこと「我慢すること」を学ぶ機会を奪っているのかもしれませんね。


●しつけができていない子どもたち

角田先生は、退職される前、小学校の校長先生をされていました。

そこで強く思ったことは「低学年が一番大事」ということだそうです。
ですから、低学年にきちんと指導ができるベテランの先生を配置した、とおっしゃいました。

ふつう、高学年は難しい年頃に差し掛かってくるので、高学年に厳しい先生がつかれるのだろうと考えますが、角田先生が「低学年が一番大事」とおっしゃる理由は、意外なことでした。

それは、「しつけができていない」子どもが多すぎる、ということでした。

「席に座る」「先生の話を聞く」「給食は座って食べる」「あいさつをする」「呼ばれたら返事をする」「先生の指示に従う」といった、学校での基本的な行動がまるでできていない子どもがたくさんいるというのです。

学校での教育には限度があります。

無尽蔵に時間があるわけではありません。

角田先生は、そうした基本的な行動は、「学校で教えるようなことではなく、家庭のしつけで教えることだ」とおっしゃいました。

そうしたことを「家庭でのしつけ」と理解している親が、少なくなってきているのかもしれません。

ですから、角田先生は在任中に「親塾」を開いて、親に対して「教育」をされてきたのでしょう。

学校は、親も教育しなければいけない時代なのですね。

皆さんは、どうお考えになりますか?

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